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数字で見る!英検®2級|リスニング

日米講師が2018年の英検®を分析します。

前回は英検(R)準1級を題材にして、英検(R)長文問題の難易度を数値的に分析しました。今回は英検(R)2級のリスニング問題にスポットを当て、その難易度を数値的に見える化してみましょう。例として2018年度第2回過去問を用いて、リスニング問題の発話速度と、問題の選択肢を制限時間内に読むためのリーディング速度の統計分布を調べることにより、英検(R)リスニング問題の特徴を可視化してみたいと思います。

発話速度

発話速度とは1分間に発話される単語数と定義しています(単位は語/分)。
下の表を見てください。


FIG.1では試験問題の第1部(会話)問題における2017年と2018年の発話速度分布をFIG.2では第2部(モノローグ)の2017年と2018年の発話速度分布を比較しました。
発話速度に関する限り英検(R)のリスニングは極めて良くコントロールされており、各回ごとのバラつきは極めて小さいと言えるでしょう。
ちなみに、TOEIC(R)テストのリスニングでは会話問題、モノローグ問題ともに発話速度は160語/分~210語/分(平均175語/分)と英検(R)2級に比べると相当速く、ほとんどネイティブのナチュラルスピードと同等となっています。

問題の選択肢を読むためのリーディング速度

しかし実は、英検(R)のリスニング問題において受験者が最も注意を払わなければならないのはナレーション速度よりも、むしろ設問の選択肢を制限時間内に読み切るために必要な速読力の方なのです。 英検(R)のリスニング問題の大きな特徴の一つは、TOEIC(R)テストとは異なり問題の設問文が問題用紙にプリントされておらず、選択肢の正答候補文のみがプリントされているという点です。
そのため、多くの受験者はナレーションが終了した後の10秒間で全選択肢に素早く目を通して正解を選ぶことになります。
対策としては、平凡ですが練習によって速読力を地道に鍛えるしか道はないようです。選択肢に出てくる英文は素直で簡単なので、2級リスニングスクリプトのような平易な英文を(意味をよく考えながら)繰り返し音読したり、同一リスニング課題を100%理解できるまで何度も聞き込むなどの訓練により、トップダウンに英文を処理する能力を養いましょう。

むすび

選択肢を読むための速読力というのは何も英検(R)だけに限らず、TOEIC(R)テストや大学入試センター試験などでも一つの盲点となっており、時々出題者すら意図しない超難問が紛れ込む一つの大きな要因となっています。
受験者の皆さんは本稿でご紹介したような対策や心構えにより、たとえ本番でこのような難問に遭遇しても慌てずに対応できるように準備しておきましょう。

筆者紹介

資格対策のプロ 尾崎先生エンジニア出身の理系の先生です。日本人英語学習者が苦手とする発音や発声法、リスニングの学習法を得意としています。また、TOEIC(R)テストや英検(R)をはじめとする資格試験に関して、徹底的に分析し、出題傾向やコツを熟知した「資格対策のプロ」です。
日米では、川西校で資格対策のクラスを担当しています。

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