世界の食文化シリーズ「英語留学でも人気のマルタ料理」

2018.06.12旅行・留学
世界の食文化シリーズ「英語留学でも人気のマルタ料理」
Summary あらすじ

世界中から英語留学に訪れる人たちが後を断たない地中海に浮かぶ小さな国、マルタ。マルタの料理は、地中海沿岸の食文化を色濃く受け、独自の発展を遂げてきました。新鮮な魚介類やウサギ料理など、あっさりとした味付けのマルタ料理は日本人好みのはず。

「世界の食文化シリーズ」と題して、世界各国の食文化をご紹介する本企画。今回は、シチリア島の南、チュニジアの上あたりにある地中海に浮かぶ小さな国、マルタの料理をご紹介します。

 

1921年にマルタ島独自の議会が開催されるまでイギリスの統治下にあったマルタは、イギリスやアイルランドと同じく英語を公用語としているため、世界中から英語留学に訪れる人たちが後を絶ちません。

 

物価も安く、治安も良く、天候にも恵まれたマルタの国土は東京23区の半分ほど。そんなマルタの料理は、イタリアや北アフリカ、アラブ、イギリスなどの影響を受けながら、独自の発展を遂げてきました。

海に囲まれたマルタは新鮮な魚介類の宝庫!

海に囲まれたマルタは新鮮な魚介類の宝庫!

 

昨年から今年にかけてマルタには毎月訪れましたが、その度に通い詰めていたのが「タコがおいしいレストラン」です。マルタのタコは、とにかく柔らかい!ハーブにオリーブオイル、トマトなどを使ってマリネにしたものがマルタ料理の定番です。

 

海に囲まれたマルタは新鮮な魚介類の宝庫。魚、貝類、イカ、海老などをグリルしたりマリネしたりするのが主流ですが、「アリオッタ」と呼ばれる伝統的なフィッシュスープは味わっておきたいところ。

 

「アリオッタ」という名前はイタリア語の「アリオ(ニンニク)」に由来し、魚のぶつ切りをオリーブオイルとニンニクで炒め、野菜やハーブ、たっぷりのトマトを足して煮込むスープです。お店によって味や素材が異なるため、食べ比べも楽しいでしょう。

「ウサギ料理」はマルタ料理で絶対に外せない鉄板!

「ウサギ料理」はマルタ料理で絶対に外せない鉄板!

 

そして、マルタ料理で絶対に外せないのは「ウサギ料理」!なぜ、ウサギなのか。ウサギは繁殖力が強く、あっという間に数が増えて農作物を荒らしてしまうため、小さなマルタ島では必然的に人間の食料となっていったと思われます。

 

数あるウサギ料理の中でも私のお気に入りはラビットシチュー。赤ワインやハーブ、スパイス、トマトソースなどでじっくりと煮込まれたシチューを、マルタ産のワインといただくのは至福です。他にも、ガーリックやハーブ、スパイス、オニオンなどと蒸し焼きやグリルにしたり、挽肉にしてハンバーグ風にしたり、ウサギ料理のバリエーションは豊富。

 

ウサギ以外の肉料理では、牛肉のハンバーグに薄い牛肉を巻き付けて焼く「ブラジオリ」が人気。赤ワイン、ハーブ、スパイス、トマトなどを一緒に煮込むのがポピュラーです。イタリア料理にアラブや北アフリカ的なテイストが少し交じっているのが、マルタの肉料理の特徴といえるでしょう。

あっさりとした味付けのマルタ料理は日本人好みのはず

あっさりとした味付けのマルタ料理は日本人好みのはず

 

そして、マルタのゴゾ島で作られるゴゾチーズ、ジュベイナも格別です。もともとはヤギの乳か羊の乳で作られていましたが、現在は牛乳で作られるものもあります。塩とレンネット(酵素の一種)のみで作られるチーズは、塩漬け以外にも、ハーブをまぶしたもの、胡椒や唐辛子をまぶしたもの、乾燥させたものなど多種多様。細かくしてサラダに入れたり、ピザの材料にしたりといった調理方法以外に、丸ごとフライにしても美味しくいただけます。

 

天候に恵まれた島ですので、ケーパー、オリーブ、キャロブ、はちみつなども良質なものが採れます。地中海沿岸の食文化を色濃く受けていますが、あっさりとした味付けのマルタ料理は日本人好みのはず。留学や旅行で訪れても飽きずに楽しめるではないでしょうか。

 

 

筆者:岡本きよみ/PRディレクター

食、旅、ウェルネス、美容、カルチャーなどのPR・プロモーション活動、国内外における取材・プレスツアーのコーディネーションを手がけるとともに、企業や自治体向けのレシピ開発など、国内外の旬の食材、郷土食や伝統食など食文化をテーマに活動。日本旅行作家協会会員。

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