TOEICで広がるキャリアの選択肢。海外勤務の夢も現実に

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今、ビジネスシーンにおいて、英語力を把握する「TOEIC」のスコアが企業に重要視されるようになりました。特に、東京オリンピック・パラリンピックを控える近年は、海外からの旅行者も急増。日本国内にもグローバル化の波が押し寄せ、パナソニック株式会社のようにTOEICスコアを昇進・昇格などキャリアアップの条件に課した企業も増えています。

 

「海外勤務をするわけでもないし英語なんて不要」などと思っていたら、就職や転職に不利になるだけでなく、社内のキャリアアップからも取り残されるかもしれません。

海外勤務を希望するなら、TOEICスコア800点以上が必要

運営団体の国際ビジネスコミュニケーション協会によると、「TOEIC(トーイック)とは、Test of English for International Communicationの略称で、英語によるコミュニケーション能力を幅広く評価する世界共通のテスト」とのこと。

 

聞く・読む力を測るTOEICテスト、話す・書く力を測るTOEIC Speaking & Writing、初・中級者用のTOEIC Bridgeの3種類があり、2014年の統計では、年間で世界約150か国の約700万人が受験したそうです。

 

そのメインとも言えるTOEICテストは、合否が下される英検とは異なり、10~990点のスコアで評価されるのが特徴です。英語力の“ものさし”として活用され、企業の約7割が採用時に参考しているという調査結果もあります。

 

では、どれくらいのTOEICのスコアがあれば、履歴書でアピールできるのでしょうか?

 

一般企業であれば600点以上が目安と言われています。600~695点は英検の2級・準1級にあたり、英文による簡単なメールや資料なら読み書きができるレベル。近年は国内の一般企業でも英語によるやりとりが増えているため、採用に有利に働く傾向にあるようです。

 

商社や外資系企業に入って海外勤務を希望するのであれば、英語環境のオフィスでも働ける800点以上が必要です。また、専門分野の資料が読め、会議で議論も交わせる900点以上のスコアがあれば、海外企業の中でキャリアアップしていくこともできるでしょう。

キャリアにつながるTOEICで高スコアを獲得するには?

書店やネットで「英語はラクラク上達する!」といった広告をよく目にしますが、一朝一夕でラクラク英語力がアップすることはありません。それは、スポーツで初心者がいきなりプロ並のプレイができないのと同じことです。

 

選手が毎日練習重ねているように、TOEICのハイスコアを狙うなら日々の努力が不可欠です。1日3時間以上、毎日勉強しているという高スコア者も多いそう。TOEICに本気に取り組むことが、高スコアへの第一歩なのです。

 

まずは過去問題を解いてみましょう。そして、答え合わせをしながら、「発音が聞き取れない」「単語力がない」「文法があいまい」「読むのに時間がかかる」といった弱点を分析し、自分に合った勉強法を考えます。

 

例えば、リスニングが苦手なら、英語を聞きながら後を追いかけて同じように喋る「シャドーイング(フォローイング)」、英語の書き取りをする「ディクテーション」、省略している発音を明らかにする「リンキング」など、勉強法はたくさんあります。書籍やネットには問題集があふれていますし、TOEIC高スコア者のブログも参考になるでしょう。

TOEICテストに挑めば、世界の扉が開く

とはいえ、何から手をつけていいかわからない人もいるかもしれません。その場合は、英会話学校に活用することも検討してみましょう。「TOEICコース」を受講すれば、効率良くスコアを高めていくことができます。また、先生やクラスメートと共に勉強できるため、独学よりモチベーションが下がりにくいのも大きなメリットです。

 

さて、ビジネスシーンで年々注目度が増しているTOEICテスト。就職のために600点、昇進を目指して700点など、状況に応じて目標を設定できるのも、スコア制ならではの長所と言えるでしょう。

 

TOEICで高いスコアを取ることができれば、キャリアアップはもちろん、ビジネスのフィールドとチャンスが世界へと広がっていきます。

 

筆者:児島奈美/トラベルライター
旅行雑誌やWEB等で、国内外問わず現地へ足を運び取材・撮影を行う。得意分野は、旅のルポ、グルメ取材、人物インタビューで、渡航した海外はプライベートを含め約40か国。雑誌立ち上げのために約3か月、ベトナムに滞在したほか、プライベートで欧州周遊(約3か月)、米国横断(約1か月)、東南アジア周遊(約3週間)、米国滞在(約1年)の経験も持つ。実践の場で英語を使うことが多く、「英語はツール」をモットーに、わかりやすく使える英語を心掛けている。

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