英検®2級の合格に必要な単語を徹底紹介!効率の良い覚え方とは

英検®2級の合格の要は単語です。
単語の意味が分からなければ、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング全てのパートの問題を解くことができません。
最重要の単語ですが、英検®2級の出題範囲は5000語。対策にもっとも時間がかかる部分でもあります。
そんな単語学習を短期で効率よくできる方法などをご紹介します。
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英検®2級に必要な単語数とレベル

英検®2級の英語力の目安は高校卒業程度。
出題対象となる単語の数は5000語、準2級が3600語ですので準2級に合格した人でも約1500程度を追加で覚える必要があります。
ただし、5000語の中の8割は中学で習う単語ですので、すでに知っている言葉も多数含まれているはずです。
■2級の単語の傾向
準2級が日常生活での英語を中心に出題されていたのに対して、2級では環境問題やデジタル、テクノロジーなど社会的なトピックが扱われます。そのため、environment(環境)のような日常英会話では中々でないような語彙が必要になります。
合格までに必要な学習時間の総数は、高校生で~100時間程度、社会人で150時間程度と言われています。そのうち6割程度、つまり高校生で~60時間程度、社会人で90時間程度を単語学習に割くことになります。
参考:日本英語検定協会
英検®2級で出題頻度が高い単語一覧

■名詞
container 容器(動詞はcontain 含む、入る、)
biography 伝記
site 場所
lack 欠乏
▼経済
publicity 宣伝(形容詞はpublic 公共の)
tax 税
client 顧客(サービスを購入する)
customer 顧客(商品を購入する)
trafic 交通
▼政治
credit 信用
background 経歴、背景
foundation 根拠、基礎、団体
statement 陳述、声明
▼環境
soil 土、土壌
agruculture 農業
disaster 天災(a nature disaster 自然災害)
environment 環境
conservation 保護、保存(forest conservation 森林の保護)
valley 谷、流域
garbage 生ゴミ
fuel 燃料
▼テクノロジー
gene 遺伝子
link つながり、関連
motion 動作(動詞はmove動く)
fact 事実
species 種
bacteria バクテリア、細菌
■動詞
gain 得る
complain 不平を言う
replace 取り替える
delay 延期する
reduse、decrease 減る、減らす (⇔increase 増える)
▼経済
run 経営する、立候補する
form (=organaize) 組織する
offer 提供する(=provideo 提供する)(≒donate 寄付する)
pay 支払う
charge 課す
purchase 購入する
hire 雇う
▼政治
vote 投票する
apply propse 申し込む
discuss 議論する(≒argue議論する、言い合う))
demand 強く要求する
refuse 拒否する
▼環境
pollute 汚染する
protest 抗議する
flood 水浸しにする
process 加工処理する
ruin だめにする、破壊させる
■形容詞
suitable 適した
typical 古典的な(名詞はtype型/典型)
flexible 融通の利く、柔軟な(⇔inflexible 強情な、確固たる)
invisible 目立たない、目に見えない(⇔visible 目に見える、明らかな)
ordinary 普通の、ありふれた
annual 一年間の
blank 空白の
due 予定された(due date 期日、期限)
▼環境
extinct 絶滅した
harmful 有害な
▼経済
minimum 最低の、最小の(⇔maximum 最高の、最大の)
civil 民間の、市民の
▼歴史
ancient 古代の
■副詞
furthermore その上、さらに
accidentally 誤って、偶然に
immediately 直ちに
thus したがって
constantly 絶えず、いつでも
closely 綿密に
mostly たいてい、大部分は
while している間に、~一方で
concerning に関して
despite にも関わらず
probably たぶん、きっと
equally 同等に、等しく
lately 最近、近頃
accordingly それに応じて(≒therefore)
頻出単語の割合は、動詞と名詞が形容詞と副詞と比較して圧倒的に多いです。
特に、名詞は経済や環境など専門的な用語が多く出ます。
一次試験大問1の単語問題の出題率は、名詞/動詞4に対して形容詞/副詞1の割合です。
効率的な英単語の覚え方・暗記法

単語学習のコツは反復です。
短期記憶…すぐに忘れてしまう記憶
長期記憶…自分の中に定着した記憶
人間には短期記憶と長期記憶があり、単語帳や単語テストで初めて覚えた英単語は数日たてば忘れてしまう短期記憶でしかありません。
しかし、何度も反復することで短期記憶は長期記憶にできます。
上の図は、ドイツの心理学者 ヘルマン・エビングハウスが発見した忘却曲線です。
エビングハウスの実験によって、記憶は一度では定着せず、1か月後には約1/5程度にまでなってしまうこと、また1日から1週間程度の短いスパンで復習することが記憶の定着に有効であることが明らかになりました。
まず、学習した後24時間以内に復習をすると、記憶率は100%に戻ります。それ以降は1週間に一度復習していくのが望ましいと考えられます。
▼記憶のメカニズムを利用した英検®2級の単語学習サイクル
1日2時間勉強の時間とすると、
1単語30秒 × 2時間 = 200から250個ほど
それを7日繰り返すと
200から250 × 7 = 1400から1750個
準2級と2級の差を埋めるくらいの量が網羅できます。
これを1タームとして4から5回繰り返すと記憶として定着します。
2回目以降は、1タームにかかる時間はどんどん少なくなっていくはずですので、
その次のタームの学習と並行して進めるイメージです。
3ステップ!英検®2級の単語の覚え方

・市販の単語ドリルについている赤いシートで日本語を隠しながら覚える
・単語カードを使う
・ノートに何度も書く
・アプリのクイズをこなす
など単語学習には色々な方法があるとは思いますが、実はどれも実践的な英語を身に付けるには効率的な方法とは言えません。
英検®2級で実践的に使える単語の学習法をご紹介します。
■ステップ1|意味をイメージで覚える
英語脳という言葉をご存知でしょうか。
英語の文章や単語を見たときに和訳をせずに頭の中にイメージが浮かんで英語のまま理解ができる状態のことです。
実は、英検®2級のリーディングとリスニングを解くには、この英語脳を育てることが不可欠なのです。
英検®2級のリーディングやリスニングでは膨大な量の英文を時間内に理解して問題を解くことになります。
その際、一つ一つの単語を和訳していてはとても間に合いません。
単語学習の段階から英単語とイメージを結び付ける訓練をしておくと、文章になった時にも英語のまま理解しやすくなります。
具体的には、architect(建築家の意)という単語を見たら、製図をしている人のイメージや建物のイメージなどを思い浮かべる感覚です。
また、英検®の試験だけでなく、留学や仕事で英語を使いたいという人には、この能力は大きな武器になります。
英語をそのまま理解できると会話のタイムラグがなくなるため、ネイティブスピーカーとのコミュニケーションはずっとスムーズになるでしょう。
■ステップ2|見るだけでなく発音する
これも一つ目と考え方は同じです。
リスニングの場合には、字面ではなく音とイメージが結び付いていないといけません。
また、スピーキングの練習にもなりますので、ぜひ、アプリの音源を聞いてリピートするなど、正確な発音が身に付くるようにしてください。
■ステップ3|作文する
覚えようと思う単語を使って文を作ります。
文として覚えた方が定着しやすいですし、ライティングパートの練習にもなります。
I want to be an architect.
これぐらいシンプルな文章で十分です。
短期記憶を長期記憶にするためには、何度も単語帳を復習することが最重要ですのでステップ1から3は長くても30秒ほどで終わらせてください。
英文は、思いつかなければスルーしても良いです。
▼おすすめ単語帳
『英検®2級 でる順パス単』 |旺文社
出題頻度準で覚えられて効率的。アプリもついているためリスニングもできます。
▼おすすめ単語クイズサイト
英語漬け
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まとめ

英検®2級を受験するなら避けては通れない単語学習についてお話をしました。
2級合格には、5000語のうち8割を覚えることが必要と言われています。
時間がかかる勉強だけに記憶のメカニズムを押さえて効率よく進めたいものです。
おさらい!単語学習のコツ
・復習のタイミングは、24時間以内、以降は1週間ごと。
・4から5回繰り返すと長期記憶として定着する
・手順は3ステップ、1単語30秒以内で覚える
単語を見てイメージで覚える → 聞く → 作文
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■単語が覚えられたらパート別対策へ
問題集や過去問を使用したパート毎の問題演習は、少なくとも6割できれば7割の単語を覚えてから行う方が挫折がなくおすすめです。
▼英検®2級パート別対策の記事はこちら
英検®2級リスニング対策のコツ!平均の約2倍 合格率53%の勉強法をご紹介
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長文訳は苦手でしたがコツを教えてもらい長文問題が好きになりました。
40代後半から資格取得を目指し、英検®2級の勉強を始めて約3年。今回の英検®で、学院の生徒の中での最高点を取れました。
英検®1級、TOEIC®テスト700点以上が次の目標です。
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