TOEICはどう変わる?押さえておくべきポイントを解説

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英語のコミュニケーション能力を測るテストとして、1979年に始まったTOEICテスト。そのTOEIC の出題形式が、2016年5月より10年ぶりに変更されます。

 

今やTOEICは、就職や転職、昇進などで最も重要視されている英語系の資格であるため、気になる人も多いことでしょう。

 

今回は、主な変更点やチェックしておくべき項目をまとめてみました。

テストの難易度や実施方法は変わりません

 

以前から出題形式が一部変更になると話題になっていましたが、2016年5月29日(日)の公開テストから、いよいよ新しい設問で実施されることになりました(申込締切:コンビニ端末 4月11日(月)24時まで、インターネット4月12日(火)15時まで)。

 

最も気になる難易度ですが、それは「変わらない」とのこと。ひと安心ですね。

 

公式認定証のリスニングのAbilities Measured(項目別正答率)欄において、「フレーズや文から、話し手の目的や暗示されている意味が理解できる」という項目が新しく加わりますが、「グローバルビジネスにおいて必要とされているコミュニケーション能力が備わっているということを証明」というTOEICテストの本質は変わらず貫かれます。

 

また、時間などの実施方法も従来通りで、クオリティや総合的なスコアにも影響はないため、テストの新旧に関係なく点数を比較することができるそうです。

 

このように、一部変更といっても、今まで頑張ってTOEICに向けて勉強してきた人、普段からビジネスで英語を使っている人などは必要以上に恐れる心配はないでしょう。

リスニングでは会話問題が増える。リーディングでは?

 

では、具体的にどう変更されるのでしょうか? 

 

リスニングセクションでは、パート3(会話問題)の会話のフレーズに、近年の日常会話でよく使われている省略形(going to→gonnaなど)や、文の一部分(Yes, in a minute、 Could you?など)が含まれるようになります。ほかにも、3名での会話問題、図と関連づけた問題、話し手の意図をつかむ問題が、新たに加わる予定です。

 

そして、問題数のトータルは今まで通りであるものの、パートによって下記のように増減します。

 

【旧新テストの問題数の変更】
・パート1(写真描写問題)
旧10問→新6問
・パート2(応答問題)
旧30問→新25問
・パート3(会話問題)
旧30問→新39問
・パート4(説明文問題)
旧30問→新30問

※トータル:旧100問→新100問

 

また、リーディングセクションでは、スマホなどで交わされるショートメッセージや、複数人がチャットでやり取りを行う設問が加わります。

 

さらに、パート6(長文穴埋め問題)において、従来の単語や句の穴埋めに加え、文自体を空欄に埋める問題が登場し、パート7(解読問題)では設問数が増え、関連する3つの文書を読んで理解する内容が新たに追加されるようです。

 

リーディングセクションにおいてもリスニングセクション同様に、問題数のトータルは変わりませんが、パートによって下記のように増減します。

 

【旧新テストの問題数の変更】
・パート5(短文穴埋め問題)
旧40問→新30問
・パート6(長文穴埋め問題)
旧12問→新16問
・パート7(解読問題)
1つの文章:旧28問→新29問
複数の文章:旧20問→新25問

※トータル:旧100問→新100問

新しいTOEICは、より現在のビジネスシーンに即した内容に

 

新しいTOEICは、チャットの会話スタイルが設問で出題されるなど、より現在のビジネスシーンに即した内容になりそうですね。

 

新テストの本格的な攻略本が出版されるのはしばらくかかりそうなので、変更後の新しいTOEICにいち早く慣れたい人は、TOEICテストを主催する国際ビジネスコミュニケーション協会が出版する新形式に対応した公式問題集で勉強するか、英会話スクールなどを利用すると良いでしょう。

 

筆者:児島奈美/トラベルライター
旅行雑誌やWEB等で、国内外問わず現地へ足を運び取材・撮影を行う。得意分野は、旅のルポ、グルメ取材、人物インタビューで、渡航した海外はプライベートを含め約40か国。雑誌立ち上げのために約3か月、ベトナムに滞在したほか、プライベートで欧州周遊(約3か月)、米国横断(約1か月)、東南アジア周遊(約3週間)、米国滞在(約1年)の経験も持つ。実践の場で英語を使うことが多く、「英語はツール」をモットーに、わかりやすく使える英語を心掛けている。

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