海外の人とビジネスランチ!失敗しないための心得

海外のビジネスシーンにおいて、夜の接待はあまり一般的ではありません。比較的親しいビジネスパートナーであれば夜の食事にお誘いするのも良いですが、まずは「ビジネスランチ」から始めましょう。ビジネスランチは、相手にとっても負担にならず、かしこまった会議とは違った話もしやすいというメリットがあります。

 

そこで今回は、海外の人とビジネスランチを行う際の心得をご紹介します。

海外の人とのビジネスランチには「和食」がおすすめ

まず、ビジネスランチを行うためのお店選びですが、海外から来日される方との場合、やはり「和食」がおすすめです。特に懐石料理は、その美しさに海外の人たちは大喜び。可能であれば、個室を予約しておいてください。もし、少人数(相手が1~2名など)であれば、天ぷら店やお寿司屋さんなどのカウンター席でも良いでしょう。料理人の技を目の前で堪能してもらう楽しい時間を提供できるはずです。

 

一方、日本に住んでいる外国の人とビジネスランチをする場合は、日本の食材を使用したフレンチなども喜ばれると思います。今、世界中の高級フランス料理店では、日本の食材が大人気なのです。

 

なお、特に和食のお店を選ぶ場合の注意点は、相手が食べられないものが出てこないように事前に配慮すること。ビジネスランチのアポイントメントを取るときには「食べられないものはないか」「嫌いなものはないか」「和食は大丈夫か」を相手に必ず確認するようしましょう。

ビジネスランチでは、楽しい話題から徐々にビジネスの話につなげていくのが理想

そして、ビジネスランチでは、いきなりビジネスの話を始めるのは好ましくありません。身近な話や雑談から始め、徐々にビジネスの話につなげていくのが理想です。もし、ビジネスランチの前後に会議を予定しているのであれば、具体的な話は会議の席で行い、ランチの場では互いをより良く知ることができるようなカジュアルな会話に終始しても良いでしょう。趣味や旅行の話など、楽しい話題を選ぶことを心がけてください。反対に、政治、戦争、宗教の話題などは避けた方が無難です。

 

私自身、よくビジネスランチを行っているのですが、このビジネスランチがビジネスを大きく前進させてくれたことが少なくありません。例えば、ある新しいクライアントとの契約後、先方のトップを交えて5名ほどでビジネスランチを行ったときのことです。契約が締結していたとはいえ、それほど話をしたことのない関係だったため、ビジネスランチが始まって間もなくは相手側もこちらの様子を探るような感じでした。そんな中、いろいろと雑談を交わすうちに、先方のトップの方と私は、遠い昔に同じ町に住み、しかも、なんと同じ会社で働いていたことがわかったのです。

 

それからというもの、相手側の態度がとても好意的になり、次々に案件が決まっていきました。普段の業務は担当者レベルで遂行していきますし、トップと直接合う機会は滅多にありません。また、会議の中では雑談をすることは稀ですので、このビジネスランチがビジネスを推し進めるきっかけになったことは明らかでした。

互いの信頼関係を築く場としてビジネスランチを上手に活用してみて

最後に、精算は見えないところでスマートに済ませておきましょう。その他、エスカレーターやエレベーターに一緒に乗り合わせる場合、欧米では「女性から」がマナー。「レディーファースト」の文化であるため、立場や肩書は関係ありません。ただ、アジア圏では地位の上の人や年上の人が優先されます。ビジネスランチをする相手の国柄も知っておくことも大切でしょう。

 

海外の人とのビジネスも、結局は人と人とのつながりが最も重要視されます。互いの信頼関係を築く場としてビジネスランチを上手に活用してみましょう。

 

筆者:岡本きよみ/PRディレクター
株式会社Harris PR & Consulting Office代表取締役。PRディレクターとして主に食、旅、美容、ウェルネス、カルチャーなどの広報活動に関わる。米国の高校を卒業後、日本の大学に進学。専攻は英米語、言語学。JTB、日航のアウトバウンド・インバウンド業務に従事した後、出産を機に、P&Gファーイーストインク(当時)に転職。広報渉外部および研究開発部に10年間勤務の後、家族とともにニュージーランドに滞在。帰国後、外資系ホテルの広報、外資系PR会社のヴァイスプレジデント、アメリカ政府観光機関のPRディレクタ―などを経て、現職。

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