お酌は不要?日本と欧米の職場の飲み会の違い

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最近、日本社会では職場の飲み会をネガティブにとらえる若者が増えているようです。酔ってグダグダと話す上司や取引先に男性はうんざり、酔っぱらいのおじさんの相手に女性はうんざり、といったところかもしれませんね。

 

日本の飲み会といえば「とことん飲みましょう!」といったイメージがあるのは私だけではないと思いますが、では、ところ変わって、海外のビジネスシーンにおいてはどうなのでしょう?

 

今回は、日本と海外(主に欧米)における職場の飲み会の違いについて考察します。

仕事が終わればプライベートな時間!飲み会で仕事の愚痴はマナー違反!

まず、欧米では「仕事が終ればプライベートな時間」と考えられているため、日本のように「仕事帰りに夜な夜な仕事関係の人とお酒を飲む」といった習慣はあまりありません。ただ、歓迎会や送迎会、取引先の人と一緒にディナーをともにすることも、もちろんあります。

 

例えば、チームや部内での飲み会では、会社外のレストランや会場でのパーティーの場合、一度自宅に戻って着替えてから参加することも少なくありません。仕事仲間でのパーティーのため、日本であれば仕事の話や愚痴になりがちですが、アメリカなどの国ではビジネスタイムが終ったあとは仕事の話をしない人がほとんどです。週末や休暇の過ごし方や、家族のこと、趣味の話などが中心で、逆に言えば、仕事の愚痴などはマナー違反とも言えます。

 

欧米社会でも「仕事帰りにちょっと一杯」というのも無いわけではありません。日本でも見かけるようになりましたが、欧米では「ハッピーアワー」というのが定着していて、会社のチームや部内の「帰りにちょっと一杯」というのは、16時くらいから18時くらいまでの「ハッピーアワー」に開かれることも多いです。18時には解散し、それぞれ帰宅。やはり、家族との時間が優先される社会なのです。

 

ちなみに、ヨーロッパのラテン系の国では、遅くまでレストランやバーがにぎわっていますが、「会社の集まり」なんて人はまず見かけません。みんな家族や友人などと楽しんでいます。

泥酔は絶対NG!大切なポジションや仕事上の信頼も失うかも……

なお、日本では当たり前の上司や同僚へのお酌ですが、これはビックリされるので止めた方が良いでしょう。着席の場合は、お店の人にお願いします。もし、立食やビュフェ形式であれば、それぞれ自分でバーカウンターに行くなり注文するなりが一般的です。

 

そして、どんな飲み会でも絶対に許されないのは、ぐでんぐでんに酔っぱらうこと。お酒の席での失敗や失言は日本では大目に見られますが、欧米では明確な失点です。大切なポジションや仕事上の信頼も失うことになるでしょう。

 

私が外資系企業に勤めていた当時のアメリカ人の上司は、郷に入れば郷に従えで、日本的な飲み会にもよく参加してくれていました。ただ、どれだけ遅くまで飲んでも、ひとりだけ次の日もきちんと7時に出社していたのです。その会社はフレックスタイム制だったこともあり、飲み会の次の日は二日酔いのために10時くらいに出社するメンバーが多かったのですが、あまり良く思っていないのは彼の言動から明らかでした。外国人の上司と働く際は、注意した方が良いかもしれません。

お酒を飲めば英語でのコミュニケーションが活発に!でも、飲み過ぎ注意!

お酒が入ると、普段よりスムーズに英語でコミュニケーションを取れることも多々あります。

 

仕事関係で外国の人とお酒を飲む席はリラックスして親交を深める良い機会ですが、飲み過ぎて失敗しないようにしたいものですね。

 

筆者:岡本きよみ/PRディレクター
株式会社Harris PR & Consulting Office代表取締役。PRディレクターとして主に食、旅、美容、ウェルネス、カルチャーなどの広報活動に関わる。米国の高校を卒業後、日本の大学に進学。専攻は英米語、言語学。JTB、日航のアウトバウンド・インバウンド業務に従事した後、出産を機に、P&Gファーイーストインク(当時)に転職。広報渉外部および研究開発部に10年間勤務の後、家族とともにニュージーランドに滞在。帰国後、外資系ホテルの広報、外資系PR会社のヴァイスプレジデント、アメリカ政府観光機関のPRディレクタ―などを経て、現職。

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