“FYI”や“TBA”って?ビジネスシーンに登場する英語の便利な略語

Summary あらすじ

チャットやメールの世界では、略語はもはや常識。長いスペルを短縮すべく、英語でも略語が盛んに利用されています。略語は日常のカジュアルな場面のみで使われると思われがちですが、英語のビジネスメールや文書にも頻繁に出現します。よくわからないからと敬遠せずに、上手に英語の略語を使用してビジネスに活用してみましょう。

海外のオフィスや外資系企業では、プライベートだけではなく、ビジネスシーンでも数多くの略語が使われていることをご存知ですか?メールの最後に添えられた“FYI”や“TBA”、“ASAP!!”などは、英語圏ではかなりの頻度で登場する代表的な略語。

 

「見たことはあるけど、今さら他人に聞きづらいし……」とうやむやのままにしていると、大切なビジネスの場でミスを犯しかねません。今回は、知っていればサクサクと仕事が進むビジネス英語の略語をご紹介します。

外国人がいる職場では、ほぼ常識。遭遇率の高い必須のビジネス略語

 

外国人の同僚と働いた経験があるなら、一度は英語の略語を目にしたことがあるはず。お堅い上司や付き合いの浅い取引先とのメールなどでは略語の使用を控えることも多いですが、同じ職場の仲間との業務連絡や気心の知れた取引相手とのやり取りでは英語の略語が日常的に使用されています。

 

まずは、その中でも使用頻度が高い英語の略語を見てみましょう。

 

Re:

英語圏ではregarding、replyの略語として認知されていますが、もともとはラテン語の”Res“に由来しています。文書や文中に使われるときは「~に関して」という意味、メールの返信時に自動的に件名の前に挿入される“Re:”は「返信」の意味で使用されています。

(例)Re: sales meeting (セールスミーティングに関して / 返信:セールスミーティング)

 

R.S.V.P

フランス語の“Respondez s’ il vous plait”が英語のビジネス略語として定着しました。「ご返信ください」の意味。

(例)R.S.V.P. by 3 August 2018 201883日までにお返事ください)

 

N.A.

not available / not applicableの略語。「該当なし」「使用不可」といった意味で使用されます。“N/A”と表記されることも。

(例)Boston office, ABCD Company: N.A. ABCD社ボストン事務所:該当なし)

 

Pls

pleaseの略語。一般的にプライベートでよく使用されますが、同僚やフランクな取引相手とのメールでも日常的に使われます。

(例)Pls let me know. (お知らせください)

メールやメモにたびたび登場。知っておくべきビジネスシーン特有の略語

 

また、数ある英語の略語の中には、ビジネスシーン特有のものもあります。何気ないビジネス言葉なら知らなくても問題ないかもしれませんが、期限や期間など直接業務に関連するような表現は「知らなかった!」では済まされません。メールだけでなく、書類やメモでも頻繁に遭遇するので、代表的なものはマスターしておきたいところです。

 

ASAP

as soon as possibleの略語。「なるべく早く」「できるだけ早く」の意味。手書きメモの最後に“ASAP!!”との走り書きがあれば、緊急の可能性が大。なお、使用方法によっては威圧的な表現になる場合があるので注意しましょう。読み方は「アサップ」です。

(例)Please reply to me ASAP.  (至急、返信願います)

 

FYI

for your informationの略語。「ご参考までに」という意味です。ちなみに“FYIG”はfor your information and guidanceの略(参考情報・指針として)。

(例)FYI, ABCD company will be opening a new office in TOKYO. (参考までに、ABCD社が東京に新オフィスを開きます)

 

IMO

in my opinionの略語です。意味は「私の意見では」。私見を述べるときに使うカジュアルなビジネス略語です。主にオフィス内の同僚の間で使用します。

(例)IMO, we need more staffs to complete the sales report by next Monday. (私の意見では、月曜までに営業レポートを仕上げるにはスタッフがもっと必要です)

 

TBA

to be announcedの略語。「追って通知します」の意味。イベントや社内行事の詳細などが未定のときによく使用されます。似たものに“TBD”(to be determined:後ほど決定)、“TBC”(to be confirmed:確認中)などがあります。

(例)Business Fair, place, date and time : TBA (ビジネスフェア、場所・日時:追って通知)

 

EOB

end of business dayの略語。意味は「終業時間までに」。“COD”(close of business)もほぼ同じ意味です。期限付きの仕事の連絡で多用されますので、覚えておきましょう。

(例)Pls give me the report by EOB. (今日の終業時間までにレポートを提出してください)

 

IAC

in any caseの略語。「とにかく」「いずれにしても」の意味。結論を述べるときなどによく使用されます。

(例)IAC, we have to deliver the goods to clients by Friday. (とにかく、金曜までにお客さまに納品しなくてはならない)

英語圏では通じない和製略語も。略語は日々変化する

 

今回ご紹介した略語を見て、日本に数あるカタカナ略語を頭に思い浮かべた人もいるかもしれません。しかし、英語の略語がそのまま根付いたものもありますが、中には日本だけでしか通用しない和製略語もたくさんあります。例えば、appointmentの略語「アポ」や、infrastructureの「インフラ」などは外国では使用されていません。

 

一方で、いつの間にか認知度が上がってワールドワイドな新しい略語が生み出されたり、業界によって意味が異なる略語が数多く存在していたりするのも事実。英語も日本語も、言語はネットの進化とともに多様に変化しているようです。

 

“IMO”(私の意見では)、いくら略語に詳しくなっても、英語の基本を理解していなければコミュニケーションは難航しがち。IAC”(いずれにしても)、略語だけでなく元の英単語の意味も深く理解したうえで、上手に略語を使用することがビジネスをより円滑に進めるには必要です。

 

筆者:林カオリ/ライター・エディター

関西を拠点に活躍するライター・エディター(クリエイティブオフィスCOUJIN代表)。知的財産管理技能士。日本にてコピーライター、編集者、ライターを経験した後、15年間オーストラリアに在住。シドニーでは日豪両国の各種媒体に執筆を行う傍ら、2児の海外出産と子育てを経験する。海外の実体験に基づくライフスタイル、旅行、教育、留学関連記事が得意。

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