英語で企画書を書くときに押さえておきたい基本的なポイント

企画書を書くのは日本語でも容易ではありません。それを英語で書くことになったら……。A4用紙1枚でおさまる企画書を想定し、英語で企画書を書くときに押さえておきたい基本的なポイントをご紹介。「シンプルでわかりやすい構成」を意識しましょう。
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目次
Introduction
TOEIC(R) L&RテストやTOEFL(R)テストのスコアが、ビジネススキルを証明するひとつとして、外資系企業だけでなく一般企業でも入社や昇進の選考基準の対象となってきました。このように、ビジネスシーンにおいても英語はますます急速に身近になっています。
そんな中、「英語で企画書を書いてほしい」と頼まれることもあるかもしれません。
今回は、英語で企画書を書くときに押さえておきたい基本的なポイントをご紹介します。
A4用紙1枚でおさまる企画書を想定
今回は、A4用紙1枚でおさまる企画書を想定します。シンプルでわかりやすい構成を身に付けておけば、数ページにわたる応用的な企画書にも対応できるでしょう
はじめに、完成図を示しておきます。こんなイメージです。
シンプルでわかりやすい構成に
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では、順にご説明しましょう。
用紙の最上部中央に「Project Proposal」(企画書)と大きめの字で書きます。その下の右端に、小さめの字で「作成日」(例:October 10, 2017)と「企画書作成者の名前」(例:Proposed by Taro Tanaka)を書き添えます。
さらに、今回の「Project Information」(企画情報)を記載します。「Project name」(企画名)や「Product name」(企画商品名)などとして企画の名称を書いた後に、「Project manager」(企画責任者)の名前も加えておきましょう。
企画書の要の「企画概要」。最初に結論を書くのが英語のスタイル

次に、「Project Summary」(企画概要)。企画書の要となる部分です。日本語の企画書の場合、「はじめに」といった序論から始めることもありますが、英語の企画書では一切不要です。「企画の目的」(結論)をズバッとわかりやすく書くことが一般的な英語の企画書のスタイルです。
「企画の目的」(結論)に続いて、結論を裏付ける理由を述べます。そして、ターゲット、予算、スケジュールも忘れずに記載しましょう。
1.Project objectives(企画の目的)
この企画書の結論です。簡素かつ明確にアピールします。
2.Project justification(立案理由)
目的を遂行する理由や必要性、その効果を記載します。目的同様に重要な部分です。商品企画などの場合は「Project justification(立案理由)」を「Development purpose(開発理由)」などにしても良いでしょう。
3.Potential customers(ターゲット)
予測される顧客層や購買層を書きます。「women in the 20 to 30 age range lived in Tokyo(東京に住む20~30歳の女性)」など、ターゲットをはっきりとさせましょう。
4.Possible risks(予測されるリスク)
肯定的な立案理由だけでなく、予測されるリスクや懸念事項、競合相手などのデメリットも書きましょう。企画の目的に現実味が増します。ネガティブな文章を書く場合は「may(~かもしれない)」を使うと良いでしょう。
5.Cost(見積もり)
Labor(人件費)やManufacturing(製造費)、Advertising(広告費)など、必要と考えられる予算を記載しましょう。お金に関わる英単語、Description(項目・内訳)、Amount(金額)、Total / Total Amount(合計)も押さえておきましょう。
6.Schedule(スケジュール)
企画の開始日(Scheduled start date)や企画の完了日(Scheduled completion date)を書きます。
英語の企画書では、シンプルで読みやすい文章を心がけよう!

企画書は文学作品ではありません。技巧的なフレーズはいりませんので、できるだけシンプルで読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
今回、ご紹介した基本をマスターしておけば、ビジュアル的な要素(グラフやイメージ写真など)を加える応用的な企画書作成にも対応できるはずです。
ビジネスのスキルアップやキャリアアップを目指し、英語で企画書を書く機会が訪れ際は、ぜひチャレンジしてみてください!
筆者:児島奈美/トラベルライター
旅行雑誌やWEB等で、国内外問わず現地へ足を運び取材・撮影を行う。得意分野は、旅のルポ、グルメ取材、人物インタビューで、渡航した海外はプライベートを含め約40か国。雑誌立ち上げのために約3か月、ベトナムに滞在したほか、プライベートで欧州周遊(約3か月)、米国横断(約1か月)、東南アジア周遊(約3週間)、米国滞在(約1年)の経験も持つ。実践の場で英語を使うことが多く、「英語はツール」をモットーに、わかりやすく使える英語を心掛けている。
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