たくましく成長できる!若いうちに“海外で仕事”のすすめ

握手

以前、「日本国内で英語を使用するばかりではなく、海外に旅に出て、習った英語をどんどん使おう」という話をしましたが、今度はそこから一歩先へ。

 

海外で仕事をしてみませんか?

 

人生で一度くらいは日本以外の国で働く経験をしてみるのも楽しいものですよ。

旅行や留学以外の海外体験がたくましく生きる力を育てる

空港

私は学校を出たあと、すぐに海外で働く機会に恵まれました。主にヨーロッパです。そして、短期・長期を問わず、世界各国に何度も出張しました。今のようにネットも携帯電話もない時代。一度、国外に出てしまうと日本との接点はなく、その国にどっぷりと浸って過ごすことになります。

 

私が生まれて初めて暮らした外国はアメリカですが、初めて働いたのはイタリアでした。30年近く前のことです。当時のイタリア人のイメージといえば「あまり働かず、恋愛に夢中」といった感じでした。確かに、イタリアの人たちはアモーレを大切にします。しかし、私が一緒に仕事をしていた人たちは、とても仕事熱心でした。イタリアは、家族ビジネスの多い国です。家族総出で会社を切り盛りしている取引先がたくさんありましたが、彼らはいつも楽しそうに仕事をしていました。「仕事は楽しくするものだ」「楽しい仕事だと一生懸命になれる」という今の私の仕事に対する基本的な考え方は、その頃の経験からきているのかもしれません。

 

イタリアでは、毎朝、オフィスに出社する前に、お気に入りのバールに立ち寄り、エスプレッソやカフェラテと甘いパンをいただく、それだけのことでもウキウキしていたことを思い出します。また、同僚とのランチタイムも楽しみでした。生ハムやモッツァレッラを初めて食べたときの感動は忘れられません。ランチタイムには「次の休暇では●●に行く」という話をよく聞かされたものです。イタリアの人にとっては休暇が人生の中でも大きな位置をしめていて、郊外や海辺に小さなセカンドハウスを持っているのがわりと一般的だったりするのも新しい発見でした。

 

ただ、もちろん仕事ですから、ときには嫌なことや辛いこともありました。わざと私にはわからないイタリア語で話されたり、輪に入れない雰囲気だったり。仕事は英語で間に合いましたが、会話に入りたいという一心で、毎日イタリア語の勉強もしました。働くことを「社会勉強」とも言いますが、知らない土地で仕事をするということは、学校での勉強や旅行で得られる経験とはまた違った、その国の社会や実生活を知るために最良の方法ではないかと思います。そんな経験が自分の人生を豊かにしてくれたと信じています。

 

そして、私は自身の若いころの経験から、ふたりの息子たちにも「旅行や留学以外の海外体験をしてほしい」と思うようになりました。MTB(マウンテンバイク)の選手になった長男は、15歳の頃からスペインやカナダのチームに参加し、プロスポーツの厳しさを叩きこまれました。日本と世界の両方の舞台を10代の早い時期に経験したことが、今の糧になっているようです。

 

次男は、海外の高校から大学に入る前に、アフリカのタンザニアでインターンとしてしばらく暮らしていました。アフリカの孤児院と病院でのインターン生活で目の当たりにした貧困や医療の遅れといった話は、帰国後に聞かされた私も耳をふさぎたくなるような内容ばかり。

 

私の子育ての目標は、世界中どんな国で暮らすことになっても、たくましく自分の生活を切り開いていける人に成長させることでした。そのために必要なのは、なるべく若いうちから「世界共通語の英語で意思疎通ができるようになること」、そして、「旅行や留学以外の生活体験を複数の国で経験しておくこと」だと考えていました。

ワーキングホリディビザやインターンシップ制度を利用しよう

パスポート

英語の勉強をしている若い方々には、短期でも構いませんので、海外の国で働いてみることをおすすめします。

 

今なら、ワーキングホリディビザで気軽に渡航してアルバイトすることが可能ですし、少し調べれば、海外にある企業のインターンを斡旋してくれるところも見つかります。現地の企業に入って、しっかりと仕事としてみたいという人は、ぜひインターンシップ制度を利用して海外で働いてみてください。

 

いずれにせよ、旅行や留学では見えなかったものに、きっとたくさん出会えるはずです。

渡航前の英語の勉強は絶対に欠かせない

英語

海外での滞在を意義のあるものにするためには、渡航前の英語の勉強は絶対に欠かせません。英語で意思疎通ができなければ、海外での仕事には大変な困難が付きまとうからです。

 

英会話学校には、実践のためのクラスや海外で働きたい人のためのクラスもあります。同じような目的を持つ仲間と勉強すると、より意欲が高まるのではないでしょうか。

 

筆者:岡本きよみ/PRディレクター
株式会社Harris PR & Consulting Office代表取締役。PRディレクターとして主にライフスタイルブランドの広報活動に関わる。米国の高校を卒業後、日本の大学に進学。専攻は英米語、言語学。JTB、日航のアウトバウンド・インバウンド業務に従事した後、出産を機に、P&Gファーイーストインク(当時)に転職。広報渉外部および研究開発部に10年間勤務の後、家族とともにニュージーランドに滞在。帰国後、外資系ホテルの広報、外資系PR会社のヴァイスプレジデントなどを経て、現職。

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