海外のイベントをのぞき見!スペイン「トマト祭り」

  • Facebook
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「海外のイベントをのぞき見!」と題して、世界各国のイベント・お祭りをご紹介する本企画。今回は、スペインの「ラ・トマティーナ(La Tomatina)」、通称「トマト祭り」をご紹介します。

 

トマト祭りの始まりは古く、1940年代に始まったと言われていますが、そもそもの起源はよくわかっていません。諸説ありますが、最も有名なのが、1945年にもみ合いの喧嘩になった若者が近くの八百屋からトマトを取って相手に投げつけた、という説です。こんな些細な“事件”が、大きなお祭りになるなんて、なんともラテンなノリですね!

 

現在は世界中から人が集まる人気イベントになったため、参加者を2万人程度に制限しているようです。日本のテレビ番組で放送されたこともあり、日本人観光客は年々増え続けているようですが、私が訪れた数年前はオーストラリアなどの英語圏の観光客もたくさん来ていました。

トマト祭りの開催日は毎年8月の最終水曜日。当日の早朝に現地入りするのが賢明

トマト祭りが開催されるブニョール(Bunol)は、バレンシアからは電車で約1時間のところにある小さな村。電車は1時間に2本ほど運行しています。

 

トマト祭りの開催日は毎年8月の最終水曜日と決まっていて今年は8月30日。日本からも旅行社がツアーを組んでいて、それを利用して訪れる人も少なくありません。他には、現地発のバスツアーで乗り込むのも一案。個人で参加する場合、入場券は10ユーロほどでオンラインから事前に購入可能です。

 

このトマト祭りには前夜祭があり、屋台や飲み屋、移動遊園地などが並び、地元の人たちも繰り出して楽しみますが、村に宿泊施設はあまりありません。この時期は予約も取りにくいため、当日の早朝に現地入りするのが賢明かと思います。

昨年のトマトの量は160トン!スマホやカメラの防水ケースは必須

トマト祭り当日の朝は「パロ・ハボン」と呼ばれるイベントから始まります。パロ・ハボンとは「石鹸棒」という意味で、朝9時頃、石鹸が塗られた木の棒が立てられ、その先端には生ハムが括り付けられています。その生ハムを目がけて多くの人が棒をよじ登り始めますが、周りから水が放水されたりして結構な騒動になり。生ハムを取った人は、その日の英雄となります。

 

その後、村役場の号砲を合図にトマト祭りがスタート!トマトを積んだトラックが数台、広場を中心に走り、荷台から村役場の職員たちがトマトを投げ始めます。それを参加者たちが拾って互いに投げてぶつけ合うという、ただそれだけなのですが、なんともすごい迫力でした。

 

私は何となく怖いのと、トマトにまみれるのがイヤで、積極的にトマト投げには参加せずに遠巻きに見物していたのですが、それでもトマトまみれになりました。ちなみに、昨年のトマトの量はなんと160トン。なんだかもったいないと思うのは、私だけでしょうか(笑)

 

なお、会場には「荷物預かり」ブースがあるので、荷物は有料で預かってもらうことができます。もし、スマホやカメラを使用するなら防水ケースは必須。ゴーグルもあった方が良いでしょう。終了後は、全身をきれいに洗うこともできるので、着替えもお忘れなく。

食文化が日本人に合うスペインは、世界各国から旅行者が訪れる国

スペインは、食文化が日本人にとても合う国なので、スペイン料理やスペインの食材が好きで訪れる人も多いでしょう。かくいう我が家も、スペイン料理が大好きなので、夏の旅行の候補先に挙がります(今年も長男は、先月からスペイン近辺をレンタカーで旅しています)。

 

そして、日本人のみならず、スペインは世界各国から旅行者が訪れる国です。スペイン語がわからなくても、英語が使えれば世界各国の旅行者と交流ができますし、よりいっそうトマト祭りなどのイベントを楽しめるのではないでしょうか。

 

筆者:岡本きよみ/PRディレクター
株式会社Harris PR & Consulting Office代表取締役。PRディレクターとして主に食、旅、美容、ウェルネス、カルチャーなどの広報活動に関わる。米国の高校を卒業後、日本の大学に進学。専攻は英米語、言語学。JTB、日航のアウトバウンド・インバウンド業務に従事した後、出産を機に、P&Gファーイーストインク(当時)に転職。広報渉外部および研究開発部に10年間勤務の後、家族とともにニュージーランドに滞在。帰国後、外資系ホテルの広報、外資系PR会社のヴァイスプレジデント、アメリカ政府観光機関のPRディレクタ―などを経て、現職。

  • Facebook
  • このエントリーをはてなブックマークに追加