関西学院大学から国連でインターン後大学院へ進学!

みなさまOngeipi!オンゲイピ!(アフリカ大陸ナミビアの言葉でHow are you?)
本日は日米三宮校のYさんへインタビューをさせていただきます!
- インタビューのご協力ありがとうございます!
Yさんは関西学院大学総合政策学部より国連でボランティアをされた経験をお持ちですよね。まずはどういった流れで関学さんから国連でボランティアをすることになったのか教えてください。 -
高校生の時から国連で働きたいと考えていました。
関学に入学する前に、「国連ユースボランティア 」という学生を開発途上国の国連諸機関にユースボランティアとして派遣をしてもらえるチャンスがあることを知り、入学を決めました。
大学1.2年生の時から国連に関する知識を学ぶ授業に参加し、3年生の時に学内選考を通過し、その後、国連の派遣先機関との書類選考と面接に合格をしました。 - 学内選考はどんな内容だったのですか?
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志望理由を英語で書いたり、GPA(学校の成績)もみられたりするので学校の成績をキープすることも大切でした。そこまでが学内書類選考でした。
それに通過すると、次はボランティアで自分はどのように貢献できるのかをテーマにした英語のプレゼンテーションの発表が必要で、それに日本語と英語の質疑応答、面接がありました。 - 色々な段階を踏んでもぎ取ったチャンスだったのですね!
書類選考や面接は英語でしたか? -
はい。英語でした!
CV(履歴書)やカバーレターの作成は英語で作成することが必要でしたし、面接も英語が必要でした。
CVやカバーレターの作成、面接練習は日米のプライベートレッスンで教えてもらいました。
先生がわかりやすく要点を伝えてくれましたし、国連ボランティアが決まった後も現地の方とのやり取りで必要なメールの作成も手伝ってもらいました。 - 日米のプライベートレッスンがお役に立てたならとても嬉しいです。
実際に行かれた国はナミビアですよね?
アフリカにある国、ということはわかるのですがどんな文化や特徴を持った国なのですか。 -
ナミビアのUNFPA(United Nations Population Fund国連人口基金)でボランティアをしたのですが、ナミビアという国は、失業率がかなり高く、貧富の格差等に課題を抱えている国のひとつです。
人口密度も世界で2番目に低く、300万人をようやく突破したところですが若者が多く、ナミビア初の女性大統領が誕生したりと、これからが楽しみの国でもあるのです。
世界最古の砂漠を持つ国でもあり、大西洋に面しているので海もキレイなところや、ドイツに植民地化されていた歴史もあった分、ヨーロッパの建物や街並みを感じることもできたり、魅力は沢山です! - ナミビアのUNFPAではどんなことをされましたか。
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UNFPA(国連人口基金)がどんなことをしているのか発信していく為にSNSの運営を主に任せていただきました。UNFPAがSDGsのゴール5にどのように貢献しているのか、現地でどのような成果を挙げることができたかに着目して取り組みました。
プロジェクトの受益者に英語を使ってインタビューをすることもありました。
貧困層の実態を目の当たりにし、自分が行っている広報活動が受益者にどのような影響を与えているのかについて一時期悩むこともありましたが、現地の方との距離を近づけるためにも現地語を積極的に学ぶなど工夫もしました。 - 現地語も使われたんですね!現地の言語を伝えることって相手のことをリスペクトしていると表現できる一つの素敵な方法でもありますよね。
国連でボランティアとして働くという経験をされて良かったな、と振り返って感じられることは何でしょうか。 -
本来、国連に働くには修士号をしっかりと持っていて、更に実務経験があった人のみが働ける環境です。それなのに学生の身で、最前線に行ってボランティアとして貢献できたことは本当に大きな財産だったと思います。
大学の講義でただ知識を学ぶことだけに留まらず、現地での体験を通して、理論理解+実践の両方ができた!という実感は本当に貴重な体験でした。
国連への憧れや理想を持つだけではなく、5カ月のプログラムで「実際に働くとはどういうことか」を自分の目で見て感じることができたのは、とても意味があったと思います。また、国連で働くことを将来的に目指すうえで、現場で実際に働く国連職員から学生時代に求められている能力や経験が求められているかを直接聞き、対話することができたことも、将来自身が身に付けるべきスキルなどの具体的なビジョンを描く大きなきっかけになりました。
- IELTSのレッスンを日米で受けていただいてどんなことをレッスンで学んでいただけましたか。
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そもそもは関学の総合政策学部に入学するためにTOEFL®テストを学ぶ為に日米に入りました。IELTSは大学に入った際に交換留学をするのもいいな、と考えていたので関学に入学してからはIELTSの勉強へ切り替えました。
参加資格の中にも「派遣者選抜時にTOEFL ITP®500点以上(TOEFL iBT®テスト61点もしくはIELTS5.0点、TOEIC®テスト630点)以上の英語力を有することが望ましい」と記述がある通り、自分はこれくらいの英語力があるとCVの中でも示すことは必要だと思っていました。IELTSのスコアは6.5を取ることができたのでCVにもスコアを記載することが出来ました。 - Yさんをみていると、英語をただ身に付けられている、というだけではなくお持ちのスキルやお人柄を活かした生き生きとした英語を使われているのだと感じています。
英語へのモチベーション維持のためにされていること等あれば教えてください。 -
モチベーション維持・・・難しいですが、今振り返ってみると、英語に興味を持ち始めたのは子どもの頃にヨーロッパ旅行へ行った時でした。その時に、純粋に海外って素敵だな、かっこいいなと、海外の生活に憧れ始めたんです。
いつか自分も海外で活躍できるようになりたいな、と思ったことを覚えています。そう思うと、自然と英語を勉強するようになり、気づけば英語が1番好きで得意な教科にもなっていきました。
そこから、英語を知っているだけではなく、きちんと話せるようになりたい!その為にはしっかりと学ぶことが必要だなと改めました。関学の総合政策学部であれば入学してから本格的に授業が始まる前にTOEFL®テストを受けないといけなかったので、TOEFL®テストを学ぼうという目標ができました。
その次はTOEFL®テストのスコアを達成すれば英語の授業が免除になると知り、TOEFL®テストの高スコアを目指そう!と新たな目標をつくりました。そして国連ボランティアに入るために面接練習をしよう、IELTSを取得しようと・・・
なりたい自分になる為に毎回新たな具体的な目標をつくるようにしました。それらの目標が英語を学び続ける姿勢を崩さなかったのかもしれません。 - 英語を自由自在に操るYさんもまずは憧れからのスタートだったんですね!憧れで終わらずに目の前の目標を突破していったからこそモチベーション維持をすることが出来たこと、とてもよくわかりました。
最後に沢山の可能性をお持ちのYさんの今後の進路や夢をお話ください! -
アメリカのジョンズホプキンズ大学の大学院への入学が決まりました。その他、イギリスのサセックス大学院やロンドンスクールオブエコノミクス大学院も合格しましたが、興味のある分野を幅広く学びたいと考え、沢山悩んだのですがジョブズホプキンズ大学院を選びました。
将来はまた国連で働きたい!と改めて思うのか、違ったフィールドにもチャレンジしたくなるのか、それは自分自身でも未知であります。ですが、この夏からアメリカに渡りこれまでの国連ユースボランティアでの経験や、英語学習への道のりを自身の将来に活かしていきたいという気持ちは変わりません。
「真の国際人」へなれるよう今後も努力していきます!!
Yさん、本日は貴重なお話しを本当にありがとうございました!