TOEIC(R) L&Rテスト攻略に欠かせない“無冠詞”の4つのパタ…

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英語の名詞の前に付く冠詞は、大きく分けて「the(定冠詞)」「a/an(不定冠詞)」「付けない(無冠詞)」の3つがあります。「the(定冠詞)」「a/an(不定冠詞)」の使い分けはできても、「付けない(無冠詞)」には戸惑うこともしばしば。

 

例えば「I go to the school.」と「I go to school.」の違い、説明できますか?

 

今回は日本人の苦手な“無冠詞”をフィーチャーしました。

無冠詞のパターン1:名詞の前に所有代名詞など“冠詞相当語”が付く場合

名詞の前に付く「the」は、不特定多数の一般的なものに付く「a/an」とは異なり、特定のものを限定する場合に使います。

 

・This is a pen./これは(不特定多数のひとつの)ペンです。
・This is the pen./これは(話題にしていた、まさにその)ペンです。

 

一方、my(私の)やhis(彼の)といった所有代名詞も、「the」と同じように特定のものを限定する意味が含まれます。これら“冠詞相当語”が名詞の前に付く場合、意味が重複する「the」は省かれて無冠詞になります。

 

×This is the my pen. 
×This is my the pen. 
〇This is my pen.

 

※主な冠詞相当語:
所有代名詞(my、his、Tanaka’s、Japaneseなど)、指示代名詞(this、that、these、those)、疑問代名詞(which、whoseなど)、一部の不定代名詞(any、another、eachなど)

 

【注意!】
teacher’s(先生の)やmother’s(母の)といった所有格が普通名詞の場合、所有格の普通名詞に冠詞が付くため、一見、修飾する名詞に冠詞がついているように見えます。

 

×This is teacher’s pen. 
〇This is the teacher’s pen.

 

このときの「the」は、「pen」ではなく「teacher」に付く冠詞で、「pen」自体は文法通り無冠詞です。「これはその先生のペンです」と日本語に訳すとわかりやすいかもしれませんね。

無冠詞のパターン2:名詞を具体的に“見る”ことができない場合

「I go to the shop by car.(私はその店へ車で行きます)」の「car」は無冠詞を用い、「by the car」「by a car」にはなりません。このときの「車」は手段を意味し、手段は具体的に“見る”ことができないからです。

 

以下の例文は、どちらも誤りではありませんが、意味が異なります。

 

(1)I go to the bed. → 私はそのベッド(のある場所)に行く。
(2)I go to bed. → 私は寝る。※ベッドは寝るための目的

 

(1)「the」「a/an」→具体的に見える
(2)「無冠詞」→具体的に見えませんが、日本語訳のポイントになります。

 

ちなみに、記事冒頭の「I go to the school.」と「I go to school.」の違いは、以下のとおりです。

 

(1)I go to the school. → 私は学校(という建物)に行く。
(2)I go to school. → 私は学校(の授業を受け)に行く。

 

※無冠詞でよく使う“見る”ことのできない名詞:
【手段】
・交通:by(car / bus / train / bicycle / ship / land:陸路で / air:空路で / sea:海路で など)、on foot:徒歩で
・通信:by(e-mail / fax / phone / mail / letter など)

 

【目的】
・建物・場所:go to (school / college / work / bed:寝る / class:授業を受ける / church:礼拝する / court:裁判に訴える / prison:服役する / sea:出航する など)、at(school:学校で・授業中 / home:在宅 / table:食事中 など)
・食事:have(breakfast / lunch / dinner など)

無冠詞のパターン3:特定で単数の国名や地名

国名(Japan、Franceなど)や都市・町名(Tokyo、New Yorkなど)、ひとつの山名・湖名(Mount Fuji、Mount Everest、Lake Biwaなど)や小さな湾名Tokyo Bayなど、島名(Awaji islandなど)や大陸名(Asia、Europeなど)は無冠詞です。

 

しかし、地域、森や山脈、川や海や大きな湾、半島や列島や砂漠など、集合的・全体的に示したい場合は「the」がつきます。

 

例:地域名(the Far East:極東、the Westなど)、山脈名(the Alps、the Himalayasなど)、森名(the Black Forestなど)、川名(the Tone、the Nileなど)、海名(the Pacific:太平洋、the Sea of Japan:日本海 など)、大きい湾名(the Persian Gulf:ペルシア湾 など)、半島名(the Arabian Peninsula:アラビア半島 など)、列島名(the Japan Islands:日本列島 など)、砂漠名(the Sahara Desert など)

 

国名も基本は無冠詞ですが、複数形の場合や普通名詞がある場合は「the」がつきます。日本(Japan)は無冠詞ですが、アメリカ(he United States)に「the」が付くのはそのためです。

無冠詞のパターン4:よく使う慣用表現の場合

そのほかにも、無冠詞は慣用表現でよく登場します。その中から代表的なケースをピックアップするので覚えておくと良いでしょう。

 

・名詞が一般的なものごとを指す場合
例:Cheese is made from milk.(チーズはミルクでできている)

 

・常に複数形で表現する場合
例:shake hands(握手をする)、make friends(友だちになる)、change trains(列車に乗り換える)

 

・2個の名詞が接続詞や前置詞で対句になっている場合
例:brother and sister、night and day(夜も昼も)、face to face(向かい合って)、day by day(日ごとに)

 

・時の表現
例:at noon(正午に)、before morning、by night(夜までに)

 

いかがでしょう?無冠詞について理解できましたでしょうか?冠詞はもともと日本語にはない概念であるため、慣れるまで時間がかかるかもしれません。しかし、TOEIC(R) L&Rテスト攻略に冠詞を理解することは不可欠。無冠詞の使い方をはじめ、冠詞の理解を深めることがTOEIC(R) L&Rテストのスコアアップにつながります。

 

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筆者:児島奈美/トラベルライター
旅行雑誌やWEB等で、国内外問わず現地へ足を運び取材・撮影を行う。得意分野は、旅のルポ、グルメ取材、人物インタビューで、渡航した海外はプライベートを含め約40か国。雑誌立ち上げのために約3か月、ベトナムに滞在したほか、プライベートで欧州周遊(約3か月)、米国横断(約1か月)、東南アジア周遊(約3週間)、米国滞在(約1年)の経験も持つ。実践の場で英語を使うことが多く、「英語はツール」をモットーに、わかりやすく使える英語を心掛けている。

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