本当に呼び捨てして怒られない?外国人上司の適切な呼び方

ソファでスーツを着てしゃべる人
Summary あらすじ

年齢や立場に関係なく、互いをファーストネームで呼び合うことが一般的な英語圏。では、ビジネスシーンにおいても外国人上司や取引先相手を呼び捨てして大丈夫なのでしょうか?呼び名は、大切なコミュニケーションツール。外国人上司と良好な人間関係を築くためにも本当のところを知っておきましょう。

 

 

Introduction

外国人上司が赴任してきたときや、もしも自分が海外に転勤したとき、上司をどのように呼ぶのが正解なのでしょうか?

日本の習慣にならって役職や敬称を付けるか、それとも海外ドラマや映画のようにファーストネームを呼び捨てにすべきなのかは、なかなか判断が難しいところ。

今回は、外国人上司の適切な呼び方についてご紹介します。

基本は呼び捨てOK!しかし、タイプによっては例外的なケースも

話をする人

 

「吉田社長」や「山田部長」「田中さん」といったように名字に役職や敬称を付けて相手を呼ぶ日本では、新人社員がベテラン上司の名前を呼び捨てにするなんてことは考えられません。

 

一方、英語圏の国々では、外国人上司に対して友だちのようにファーストネームで呼ぶのが一般的。日本人にとっては抵抗がありますが、海外では上司や取引先の人の名前を呼び捨てにすることは日常的な光景です。これは、ファーストネームで呼び合うことで互いの距離を縮め、スムーズな人間関係の構築を期待してのこと。

 

しかしながら「外国人ならすべて呼び捨てOK」ということではないので、注意しましょう。英語圏にも、相手からのリスペクトを求める人はいます。そういったタイプの人は、役職や立場にかかわらず、他人から呼び捨てにされるのを嫌うため、日本と同様に名字に敬称を付けて呼ぶほうが無難です。

たとえ社長や首相でも、相手が望めばファーストネームで呼ぶ

スーツで握手をする人

 

「外国人上司のタイプで呼び方を変えるなんて難易度が高い」と思われるかもしれませんが、英語圏の人たちも初対面の相手をいきなり呼び捨てにするわけではありません。

 

初対面のシーンで“This is our director, Mr. Smith. (こちらは取締役のスミスさんです)”と紹介されたら、そのときは“Nice to meet you, Mr. Smith. I am Taro Yamada. (はじめまして、スミスさん。私は山田太郎と申します)”などと敬称を付けて会話を始めます。そうすると、ほとんどの場合、“Please call me George. (ジョージと呼んでください)”などと相手から呼び名をオファーされるため、その後はその呼び方で呼べばOKです。

 

とはいえ、立場がかなり上の偉い人からファーストネームを呼ぶように言われたとき、本当にその言葉に甘えて良いのかどうか迷ってしまいますよね。海外居住者に聞くと「大手企業の社長であろうが一国の首相であろうが、相手が望めばファーストネームで呼ぶ」という意見が多数を占めました逆に、相手のオファーに従わず、畏まり過ぎていつまでも敬称を付けて呼ぶほうが不自然なのだとか。「協調性がない」「自分と親しくなりたくないのだな」などとマイナスの印象を与えかねませんので、相手のオファーには素直に従いましょう。

 

なお、相手が呼び捨てにされたくないタイプかどうかは、その人の言動をチェックすると自然にわかります。例えば、そういうタイプの人が誰かに伝言を依頼するとき、“Could you tell her Mr. Smith called? (スミスさんから電話があったとお伝え願えますか?)”、自分の名前に敬称を付けたりします。このように、自分をどう呼んでほしいのかが如実に表れることが少なくありません。

人間関係を左右する呼び方。わからないときはストレートに質問しよう

スーツで歩く人たち

 

同僚はもちろんのこと、上司や取引先相手でもファーストネームで呼び合うことが多い英語圏のビジネスシーンでは、役職や立場に関係なく、相手が望む呼び方を使用するのがマナーです。

 

どう呼べば良いのか判断できない場合は、“How should I address you?  (何とお呼びすれば良いでしょうか?)”と、ストレートに質問するのも一つの手。また、自分にも呼んでほしい名前がある場合は、遠慮せずに相手に伝えましょう。

 

呼び名は、大切なコミュニケーションツールです。外国人上司と良好な人間関係を築くためにも、互いに心地良く呼び合えると良いですね。

 

筆者:林カオリ/ライター・エディター

関西を拠点に活躍するライター・エディター(クリエイティブオフィスCOUJIN代表)。知的財産管理技能士。日本にてコピーライター、編集者、ライターを経験した後、15年間オーストラリアに在住。シドニーでは日豪両国の各種媒体に執筆を行う傍ら、2児の海外出産と子育てを経験する。海外の実体験に基づくライフスタイル、旅行、教育、留学関連記事が得意。

 

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