合格率80%!英検®準1級はライティングの3つの対策で合格が目指せる

     
最終更新日:2024.12.06記事作成日:2024.12.06資格対策
【アイキャッチ用】211020英検準1級のライティング対策
Summary あらすじ

「ライティングはどんな問題?」「準1級ライティングの対策方法は?」など英検®準1級のライティング対策の際に疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。そんな皆様に参考にしていただけるように、英検®準1級の一次試験で出題されるライティング問題や対策方法について解説します。

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英検®準1級のライティング試験ってどんなもの?

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■難易度

英検®準1級の難易度は「大学中級程度」と言われており、社会生活で求められる英語を十分理解し、使用できることが求められます。求められる単語数が120〜150語となり、英検®2級に比べ1.5倍ほどとなっています。

 

さらに抽象的なトピックが多く、トピックの文章が短いので文章得られる情報が少ないので、自分の知識や考えを思いつく発想力も求められます。こういった点から英検®準1級ライティングは相当難易度が高いと言えます。

 

■配点

2024年第1回より問題がリニューアルされ、現在は文章の内容を英語で要約する「英文要約」と指定されたトピックについての意見を英語で論述する「英作文」の2問で構成されています。そしてライティングは2問で750点満点となり、一次試験の3分の1のスコアに相当します。そのため他の技能と同じ点数ですが、問題数が異なるため、ライティングは1問当たりの配点が大きく、この2問の結果が合否に大きく影響します。

 

■試験時間

従来型の場合、ライティングはリーディングと同じ「筆記」に含まれており、試験時間90分の中で解くことになります。ライティングとリーディングどちらから取り組んでも問題ありませんが、ライティングにかける解答時間は各問に対し20分ずつ、合計40分を目標にしましょう。

 

S-CBTで受験する場合、スピーキング→リスニング→リーディング&ライティングの順に進んでいきます。リーディング&ライティングは制限時間90分内でどちらを先に解いても構いませんが、ライティングに40分は時間を残せるように時間配分を考えましょう。

 

■問題傾向

過去に出題された問題を分析すると、ライティングトピックの題材としてビジネス・政治・環境問題といった社会的なトピックが取り上げられる傾向があり、英検®準1級では幅広い社会的テーマについて、多角的に考察し、説得力のある文章を書くことが求められます。例えば、2024年度の第2回検定では、以下のような問題が出題されました。

 

“Should a high salary be the most important thing when searching for a job?”
仕事を探す時に給与が高いことは最も重要であるべきか?

英検®準1級のライティング試験の出題問題とは?最新の過去問で確認しよう

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では実際にどのような問題が出題されているのか、最新の過去問を見てみましょう。

 

■大問4 英文要約

大問4は英文要約問題です。要約問題は200語程度の英文を読み60〜70語のサマリーを作成します。トピックは社会問題や環境問題など、時事的なテーマから出題されます。

 

要約問題:

●Read the article below and summarize it in your own words as far as possible in English.
●Suggested length: 60-70 words.
●Write your summary in the space provided on Side A of your answer sheet. Any writing outside the space will not be graded.

 

Government agencies in the United States have long used public funds to explore space. This has led to projects being carried out in space that collect important scientific data. Some people, however, feel that private businesses should also explore space. To make this possible, they want the government to provide such companies with money.

Supporters claim this would benefit the public. With gevernment funds, private companies can create new technology to explore space. This technology could then be used in other useful ways. For example, it could lead to high-quality goods that average people can buy. There is also another advantage. Government agencies are often slow at researching space technology. However, this could change if private companies were also given money to explore space. More scientists would be working together. This would mean discoveries being made faster.

Despite this, critics are concerned. When space exploration first began, laws were created to make sure space and other planets stayed open to everyone. However, they have not been updated, and it is unclear if private companies must follow them. This could become a problem. For instance, a company could build a moon base and say the land is theirs.

 

 

要約とは「文章の重要なポイントだけを抜き出して、簡潔にまとめること」なので、できるだけ自身の言葉で言い換える力が求められます。目標解答時間は約20分です。

 

 

■大問5 意見論述問題

大問5は意見論述問題です。与えられたテーマについて、自分の意見とその理由を120~150語程度の英語のエッセイにまとめる問題です。序論(Introduction)、本論(Body)、結論(Conclusion)の構成を意識し、自分の意見を論理的に展開することが重要です。4つのPOINTSが提示されますが、そのうち2つを使うことが必須条件となります。目標解答時間は20分です。

 

英作文問題:

・Write an essay on the given TOPIC.
・Use TWO of the POINTS below to support your answer.
・Structure: introduction, main body, and conclusion
・Suggested length: 120-150 words
・Write your essay in the space provided on Side B on your answer sheet.
Any writing outside the space will not be graded.

 

TOPIC
Should a high salary be the most important thing when searching for a job?

 

POINTS
・Career opportunities
・Quality of life
・Social responsibility
・Workplace environment

知っておくべき英検®準1級のライティング試験の採点基準

【本文用】俯瞰写真:国際職豊かなビジネスマンがスマホやタブレットをもって会議をしている様子

 

英検®準1級のライティング試験は、内容・構成・語彙・文法の4つの観点から採点されます。これは2016年度 第1回検定よりリニューアルされた、合否判定方法の変更に伴うものなのですが、そのリニューアルに伴い観点別評価が導入されたことにより、これらの4つの観点で採点されることとなりました。これらの観点を理解し、注意して、また英文エッセイの基本を忠実に守って書くことで、得点を上げることができます。
(参考:日本英語検定協会

 

■内容

与えられた課題で求められている内容(意見とそれに沿った理由)が回答に含まれているかどうかで採点されます。要約問題ではパラグラフ毎の要点がまとめられているか、具体例が抽象的表現に要約されているかが大切です。指定の60~70語が書けているかも確認しましょう。意見論述問題では自分の意見とそれに沿った理由を2つ書くこと、理由には具体例や説明を含め、説得力を持たせることが大切です。もちろん、問題文で提示されている4つのPOINTから2つ含めることと、120~150語という語数にも注意して書くと良いです。

 

 

■文章の構成

要約問題では、順接・逆説・追加などのつなぎ言葉を正しく使って表現されているかなどが問われます。

意見論述問題では英文の構成や流れがわかりやすく論理的であるかで採点されます。エッセイの基本構成を使い、また展開を表す決まった表現を使って、分かりやすい文章を作るのがポイントです。自分の考えや理由と関係のない情報を書かないように気を付けると良いです。

 

 

■語彙力

どちらの問題でも課題に相応しい語彙を正しく使えているかで採点されます。自分の書いた語句が正しいスペリングや意味で使っているかに注意する必要があります。また、文章の中で語句や表現のくり返しを避け、別の表現で言い換えるパラフレーズを行うことで、語彙力が評価されます。

 

 

■正しい文法

どちらの問題でも文法的に正しい文を書けているかで採点されます。主語と動詞のある文になっているか、動詞の形が正しいか、可算名詞・不可算名詞や単数形・複数形があっているかなど基本的な文法事項に注意します。文構造のバリエーションも重要な要素ですので、同じ構文ばかり使わないこともポイントになります。

 

英検®準1級のライティングで行うべき3つの対策・勉強法

【本文用】自習をしている女子大学生

 

前述した採点基準を満たした英作文ができるように、対策しましょう。基本の構成を押さえ、その構成に合わせた表現を覚えることが対策につながります。論理的な内容・構成が重要ですので、その対策も必須です。3つの対策を行うことで、ライティングのスコアがぐんとアップします。

 

■基本の構成(テンプレート)を押さえる

要約問題ではパラグラフ毎に要約をすることが大切になってきます。3パラグラフありますので、1パラグラフ毎に1文に要約し、3文で指定語彙数になるようにまとめましょう。

意見論述問題では問題文で指示されているとおり、序論、本論、結論という構成で書かなければいけません。エッセイの基本構成を型として覚えて回答することで、得点につながります

・第1パラグラフ Introduction(序論):TOPICに対する自分の意見・立場の表明(語数の目安20~25語)
・第2パラグラフ Body(本論)1:意見・立場に対する理由の1つ目(語数の目安40~50語)
・第3パラグラフ Body(本論)2:意見・立場に対する理由の2つ目(語数の目安40~50語)
・第4パラグラフ Conclusion(結論):TOPICに対する自分の意見・立場を述べる(再度、表現を変えて述べる)(語数の目安20~25語)

各パラグラフは、トピックセンテンスと、それを支えるサポートセンテンスで組み立てるのが理想的です。

 

■使える表現を覚える

意見論述問題では、型(基本構成)にあてはめて回答する際に、展開を表す決まった表現を覚えてそのまま利用すると良いです。型と表現を合わせて覚えることで、エッセイを書く際には、内容に集中できますし、分かりやすい論理的な回答に仕上げることができます

・意見の表明
賛成意見の場合: I agree with the idea that ~ / I think that ~
反対意見の場合: I disagree with the idea that ~ / I don’t think that ~

・理由
1つ目の理由: First, ~ / First of all, ~ / To begin with ~
2つ目の理由: Second, ~ / Secondly, ~ / Also, ~

・結論を述べる
In conclusion, ~ / Therefore, ~ / There are the reason why ~

 

■論理的に説得できる構成にする

英検®準1級の意見論述問題は、内容が問われているのではなく、英語の試験です。エッセイの内容にこだわるより、正確な英文で自分の意見を論理的に展開することが最も重要です。そのため、意見(主張)を決めるときや、自分の意見をサポートする理由を出すときは、自分の本当の意見や多数意見・少数意見など気にせず、表現や論理展開のしやすさを基準に選ぶようにしましょう

 

まずは、ブレインストーミングとして、TOPICに対して、賛成・反対など、それぞれの立場に使えそうな根拠・具体例を素早く、思いつく限り書き出し、自分の表現・語彙の範囲内で、型(基本構成)に沿って書きやすい内容を選び、書きはじめると良いです。意見と根拠・具体例が決まったら、覚えた型(基本の構成)に当てはめて、また展開を表す決まった表現を使って回答を書くことで、自然と論理的な構成に仕上がります。

 

なかなかアイディアが思いつかないという方は、幅広い話題のネタに触れ、アイディアだしの練習をすることも必要です。社会的なネタにアンテナを張り、ニュースやドキュメンタリーなどで情報を得て、自分の意見をまとめておくと効果的です。TED Talksなどのプレゼンテーションを見たり聞いたりするのもおすすめです。

英検®準1級のライティングで高得点を取るコツ

【本文用】笑顔で大学の講義を受ける女子学生

 

基本の構成を利用してエッセイが書けるようになったら、高得点を取るためのステップへ進みましょう。過去問題や予想問題を利用して、自分でエッセイを書き、見直しを重ねることで、段々とスキルが上がっていくはずです。

 

■文章を自然につないでくれる接続詞

文同士や段落同士のつながりをスムーズにするために、つなぎ言葉を使いましょう。採点ポイントの1つである「構成」で得点をとるためにも、つなぎ言葉を使うと、英文構成や流れを分かりやすく示すことができますまた、つながりが明白な時にはつなぎ言葉を使うことで、文字数を稼ぐこともできます。

 

・追加
Moreover, / Furthermore, / Besides, / In addition, / In addition to ~, / Aside from

・例示
For example, / For instance, / To give an example, / such as ~

・結果・因果関係
So, / Therefore, / As a result, / Consequently, / Accordingly, / Thus,

・逆接
However, / Nevertheless, / Although …,

・対比
On the contrary, / In contrast, / On the other hand,

 

 

■書き終えたら2回見直し

英検®受験中も、3~5分利用して見直しを行いましょう。練習時はもっと時間をかけて行うと良いです。

要約問題では、要約文だけを読んでも意味が通じている文章になっているかを確認しましょう。問題文を読まないと何の話をしているか分からない場合は、要約がうまくできていません。自分の意見や別の話を含まないように注意しましょう。

意見論述問題では意見論述問題では、下記の確認点を注意しながら、できていない部分を自分で添削していきます。毎回引っかかる点があれば、自分の弱点として、しっかりと学習・強化していきましょう。

 

<確認点>
・ 質問にちゃんと答えているか、POINTを2つ使えているか
・文字数は適切か
・ 意見、根拠、具体例は論理的で、つじつまが合っているか
・ 文法エラーはないか(主語と動詞のある文章か、 動詞の形があっているか、など)
・語彙に間違いはないか、同じ構文ばかり使っていないか

まとめ

【本文用】図書館の机に広がる辞書とノート、単語帳

 

英検®準1級のライティング問題形式や対策方法について理解いただけましたでしょうか。出題が2問なので対策はしやすいですが、落とすわけにはいかないセクションですので、しっかりと対策が必要です。ライティング対策は二次試験のスピーキング(スピーチ)対策にもつながりますので、時間をかけてトレーニングしましょう

準1級を目指す英語中上級者の方でも、アウトプットを自己学習で対策するには限界を感じる方も多いかと思います。正しいエッセイ(アウトプット)になっているかを第三者(講師)に確認・改善してもらう事で、確実にスキルアップにつながります。書いたエッセイを添削してもらう、良いアイディアを吸収するために、スクールに通うことも効率的です。

受講生の声

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英会話と資格対策を提供している日米英語学院には、英検®準1級対策を受講している生徒さんが数多くいらっしゃいます。

 

1年間で準1級の合格とTOEIC®テスト150点アップ!

Mayuさん
お名前
Mayuさん
職業
高校生
受講クラス
英検®準1級クラス

色々なタイプの先生方がいて、授業にもバリエーションがあり、自分にあった形で楽しんで学習を進められました。

 

Writing満点で準1級に合格!

A.K.さん
お名前
A.K.さん
職業
大学生
受講クラス
プライベートレッスン

自由英作文の書き方を教わったおかげで、ライティング満点が取れました。面接も高得点だったので非常に嬉しかったです。

 

英検®準1級のライティング対策は日米英語学院へ

【本文用】日米英語学院のカウンセリングの様子

 

日米英語学院は、各受講生の現在のレベルから目標級・スコアを必要な期間で取得するため、個人別カリキュラムをお作りして効率的に学習できます。英検®のプロである日本人講師が主にレッスンを担当。レッスン以外にも、コーディネーターとの学習カウンセリングや単語テストや模擬試験などのサポート体制が充実しています。

 

受講生の英検®準1級の合格率は一般的な平均の2倍以上である39%(2023年度第2回)!日米英語学院の英検®対策講座・コースには、目標級別の総合演習クラスのほか、ライティングだけを対策するクラスなどのスキル別クラスがあり、必要なクラスを組み合わせて作成する個人別カリキュラムのおかげで、短期間で目標達成できたという声をいただいています。

 

現在の英語力はどんなレベルか、いつまでに合格したいか、これまでどんな学習をされてきて、現在学習面でどんな悩みを抱えているか、などそれぞれの状況によって、目標達成へのアプローチ方法は異なります。日米英語学院では、まずは学校説明会(対面・オンライン選択可)にて、カウンセリングやレベルチェックを行い、お一人おひとりにピッタリのカリキュラムでの学習をご案内しています。レッスンも、通学/オンライン、グループ/マンツーマン、日本人講師/外国人講師から最適なチョイスで受講いただけます。英検®合格を実現したい方は、ぜひ一度、学校説明会にてご相談ください。

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