英検(R)リニューアル【要約】のポイントを押さえよう！｜大阪梅田の英会話スクール・教室 日米英語学院梅田校

英検^®一部リニューアルに伴い、大きく変わるのがWritingです。

【要約】問題は、Writingと言いながらもReadingの要素も入ってきます。書いてある内容に関して、理解する力だけでなく、読解力、要点を素早く見つけて簡潔にまとめる力、正確に記述出来る語彙・文法力が求められます。
日米英語学院では、リニューアルに対応して、【要約】するためのポイントや、どこに注目して、要約をするのか…等、対策の方法をお伝え致します！

実際の問題例と解説を見て行きましょう

2級の出題例

＜英検^®2級要約問題　解説＞

[1]英文の内容を正確に理解しよう。

まずは、英文を最後まで読み、どのようなことが書かれているかを正確に理解することが大切です。内容を取り違えて的外れな要約にならないよう、注意して読んでください。

[2]段落ごとに内容を整理し、それに基づいて要約の大筋を考えよう。

1. 【第1段落】大学生の中には、親と一緒に住む人や、アパートでひとり暮らしをする人がいる。最近はルームメイトと住む人もいる。
2. 【第2段落】その理由は、ルームメイトが得意な分野の宿題に関してアドバイスをしてくれたり、ルームメイトが外国人の場合は、ルームメイトから外国語を教わることができるからだ。
3. 【第3段落】一方、ルームメイトが夜遅くにテレビを見ると、うるさくて眠れないし、掃除を手伝ってくれないルームメイトの場合、一人で掃除をすることになり、時間がかかってしまう。

段落ごとの内容は上記のようになっていて、第1段落にはこの英文のテーマ、第2段落にはルームメイトと住むことのメリット、第3段落にはそのデメリットが書かれています。要約を作る際は、こういった構成を意識して、バランスよく作文していきます。

[3]英文中の単語や表現もいかしながら、必要に応じて、パラフレーズしたり、まとめたりして、英文を作ろう。

ここで気をつけたいこと。

• ①要約の語数が限られていますので、すべての情報を含めることはできません。全体としてうまく内容が伝わるようにするにはどこを削ればいいか、よく検討してみましょう。

  1. 〇 第1段落では、第3文以外は削っても支障なく内容が伝わります。ただし、some of themをそのまま主語にすることは避け、some college studentsなどと書き換えます。
  2. 〇 第2段落では、learn about a foreign language through everyday conversationsと、improve their foreign language skillsをまとめて、learn a foreign language from themなどとすることができます。

• ②具体例をそのまま要約に含めることはなるべく避け、その趣旨をくみ取り、自分の言葉に書き換えたり、要約に支障がなければ思い切って削ってみましょう。

  1. 〇 第2段落のmath or scienceなど具体的な分野名は、要約には特に必要ありません。
  2. 〇 第3段落のstays up late at night and watches TVや、 rarely helps with cleaning the houseは、noisy at nightやuncooperative with houseworkなどとまとめることができます。

• ③that way（そうすれば）、however（しかしながら）などのつなぎ表現を使って、全体としてわかりやすい要約となるように工夫しましょう。

[4] 要約例

These days, some college students choose to live with roommates. That way they may be able to receive help with their studies from their roommates or learn a foreign language from them if they are from abroad. However, they may experience inconvenience if their roommates are noisy at night or uncooperative with housework.