海外の挨拶文化「握手」や「ハグ」はどう使い分けるべき?

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映画や海外ドラマの出会いや別れのシーンで、しばしば見かける「握手」や「ハグ」。欧米では「挨拶」として当たり前のように行われていますが、そのような習慣は日本にはありません。

 

そのため、外国の人と「握手」や「ハグ」をする場に出くわした際、どうすれば良いのか戸惑う人も多いでしょう。できればスマートに「握手」や「ハグ」をしたいものですよね。

握手はビジネスで、ハグは親しい人と

まず、握手は「中世の騎士の挨拶」がルーツといわれています。右手で握り合うのは、利き手に武器がないことを示し、戦う意思はなく仲間であることを認め合うためです。男性同士の挨拶として今でもよく用いられ、ビジネスシーンでは欠かせません。

 

【正しい握手の作法】
1.相手に目線を合わせて笑顔で近づきます。
2.「Good morning!」などと言いながら右手を差し出します。
3.互いの手を握りながら「My name is Kato. Nice to meet you.」のように挨拶を交わします。相手の手を握るときは、力強く。ただし、女性と握手するときは、男性は軽く握りましょう。
4.自然に手を離します。

 

握手のポイントは、最初から最後まで笑顔で相手の目を見つめることです。そして、騎士になったつもりで堂々と。また、相手が女性や目上の人である場合は、相手側から手を差し出してくれるのを待ちましょう。なお、手に汗をかきやすい人は、事前にハンカチなどで手の平を拭くなどして清潔感も大切に。

 

一方、ハグは、友人や家族、恋人などとの間で交わされます。ビジネスシーンでは、一緒にプロジェクトを成功に導いた相手といった、親しい間柄なら行うこともあります。

 

【正しいハグの作法】
1.握手と同様に、笑顔で相手の目を見ながら近づきます。
2.1メートルほど前になったら両手を広げます。
3.腕をまわして肩や背中をギュッと抱きしめたり、ポンポンと軽く叩いたり、軽くさすったりします。

 

ハグは、「抱きしめる」というより「包みこむ」イメージで行うと良いでしょう。時間は、相手への親密度や好意ほか、慰めが必要といった相手の状況にもよりますが、3秒ぐらいでサラッと終えるのがベターです。なお、国や人によっては、交互に頬を当てたり、その際にチュッと軽くリップ音を立てたり、実際に頬にキスしたりすることもあります。

握手やハグで日本人がやってしまいがちなNGマナー

【握手のNG】
日本人は、握手をしながらおじぎをしたり、両手で握手をしてしまったりしますが、海外では卑屈と思われるので注意しましょう。

 

また、名刺交換は握手の後に行うのが一般的。握手の前に名刺を差し出すのも気をつけたいものです。

 

【ハグのNG】
ハグでは、おどおどしないようにしましょう。これは実は「あなたが嫌い」と相手を傷つける態度。ハグに慣れていなくても、恥ずかしがらずに笑顔で応じましょう。

 

また、男性から女性へは、握手同様に女性からハグをしてきた場合のみ応じ、男性からするのはNGです。逆に、あなたが女性なら、男性に握手やハグをしなくても失礼にはあたりません。にっこり笑って、言葉の挨拶だけでもOKです。

握手とハグは、感情を伝えやすいコミュニケーション

握手もハグも、感情が伝えやすく、とても良いコミュニケーション方法だと私は思います。実際に、外国から日本に帰って来てしばらくは、おじぎだけだとちょっと寂しくも感じてしまいますから。

 

ちなみにハグには「大きな愛」という意味もあって、親しい人へのメールの締めの言葉にもおすすめですよ。Big Hug!

 

筆者:児島奈美/トラベルライター
旅行雑誌やWEB等で、国内外問わず現地へ足を運び取材・撮影を行う。得意分野は、旅のルポ、グルメ取材、人物インタビューで、渡航した海外はプライベートを含め約40か国。雑誌立ち上げのために約3か月、ベトナムに滞在したほか、プライベートで欧州周遊(約3か月)、米国横断(約1か月)、東南アジア周遊(約3週間)、米国滞在(約1年)の経験も持つ。実践の場で英語を使うことが多く、「英語はツール」をモットーに、わかりやすく使える英語を心掛けている。

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