はじめてのワーキング・ホリデー。初心者のための基礎知識

2017.10.24旅行・留学
旅立つ人
Summary あらすじ

若者限定で一生に一度だけ発行されるビザ、ワーキングホリデー。ワーキングホリデー初心者のための基礎知識と内容をまとめました。言語も文化も習慣も異なる国での生活は自分を鍛えたり、見つめ直したりするのに最適です。

「ワーキング・ホリデー」をご存知ですか?

 

ワーキング・ホリデーとは、18~30歳の若者が、海外で働きながら旅行や勉強、生活ができる制度です。貯金があまりなくても異国の地へ飛び立つことができ「海外で暮らしてみたい!」という夢を気軽に叶えられます。

 

2017年の2月にはハンガリーが、4月にはスペインがそれぞれ協定国となり、選べる渡航先が増えて、ますます充実しているワーキング・ホリデー。

 

今回は、そんなワーキング・ホリデーについて初心者のための基礎知識をご紹介します。

18~30歳限定!ワーキング・ホリデーは一生に一度だけ発行される貴重なビザ

ワーキングホリデーについて

外務省のホームページによると、年間1万人以上がワーキング・ホリデーを利用してビザを取得しています。

 

滞在できる国は、1980年に始まったオーストラリアを皮切りに、2017年に協定を結んだスペインとハンガリーを加えて、現在は18か国。

 

<ワーキング・ホリデーの協定国>

オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、イギリス、アイルアンド、フランス、ドイツ、スペイン、ポルトガル、オーストリア、デンマーク、ノルウェー、ポーランド、ハンガリー、スロバキア、韓国、台湾、香港

 

原則、1か国につき一生涯に一度限り発行される若者限定の貴重ビザで、相手国の滞在は1年間有効です。なお、ワーキング・ホリデーの受け入れを歓迎しているオーストラリアなどでは、条件が整えば2回目のビザを申請でき、最長2年間滞在することができます。

 

ワーキング・ホリデーを利用してビザを取得できるのは、日本国籍を持つ18~30歳。一部25歳までの国もありますが、各政府当局が認めた場合は30歳以下まで申請できます。

 

30歳のうちに(31歳の誕生日の前日までに)申請しておけば、31歳になってから渡航ができますので、年齢が30歳でもあきらめずにトライしてみてください。ただし、協定国の日時で計算されるので、例えばサマータイム中のニュージーランドなら4時間前が締め切りなので要注意。オーストラリアなどでは、ネットからも申請できますが、打ち込みに時間がかかったり、運悪くメンテナンス中だったりすることもあるので、早めに申請しておいた方が無難です。

 

ちなみに、子どもや扶養者は同伴できませんが、結婚していても子どもがいないなら、夫婦それぞれでワーキング・ホリデーを申請して海外に旅立つカップルもいます。そのほかの条件として、健康であることや、航空券や滞在初期の資金が求められます。国によって条件が多少異なるので、各国の駐日外国公館などのホームページなどで確認してみてください。

渡航前から目的を持ち、英語を勉強しておくことが成功の秘訣!

書類を書く人

ワーキング・ホリデーの経験者からよく聞きますが、1年間はあっという間です。なんとなく行ってしまうと、貴重な1年間をだらだらと過ごしてしまい、一生に一度のチャンスがもったいないことに。ワーキング・ホリデーに行って、何かを得られるかどうかは本人次第。渡航前に目的を明確にしておくことが、ワーキング・ホリデーの成功の秘訣です。

 

ワーキング・ホリデーの目的は、高尚なものでなくて構いません。例えば、オーストラリアなら「大陸を一周する!」「カフェ巡りをしてカフェ文化を学ぶ!」など。また、せっかく就労もできるワーキング・ホリデーですから、仕事のスキルアップを目的に掲げるのも良いでしょう。異国で積んだ仕事の経験は、その後に必ず活きるはずです。現時点で目的が見つからない人は、ワーキング・ホリデー経験者の体験談や失敗談をたくさん読むと、ヒントを得られるかもしれません。

 

それと、こちらもワーホリ経験者からよく聞きますが、英語はできるだけ渡航前に勉強をしておくこと。渡航前に英語を勉強している人ほど、英語力が伸びやすく、現地の生活や人間関係にも早く慣れることができます。自分の希望に合ったアルバイト先を見つけられる確率も高くなるでしょう。英語の勉強といっても、日常会話で使用する中学生レベルの簡単な単語や文法でOK現地で世界がぐっと広がりますよ。

ワーキング・ホリデーでは、思いっきり苦労して、頑張って、楽しんで!

たくさんの人で談笑をする

言葉も文化も習慣も異なる国での生活は、自分を鍛えたり、見つめ直したりするのに最適。今まで気づかなかった人の優しさや日本の素晴らしさも再認識することでしょう。

 

私の場合、アメリカへ行きたかったこともあり語学留学をしましたが、ワーキング・ホリデーは留学よりも気軽に海外へ行けて、働く経験までできる魅力的な制度です。

 

ぜひ、現地でしかできない経験にどんどんチャレンジしてください。「思いっきり苦労した」「思いっきり頑張った」「思いっきり楽しんだ」そんな人ほど、人生の中で価値のある1年になるはずです!

 

 

筆者:児島奈美/トラベルライター

旅行雑誌やWEB等で、国内外問わず現地へ足を運び取材・撮影を行う。得意分野は、旅のルポ、グルメ取材、人物インタビューで、渡航した海外はプライベートを含め約40か国。雑誌立ち上げのために約3か月、ベトナムに滞在したほか、プライベートで欧州周遊(約3か月)、米国横断(約1か月)、東南アジア周遊(約3週間)、米国滞在(約1年)の経験も持つ。実践の場で英語を使うことが多く、「英語はツール」をモットーに、わかりやすく使える英語を心掛けている。

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