TOEFL iBT®テストが2026年に大幅変更!改訂版の対策を徹底解説
2026年1月21日より、TOEFL iBT®テストが大きく変わります。「難しくなるのでは?」「今の勉強法で通用するの?」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。今回の改定では、試験時間が大幅に短縮される一方、正答率によって難易度が変わる「アダプティブ方式」が導入されるなど、戦略の見直しが必須です。本記事では、変更点の全容と各セクションの対策、そして「あなたは今受けるべきか、待つべきか」の判断基準を、45年の指導実績を持つ日米英語学院が解説します。
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目次
2026年1月からのTOEFL iBT®変更概要:何がどう変わる?
4種類あるTOEFL®テストのうち、個人受験のテストがiBT(Internet-Based Test)です。一般的にTOEFL®テストといえばこのテストを示すことが多いです。受験会場ではコンピュータで受験し、リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4技能を受験します。留学のためにスコアが必要となり受験されることが多いですが、近年では大学入試や就職などでも活用されています。
変更の目玉「アダプティブ方式」とは?
2026年1月21日から導入される改訂版の最大の特徴として、リーディングセクションとリスニングセクションで導入される「アダプティブ方式」があります。受験者の正答率に応じて、次に出題される問題の難易度が変化する方式のことです。
どちらのセクションもモジュール1(前半)とモジュール2(後半)という構成となり、モジュール1の正答率によって、モジュール2のレベルが決まります。
【モジュール 1(前半)】
| 正答率を判定 | |
| ✓ 正答率が高い | ✓ 正答率が低い |
| ↓ | ↓ |
| 【モジュール2(難)】 | 【モジュール 2(易)】 |
| 高難度問題が出題 | 簡単な問題のみ出題 |
| ↓ | ↓ |
| 高スコア帯が狙える | スコア上限が下がる |
つまり、最初のモジュールで「どのレベルの受験者か」を判定されるイメージです。この方式だと、前半のミスが命取りになります。
モジュール1の出来が悪い場合モジュール2では簡単な問題しか出題されません。そうするとどうなるかというと・・・どれだけ後半を完璧に解いても、取れるスコアに上限がかかり満点が取れなくなる、という仕組みになります。
これはつまり、
- 後半で挽回して満点を狙う
- 「最後に頑張ればなんとかなる」
といった考え方が、通用しなくなるということです。
序盤から正答率が必要になるからこそ、求められる対策が変わってきます。
この変更によって重要になるのは、次の3つです。
- 最初から正確に読む・聞く力
- 問題形式ではなく内容理解そのもの
- ケアレスミスを限りなく減らす精度
テクニック頼みの対策ではなく、英語力がスコアに直結するテストへ変化すると言えるでしょう。
■試験時間が大幅短縮!約2時間から約1.5時間へ
| 現在の形式 | 改訂版(2026年1月~) | |
|---|---|---|
| 約2時間 | 試験時間 | 67~85分 |
| 0~120点 | スコア | 1.0~6.0 (0.5刻み、従来スコアも併記) |
| リーディング→リスニング→スピーキング→ライティング | 試験の順番 | リーディング→リスニング→ライティング→スピーキング |
2026年1月21日以降の改訂版TOEFL iBTでは、試験時間が現行の約2時間から67~85分間へと、大幅に短縮されます。
先ほど紹介したアダプティブ方式の採用により、試験時間が短くなると言われています。また試験時間が個人によって異なるのは「ダミー問題」が復活するためです。リーディングとリスニングのセクションで、「採点されない問題が含まれることがある」とされていますので、ダミー問題として試験の採点には影響しない問題が、一部の受験生に出題されることになります。
試験時間の短縮により、下記のようなメリットが期待されます。
- 長時間拘束による集中力低下が起きにくい
- 試験後半での疲労・判断力低下を抑えやすい
- 最初から最後まで一定の集中レベルを保ちやすい
特に、「後半になるとミスが増えやすい」「長時間試験が苦手」という受験者にとっては、プラスに働く可能性があります。
その一方で注意すべき点もあります。試験時間の短縮に伴い、問題数が減少します。
これはつまり、
1問あたりがスコアに与える影響が、相対的に大きくなるということです。
- ケアレスミスの影響が大きくなる
- 「なんとなく正解」が減点につながりやすい
- 数問の失点がスコア全体に響きやすい
特に、アダプティブ方式と組み合わさることで、序盤の数問の正誤が、スコアレンジそのものを左右する可能性が高まります。
試験時間の短縮と問題数の減少は、
- 実力のある人には有利
- 準備不足の人には厳しい
という、実力差をより明確にする方向の変更です。「短くなったから楽になる」と考えるのではなく、より精度の高い理解力と判断力が求められると捉えることが重要でしょう。
■スコア制度が刷新!0-120点から1-6バンドスコアへ
2026年1月21日以降の改訂版TOEFL iBTでは、スコア表示の仕組みが大きく変更されます。これまでの120点の従来型スコアとともに、バンドスコアが表示されます。バンドスコアはIELTSなどで採用されているスコア形式です。CEFRのレベルに基づき4技能と総合(Overall)それぞれで1.0~6.0まで0.5刻みのスコアが表示されるようになります。それぞれのスコアのCEFRレベルは以下の通りです。
| CEFR level | リーディング | リスニング | ライティング | スピーキング | オーバーオール | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 現行 | 改訂版 | 現行 | 改訂版 | 現行 | 改訂版 | 現行 | 改訂版 | 現行 | 改訂版 | |
| C2 | 29- | 6 | 28- | 6 | 29- | 6 | 28- | 6 | 114- | 6 |
| C1 | 24- | 5-5.5 | 22- | 5-5.5 | 24- | 5-5.5 | 25- | 5-5.5 | 95- | 5-5.5 |
| B2 | 18- | 4-4.5 | 17- | 4-4.5 | 17- | 4-4.5 | 20- | 4-4.5 | 72- | 4-4.5 |
| B1 | 4- | 3-3.5 | 9- | 3-3.5 | 13- | 3-3.5 | 16- | 3-3.5 | 42- | 3-3.5 |
| A2 | 2-2.5 | – | 2-2.5 | 7- | 2-2.5 | 10- | 2-2.5 | – | 2-2.5 | |
| A1 | 1-1.5 | – | 1-1.5 | – | 1-1.5 | – | 1-1.5 | – | 1-1.5 | |
これまでTOEFL iBTテストはA2,A1レベルを測定できない試験でしたが、改訂版からは測定が可能になります。
バンドスコア表示により、受験者は自分のスコアをより分かりやすく把握でき、CEFRとの対応を通して世界基準の中での位置づけを明確に確認できるようになります。
「大学の出願基準はどうなる?」と不安に思われる方も多いと思います。
移行期間として約2年間は、これまでの0~120点のスコアも併記されることになります。
この期間中は、
- 新しいバンドスコア
- 従来の0–120点スコア
が併記される形でスコアが報告される予定です。そのため、
- 現行スコア基準で出願する大学
- 新スコア表記を採用する大学
いずれに対しても、受験者が不利になることはありません。
受験者が今気にすべきポイントは表示形式が変わることではなく、提出先にどのレベルの英語力が求められているかです。スコア制度が変わっても、必要な英語力そのものが急に変わるわけではないという点は、押さえておくと良いです。
【セクション別】アップデート詳細と対策のポイント
試験の順番もリーディング→リスニング→ライティング→スピーキングに変更されます。試験内容についてセクション別に詳しく見ていきましょう。
■Reading(リーディング):問題数減で「戻れない」仕様に
| 現在の形式 | 改訂版(2026年1月~) |
|---|---|
| 20問:35分 | 35~48問:18~27分
アダプティブタイプの問題※ |
| 600~700語の文章を2つ読み、それぞれ10問の設問を解く。 語彙、代名詞書き換え、文挿入、一文要約、事実正誤、推測、著者の意図について、文章要約などの設問が出題される |
Complete the Words
(単語を完成させる) 10個の単語の「欠けている文字を埋める」形式の問題 |
| Read in Daily Life
(日常生活の読解) 15~150語程度の非アカデミックな文章(ポスター、メニュー、請求書など)を読み、それについての選択式問題に答える |
|
| Read an Academic Text
(学術文の読解) 約200語のアカデミックな文章を読み、その後に5問の選択式問題に答える |
現行の形式では長文2つを読み設問に解答していく形式ですが、改訂版では3つのタスクに分かれます。アダプティブタイプの出題形式が採用され、試験は前半と後半の2つに分かれます。前半の問題の解答内容により後半の問題が変更されます。現在確認できるサンプル問題によると、試験はmodule1・module2に分かれ、module1で3タスクを解き、その後個人によって内容の変わるmodule2で再び3タスクを解く形となっています(2025年7月現在)。また、ダミー問題がリーディングまたはリスニングに挿入されます。採点には影響しませんが、受験者からは見分けられません。ダミー問題を含む試験を受験すると試験時間が通常より長くなります。試験の各タスクの詳細は次のようになっています。
- 「Complete the Words」
10個の単語を完成させます。比較的短い段落で単語の一部分がいくつか欠落しているので、穴埋めを行い単語と文章を完成させる問題です。
- 「Read in Daily Life」
最大3問の質問に答えます。文章は15~150字のテキストでできています。日常生活で遭遇する看板やSNS投稿、広告文などを読みます。
- 「Read an Academic Text」
最大5問の質問に答えます。文章は約200語のテキストで、中等教育または高等教育の文脈で見られる典型的な説明文が出題されます。
今回の変更で、前の問題に戻れない戻れなくなると聞いている方もいるのではないでしょうか。モジュール内であれば戻ることもできますが、モジュールをまたいで戻ることができなくなります。モジュール1からモジュール2に移った後、モジュール1を解きなおすことはできませんので気を付けましょう。
従来のように、とりあえず答えを入れて進み、後半で時間が余ったら見直すといった解き方は、通用しなくなります。根拠を瞬時に見極め、限られた時間内で決断する力が必要になります。今後の対策のポイントは「精読」です。一発で正解を見抜く精読力を身につけられるよう、文構造を正確にとらえる力を鍛えていきましょう。
■Litening(リスニング):短時間化で「1文1文の集中理解」が必須に
| 現在の形式 | 改訂版(2026年1月~) |
|---|---|
| 28問:35分 | 35~45問:18~27分
アダプティブタイプの問題※ |
| 会話問題:2題(各5問)
大学の研究室での会話、職員への相談や、学生同士の会話が主な場面です。日常会話や大学で使う単語・表現が出題される。
|
Listen and Choose a Response
(応答を選ぶ) 1文を聞き、それに対する適切な応答を4択から選ぶ |
| 講義問題:3題(各6問)
海外の実際の大学の講義から出題。教授が学生に講義をする形式や、教授と学生が議論する形式がある。自然科学や歴史、経済などのアカデミックな内容。3題出題。1つの講義の長さは3~5分。設問は6問ずつです。 |
Listen to a Conversation
(会話の理解) 10ターン程度の短い会話を聞き、その内容についての選択式問題2つに答える |
| Listen to an Announcement
(お知らせの理解) 学術関連の40~85語程度のアナウンスを聞き、その内容についての選択式問題に答える |
|
| Listen to an Academic Talk
(講義の理解) 100~250語程度の短い講義(レクチャー)を聞き、その内容に関する選択式問題に答える |
現行の形式では簡単な講義や教室での議論を聞いて質問に解答する問題が出題されています。通常は1問につき1点ですが、中には配点が2点のものもあります。講義を聞くリスニング問題では5分程度の話を聞く問題もあり、長時間のリスニングに慣れておく必要があります。
改訂版ではリーディングと同様にアダプティブな出題方式となります。リーディング問題と同じモジュール形式が採用される予定です。試験の各タスクは次のようになると発表されています。
- 「Listen and Choose a Response」
短い音声による質問や発言を理解し、話し手の文字通りの意味と暗示された意味の両方が理解できるかが問われます。音声は放送されるのみで画面には表示されません。提示される4つの解答は画面に表示されるので答えの文を読むことは可能です。
- 「Listen to a Conversation」
普段の生活の中で行われる会話を聞き、推論を行い、話者の役割や目的を認識し予測を立てることが求められます。会話の内容は食事・社会的活動・教育・娯楽・サービス・健康・趣味・家庭・買い物・コミュニケーション・旅行などのトピックスが出されます。話者の役割や目的を認識して予測を立てる必要があります。
- 「Listen to an Announcement」
アナウンスを聞き、それについての質問に答えます。スケジュール・案内・規則や規定、または学生の成績に関する情報などが含まれるアナウンスを聞きます。
- 「Listen to an Academic Talk」
歴史、芸術と音楽、生命科学、物理化学、ビジネスと経済学、社会科学などの分野から短い講義を聞き、4つの質問に答える問題です。
従来のテストより問題数・音声量が最適化されます。長いレクチャーを延々と聞く構成から必要な情報を効率よく提示する構成へ変化します。そのため、なんとなく全体を聞いたり、聞き流していたりすると、アダプティブ形式も相まってスコアが伸びなくなってしまいます。今後の対策のポイントとして、「短い文を確実に聞き取る力」が必須となります。耳から得た情報を瞬時に処理する能力が必要なため、シャドーイングトレーニングがお勧めです。
■Writing(ライティング):メール作成など実用タスク追加
| 現在の形式 | 改訂版(2026年1月~) |
|---|---|
| 2問:30分 | 12問:23分 |
| Integrated Task はじめにリーディングとリスニングを行ったうえで、その内容を要約する総合的課題。150~225語で書くと良いとされる |
Build a Sentence
(文を組み立てる) 単語がバラバラに並んでいる文を、正しい順に並べ直す問題。 |
| Academic Discussion Task
大学の授業の意見交換用オンライン掲示板に、教授の質問に対する他生徒の解答を参考にし、自分の意見を投稿する。100語以上にまとめる |
Write an Email
(メールを書く) ある状況に関して、7分以内にメールを書く課題 |
| Writing for an Academic Discussion
(学術的な議論のためのライティング) 10分間で自分自身の立場を述べ、自分の推論、経験、知識で意見を支持する |
ライティングでは唯一、現在の形式「Academic Discussion Task」が残ります。リスニングとリーディング力を伴う複合型試験形式であった「Integrated Task」がなくなり、代わりに2つの新しい試験形式が加わります。
- 「Build a Sentence」
学生同士のやり取りの文のうち、一部の単語や句の順序を入れ替えて文脈・文法的に正しい文を作成する課題です。コミュニケーションに不可欠なスキルである文構造の習得度がはかられます。
- 「Write an Email」
提示されたシナリオに対して書面で情報を共有するように求められます。推薦をする、招待をする、問題の解決策を提案することなどが求められます。自分の意見を論理的に構築し、説得力のある論拠とともに表現する能力が求められます。
この変更によりライティングは「長文力」より「即応力」の勝負になります。従来のような長いエッセイを書く力や複雑な論理構成を展開する力よりも、
- 要件を正確に読み取る力
- 短時間で適切な文を作る力
- ミスの少ないシンプルな英文を書く力
が重視されます。
Build a Sentence 型のタスクでは、語順、文法、コロケーション(語の自然な組み合わせ)といった、英文の基礎がそのまま評価されます。
Write an EmailやAcademic Discussionでは「何を書くか」を毎回考える力より、「すぐ使える表現を正確に使う力」が必要となり、対策のポイントとしては定型文(テンプレート)の活用となります。定型的な表現をどれだけ自然に使えるかがスコアに大きく影響しそうです。
つまり対策のポイントは「基礎力+テンプレの活用」です。
■Speaking(スピーキング):面接・復唱形式が登場
| 現在の形式 | 改訂版(2026年1月~) |
|---|---|
| 4問:16分 | 12 問:8分 |
| Independent task
45秒で解答する。身近なトピックについて意見を述べる。賛成/反対で解答する問題、好みを答える問題、提示された意見に対して良いか悪いかを問う問題など |
Listen and Repeat
(聞いて繰り返す) 7つの文を聞いて、そのまま繰り返す |
| Integrated task
60秒で解答する。文章を読み、音声を聞いて2つの情報を要約するような問題が出題される。大学のキャンパスライフや講義に関する問題が出題される |
Take an Interview
(インタビュー形式) 1つのテーマについて4つの質問が出され、それぞれ 45秒以内に解答する。準備時間なし |
現在の形式では日常的な質問や意見・理由を述べる単独問題と、リーディングやリスニングの能力も必要となる複合型問題が出題されています。
新しい形式の問題では発音や流暢さといった基礎的な言語スキルと、総合的な口語表現能力を測る試験形式となります。
- 「Listen and Repeat」
学術的な内容やキャンパスライフのシナリオで7つの文が出題されます。文章を一文ずつ聞き、内容を正確に繰り返します。視覚的な補助としてイラストも表示され、文は段階的に長く複雑になります。
- 「Take an Interview」
事前に録音された面接官との模擬会話に参加します。インタビューのトピックに関連した4つの質問に答え、自分の経験や意見を述べます。最初の質問では事実情報や個人的経験について、後半の質問では一般的・学術的トピックに関する幅広い質問に答えます。内容は奨学金の申請や研究への参加等さまざまな状況が用意されています。
テスト形式がガラッと変化するスピーキングセクションは、その場で反応するスキルが直接測られます。
Listen and Repeatタスクは、一見すると簡単そうに見えますが、
- 音の聞き取り
- 文構造の理解
- 発音・リズム・語順の再現
といった、スピーキングの基礎力が一気に試される形式です。ごまかしは効かず、「聞けていない文は、話せない」という現実が、そのままスコアに反映されます。
Take an Interviewタスクは質問が提示され、即座に反応することが求められます。沈黙・言い直し・反応の遅れそのものが評価に影響しやすくなります。
変更に伴う対策のポイントは「瞬発的な対話経験」となります。
Speaking対策で最も効果的なのは、
- 実際の英語での対話量を増やすこと
- 考えながら話す訓練を日常化すること
です。特に、英会話での即興Q&A練習が効果的と言えます。
参考
Updated TOEFL iBT® Test Overview
Teacher Frequently Asked Questions for TOEFL iBT® Enhancement
2026年1月21日から始まるTOEFL iBT®アップデート版の詳細が公開されました
公式サイトには無料版のサンプルテストがありますので、どのようなテストか試してみたい場合はご参考ください。
改訂版攻略のカギは「Module1」にあり!プロが教える戦略
アダプティブ方式では、前半の「モジュール 1」でスコアの“天井”がほぼ決まるという事実です。改訂版ではリーディングとリスニングでこのアダプティブ方式が採用されます。その際、モジュール1の正答率が悪いと低いレベルの問題がモジュール2では出題されます。
つまり、モジュール1で失点すると、その後どれだけ頑張っても高スコア帯に到達できなくなる構造になっています。
つまり「後半で挽回」が通用しなくなります。
45年の歴史のある英語学習塾・日米英語学院で多くの受験者を見てきましたが、問題によって得意不得意のある生徒さんについては、従来のTOEFLでは、得意な問題から取り組むという戦略や、後半で挽回するという戦略が一定程度は通用していました。
しかし改訂版では、「後半で挽回する」という発想自体が成立しません。モジュール1の数問のミスが、そのまま試験全体の可能性を狭めてしまうからです。
これをもとにした改訂版攻略の戦略は次の2つです。
■戦略①「最初の1問から全集中」
改訂版で求められるのは、開始直後から100%の集中力です。
具体的には、最初のリーディング1問・最初のリスニング音声1文を本番のクライマックスだと思って臨む必要があります。これは知識の問題というより、メンタルの問題となります。スタート時に集中できるメンタルを鍛えましょう。
■戦略② 基礎の抜け=即失点になる
モジュール 1では、難問を解けるかよりも、基本問題を落とさないかが決定的に重要になります。特に注意すべきなのが、
- 基礎文法の曖昧さ
- 基本語彙の意味取り違え
- 文構造の読み違い
こうした「小さな穴」です。
改訂版では、基礎の欠落=即スコア上限ダウンにつながります。難易度の高い問題対策より、基礎をしっかり固めて臨みましょう。
よくある質問 (FAQ)
Q.過去の公式問題集は改訂版でも使えますか?
一部は使えますが、すべては対応できません。
過去のTOEFL iBT公式問題集の中には、リーディングの長文読解、リスニングの講義・会話音声、ライティングのAcademic Discussionなど、改訂版でも出題意図が大きく変わらないタスクがあります。
これらは、
- 英語理解力そのもの
- 語彙・文法・構文処理力
- 正確に読む/聞く精度
を鍛えるという点で、改訂版に向けた基礎トレーニングとして十分有効です。
一方で、改訂版で新たに導入される、
- メール作成(Write an Email)
- 文章構築(Build a Sentence)
- 面接形式のSpeaking
といったタスクについては、過去の公式問題集では対応できません。
形式理解や時間感覚、評価基準をつかむには、改訂版専用の対策が必要になります。
ポイントは「使い分け」です。過去の公式問題集を捨てることではなく役割を切り分けて使うようにしましょう。
- 基礎力・精度練習 → 過去の公式問題集やその他の基礎力強化用テキスト
- 新タスクの形式理解・実戦練習 → 改訂版対応教材・指導
このように使い分けることで、無駄な学習を減らし、改訂版にも対応できる効率的な対策が可能になります。
どこまでを「基礎練習」として使い、どこからを「改訂版対策」に切り替えるかは、現在のレベルや目標スコアによって異なります。自己流で進めてしまうと、やっているのに伸びない・形式違いで失点するといったケースも少なくありません。過渡期だからこそ、専門家に頼るのも選択肢の一つです。
まとめ
いかがでしたか。来年初頭より大きくテスト形式が変更されることが分かりました。
現在すでに学習を始めている方は、現在の形式で受験できる間に目標スコアを取得できるように学習を進めましょう。まだ学習を始めていない方や来年以降にスコアが必要になる方は早めに改訂版への対策が必要です。とはいえ、まだまだ情報が少ない状態です。改訂版開始以降でスコアが必要な場合は対策不足により目標スコアに届かないということも考えられます。現在改訂版のサンプル問題はありますが、学習のための問題集などが十分に揃っていない状態です。そのためIELTSなど、対策が十分に行える他の資格対策へ変更することも視野に入れると良いでしょう。留学でスコアが必要な場合はIELTSなど他の試験も審査用の資格として認められていることがあります。TOEFL®テスト以外にも使える資格がないか探してみるのも手段の一つです。
今回の記事を読み、対策を急ぐ必要が出た方やもっと詳しく情報を知りたい方は、TOEFL iBT®テストに精通した塾やスクールに通学することを検討しましょう。TOEFL®テストは独学でのスコアアップも可能ですが、難しい試験ですので、効率よく学ぶことがスコアアップへの近道となります。
TOEFL®テスト対策はスクールや塾がおすすめ!
TOEFL®テストは留学などで使え、海外でも知名度の高い英語資格試験です。受験や留学など、活用できる機会の多い試験となっています。最近では高校・大学受験では外部試験として活用されたり、内部進学の判断基準として採用されることも多い試験です。早く取得しておけばそれだけ活用の機会が増える試験となります。
独学での学習・合格ももちろん可能ですが、そのほかの学習や部活動に忙しい学生の方や、業務の合間をぬって学習をしなければならない社会人の方は、スクールや塾に通って効率よく学習することをお勧めします。
塾やスクールを選ぶ際には、次のような点に注目して選びましょう。
■TOEFL®テスト対策に特化した講師がいる
TOEFL®テストは出題範囲やパターンがある程度決まっているため、特化した対策を行うことでより短期間で合格することが可能になっています。出題されやすい単語や話題になりやすい内容、よく出てくる文法テクニックなど、ノウハウを持った講師から学ぶことで、効率よくTOEFL iBT®テストの学習ができます。
■実績があるスクールを選ぶ
TOEFL®テストのスコアアップ実績や専門のコースを設置しているスクールを選ぶとより効率よく学習できます。現在の形式でしっかりとした実績があり、改訂版の情報についても正確に把握しているスクールだと安心です。
■通いやすいところにスクールがある
生活圏内にスクールや塾があることをお勧めします。わざわざ出かけるようなところを選択してしまうと、どうしても腰が重くなってしまいがちです。駅からすぐ近くであったり、通学・通勤圏内にあると良いでしょう。遠方の場合はオンライン受講が可能であるかを調べておきましょう。急な予定でも振り替えができたり、欠席したレッスンの動画を見ることができるなど、自身の生活スタイルに沿って無理なく通学できるところがおすすめです。
このほかにも受験までの単語テストや自習室が使えるなどのサポートが充実していたり、自分の苦手なところを重点的に対策してくれるなどの柔軟なレッスンを行えるとより効率的に学習することができます。
TOEFL iBT®テスト対策なら、日米英語学院へ!
日米英語学院は45年の実績のあるスクールです。講師は英検1級取得・TOEIC900点以上など、厳しい審査を受けたベテランの講師が揃っています。日本人講師・外国人講師から選ぶこともできます。少人数制のグループレッスンやマンツーマンのプライベートレッスンから授業形態を選べるので、文法などの細かい解説の欲しいリーディングはグループで、スピーキングはプライベートでなど、技能別に形態を変えてレッスンを受講していただくことが可能です。
1年間で2回以上TOEFL iBT®テストを受験し、10点以上のスコアアップを達成された生徒様が全体の約7割を占める日米英語学院では、「個人別カリキュラム」で受講生に合ったレッスンを組み合わせることができるため、このような効率的なスコアアップが可能です。中には30点以上のスコアアップを達成された方もいらっしゃいます。例えば同じTOEFL iBT®テストのスコアアップを目指すAさんとBさんでも、Aさんは「リスニングが得意でライティングが苦手」、Bさんは「文法は出来るけれどリスニングが苦手」など、お一人お一人の現在のお力が異なる場合があります。2人が同じレッスンを受講しても、必ずしも効率的とは言えません。日米英語学院ではAさんにはライティング特化型の授業を、Bさんにはリスニングに特化した授業をお受けいただけるので、一律の受講に比べて効率的に学習を進めていただくことができます。
オリジナルの単語テストや自習室の開放、カウンセラーによる定期的なサポートなども充実しており、日米英語学院ではあなたの英語の学習を丁寧にサポートする仕組みが充実しています。
東京・大阪を中心に9校あり、どのスクールも駅から5分圏内にありアクセスがしやすいことも特徴です。通学が難しい場合はオンラインでの受講も可能です。オンラインレッスンも講師がスクールから行いますので、通学時と変わらないクオリティでご受講いただけます。受講前に無料の学校説明会やカウンセリングを随時開催していますので、自分にどのような学習が向いているのか、どうしたら効率よく学ぶことができるのかなどあなたのお悩みを解決するお手伝いができます。通学までは考えていなくても、一度お話をお聞かせいただけますと、情報が手に入ります。このまま現行のテスト形式でスコアアップを目指すか、別の資格試験に切り替えるかなど、学習の方向性に悩まれる方はぜひ一度ご相談ください。
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