Sorryで大丈夫?誠意を伝える謝罪の英会話フレーズ

日常生活の中で謝罪をしなければならないシーンは頻繁に訪れます。しかし、そんなときに“Sorry. ”ばかり使っていては誠意が伝わらないことも。英語には他にも謝罪表現があるため、相手や状況に合わせて使い分けることがポイントです。複数の表現をインプットしてTPOに合わせた謝罪ができるようにしておきましょう。
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目次
Introduction
謝罪の英語表現として代表的な“Sorry. ”は誰もが知っている表現。しかし、だからと言って毎回“Sorry. ”ばかりを使っていませんか?
日本語でも「ごめん」「ごめんなさい」「すみません」「申し訳ございません」と相手や状況によって使い分けますよね。英語も同じです。
そこで今回は、相手との関係性や状況に合わせた謝罪の英会話フレーズをご紹介します。
ビジネスシーンやフォーマルな場では“I am sorry. ”と略さずに

英語での謝罪をすべて“Sorry. ”で済ませていたなら要注意。“Sorry. ”と省略すると、カジュアルな謝り方になってしまいます。ビジネスシーンやフォーマルな場では“I am sorry. ”と略さずに使うようにしましょう。また、何に対して謝罪しているのかを付け加えるなら“I am sorry for ~. ”と言います。
ただ、謝罪の英会話フレーズを覚える前に気を付けておきたいことがあります。それは、自分に非が無いのに不用意に謝ってしまわないこと。海外、特にアメリカなどでは仕事の取引や裁判において不利になる恐れも。もちろん、謝罪することは悪いことではありません。とりあえず頭を下げてしまうのではなく、状況を慎重に見極めて発言することが海外では求められます。
信頼を失わないように謝罪の英会話フレーズを使い分けよう

では、ここからは実際に謝罪の英会話フレーズを見ていきましょう。まずは友だちや家族、恋人に対して使えるカジュアルなものから。
・My bad.
(悪かった、ごめんごめん)
これは非常にカジュアルで軽い表現です。「すれ違いざまに肩がぶつかった」「ドアを閉めたつもりが閉まっていなかった」など、あまり深刻ではないシチュエーションで自分の非を認めるフレーズとして使われます。“Oops. (おっと)”や“Oh (おぉ)”を前に入れて使えば、よりネイティブのように聞こえます。
・It’s my fault.
(私のせいです)
このフレーズも日常英会話でよく耳にします。faultは「失敗」を指す単語で「My bad. 」同様に非を認める表現です。allを付け加えて“It’s all my fault. (すべて私のせいです)”とも言います。“I’m sorry. ”と組み合わせて使うのが一般的です。
・Sorry?
(ごめん、なんて?)
疑問形の“Sorry? ”は、よく聞こえなかったときに使います。語尾を上げるだけなので、とても短くて簡単。ネイティブは“Pardon? (もう一度お願いします)”よりも“Sorry? ”や“Excuse me? ”をよく使うので覚えておきましょう。
次に、フォーマルな謝罪表現を。先にも書きましたが、ビジネスシーンなどの謝罪で“Sorry. ”を使うときは必ず“I am”や“We are”を省略しないこと。そして、何について謝っているのか“for ~”を付けて理由を述べましょう。信頼を失わないようにしっかりと使い分けてください。
・I / We apologize for ~.
(~について謝罪します)
apologizeの意味は「謝罪する」。日本語の「申し訳ございません」に当たる表現です。メールや手紙、案内文など文書にも使用できます。ちなみに発音は「アポロジャイズ」です。
・Please accept my / our apologies for ~
(~になり申し訳ございません。お許しください)
こちらも文書でもよく見かける表現で、社会人なら使いこなせて当然と言えるフレーズです。この言い回しでは“apologies”と複数形を使うのがポイント。発音は「アポロジーズ」です。
複数の表現をインプットしてTPOに合わせた謝罪を

誰にどの謝罪表現を使うかは相手との関係性を築きながら見つけていくと良いでしょう。例えばビジネスシーンでも、同僚や後輩になら“Oops! My bad. ”を使うシチュエーションもあります。
TPOに合わせた謝罪ができるように複数の表現をインプットしておいてくださいね。
筆者:清水真美/ライター
高1で単身留学、大学卒業までの7年間をカリフォルニアで過ごす。帰国し大手IT企業に就職するも生きた英語が使える環境を求めて国際交流業務を行うNPOに転職。姉妹都市交流や保育園での英語レッスンの普及、在住外国人支援などに携わる。現在はwebライターや通訳・翻訳、家庭教師も務める複業ワーカー。プライベートでは子育てに奮闘する1児の母。
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