改定版TOEFL iBT®とIELTSの概要比較

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TOEFL iBT®テストとIELTSはどう違う?

IELTS(International English Language Testing System)は、イギリスやオーストラリアなど英語圏の大学・大学院に留学を希望する外国人学生が、大学での授業についていける英語力を有しているかを評価するためのテストです(アカデミック・モジュール)。
オーストラリア、カナダ、ニュージーランドへの移住を希望する方が仕事や生活をしていく英語力がどの程度あるか測るためにも使われます(ジェネラル・トレーニング・モジュール)。

TOEFL(R)テスト(Test of English as a Foreign Language)とは米国、カナダなど英語圏の大学に留学を希望する外国人学生が大学での授業についていける英語力を有しているかを評価するためのテストで、大学への出願時にスコアの提出を求められることがあります。
現在行われているTOEFL(R)テストは、大半がインターネット形式のTOEFL iBT(R)テストとなっています。(大学などで行われる団体受験の場合は、公的な効力のないTOEFL ITP(R)テストを利用する場合があります)

英語圏の学校への留学をする場合に英語の能力が学校教育を受ける為の基準に達していることを証明する能力試験として、多くの教育機関で使えるIELTSとTOEFL(R)iBT。どちらの試験も認めている留学先を選んだ場合、どちらにしようか迷いますね。そんな方のためにTOEFL iBT(R)テストとIELTSの違いを表にまとめてみました。

 

TOEFL iBT®テスト
2026年1月21日から新形式
IELTS
ETS(アメリカ) 問題作成機関 ケンブリッジ大学英語検定機構、ブリティッシュ・カウンシル、IDP Education(イギリス)
67~85分 試験時間 約3時間(スピーキングテストを別日で設定している日程もあります)
$195
※テスト日の7日前までの申し込み
試験料 ¥25,380(税込)
4技能コンピューターベース
リーディングとリスニングは2つのモジュールを解くアダプティブ方式を採用
アダプティブ方式とは、1つ目のモジュール問題の自分のパフォーマンス(正解率)で2つ目のモジュール問題のレベルが変わる方式
試験スタイル 3技能(スピーキング以外)はペーパー版とコンピューター版があり、スピーキングはインタビュー形式(対面もしくはビデオコール式)
アカデミック要素と学生生活で必要な場面での英語力要素の両方が含まれる 問題内容 アカデミック要素だけではなく日常要素も含まれる
新形式を重点的に解説
リーディング:語彙の穴埋め問題は途中までスペルが記載されているため正解は一つしかなく、語彙力が必要。
リーディング&リスニング:アカデミック関連の問題も出題され、何を示唆しているか、メインテーマは何かなどの読解力は引き続き必要。
ライティング:単語の並び替え問題は文法力を試されることになり、より正確な文法力を身に着ける必要がある。Eメール問題は与えられている状況を理解し、どんなことを書くか想像力を働かせる力が必要で、テンプレートに頼らないイマジネーション力をつける必要がある。
スピーキング:正確に聞き取り発話する単純な問題が以外と難しい。シャドーイングやリプロダクショントレーニングが効果的。
出題形式の特徴 スピーキングセクション以外ではグラフやチャートなどが問題に含まれる。記述式の解答なのでスペルを正しく書く必要がある。リスニングセクションではイギリス英語だけでなくオーストラリア英語やインド英語なども出題される。スピーキングセクションは試験官と1対1での面接形式で、日常会話からディスカッションレベルまで必要。
  • ・各セクションスコア1.0~6.0点(0.5刻み)
  • ・Overallスコア(総合)1.0~6.0点(0.5刻み)
  • ・My Bestスコア(過去2年間で各セクションのベストスコアを合わせた最高スコア)
  • ・72時間以内に採点結果が返却される
スコア表示
  • ・各セクションスコア1.0~9.0点(0.5刻み)
  • ・Overallスコア(総合)1.0~9.0点(0.5刻み)
  • Retake制度が利用可能(オンライン受験が対象で1技能を受験しなおすことができる制度)

TOEFL®テスト・IELTS それぞれのカリキュラム例

日米英語学院では自分の得意・不得意に合わせてクラスをピックアップし、選択して受講できます。タームごとに内容を変更することも可能です。(TOEFL®→IELTSなど)
レッスン形態もプライベートレッスン、グループレッスンを選択したり、組み合わせたりすることができます。通学ペースに合わせて順番にクラスの受講をしていきますので、どれから始めるかもご相談できます。具体的なカリキュラム例をご案内します。

TOEFL iBT®テスト

  • Aさん(大学生)のカリキュラム例
  • 目標交換留学の出願
  • 現在のレベルTOEFL iBT(R)は受験したことがない
  • 目標スコア(新スコア)4.0
  • リスニングが苦手で英会話には慣れていないが受験勉強をがんばったのでリーディング力が高く、カリキュラムから省くことができました。その分苦手セクションのクラスを増やしたり、得意セクションを次のレベルから進めることができました。Note Takingクラス では必須スキルのメモ取りができて実際の留学生活にも役立てられそうです。
  • Bさん(高校生)のカリキュラム例
  • 目標大学のAO入試
  • 現在のレベル(旧スコア)32点
  • 目標スコア(新スコア)3.5
  • 日常英会話を続けてきたので自信があったが、期待したほどスコアが取れない。リーディングの点数が上がらず、ライティングの点数も安定していない。得意なリスニング・スピーキングは初級を飛ばして中級から始めることができ、リーディングやライティングは点数が伸びない原因でもある文法や語彙の対策もできるよう基礎からしっかり始めました。

IELTS

  • Cさん(大学生)のカリキュラム例
  • 目標交換留学の出願
  • 現在のレベルIELTSは受験したことがない
  • 目標スコア5.5-6.0
  • ホームステイの経験もあり人と英語で話すことが好きなので、インタビュー形式でスピーキングテストができることと、コンピューターベースの試験に慣れていないので、ペーパーベースで受験可能な試験の方が自分に向いているとIELTSを選択。
    英語でのエッセイは書いたことがなかったので初級から始め、IELTSの傾向であるグラフや図の攻略、エッセイの基本構造をしっかり身につけました。イギリス英語に全く慣れていなかったのでイギリス英語リスニングでアクセントに慣れ、ディスカッションをたくさんしてコミュニケーション能力を上げました。
  • Dさん(社会人)のカリキュラム例
  • 目標大学院留学
  • 現在のレベルTOEIC®670点
  • 目標スコア7.0
  • 仕事をしながら海外の大学院への留学を目標にどんな勉強を始めたらいいか迷っていたが、IELTSがイギリス以外の国でも広く使えることを知り、勉強を始めることに。
    大学院への出願はハードルも高くなるので早く基準に到達できそうなIELTSを選択。普段から英字新聞などでリーディング力を鍛えたり、英文で仕事のデータをまとめたりしているので試験内容からもIELTSを選択。IELTSの問題を解くクラスだけではなく、速読速聴クラス のシャドーイング、アカデミックリーディングクラス の精読などトレーニングクラスを受講することで効率的にスコアアップを図りました。

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