海外のイベントをのぞき見!オーストラリア「メルボルンカップ」

2017.09.08英会話

「海外のイベントをのぞき見!」と題して、世界各国のイベント・お祭りをご紹介する本企画。今回は、オーストラリアで人気の競馬レースをご紹介します。その名も「メルボルンカップ」。

競馬のレースの日が祝日に!1861年創設の歴史あるメルボルンカップ

メルボルンカップ (Melbourne Cup) は、毎年11月の第1火曜日にオーストラリア・ビクトリア州メルボルンのフレミントン競馬場で開催される、1861年創設の歴史ある競馬レースです(今年は11月7日開催)。

 

その総賞金額は、600万オーストラリアドルほど(日本円にして5億2000万円ほど)で、オーストラリアでは最高額であり、長距離戦としては日本の天皇賞(春)を上回り、世界一を誇ります。

 

1851年に近隣で金鉱が発見されたことを機に始まったゴールドラッシュによって、町には多くの人とお金が集まり、その過程で生まれたのがメルボルンカップです。現在、開催日は毎年、メルボルン大都市圏で「メルボルンカップ・デー」として祝日に定められています。

 

競馬のレースの日が祝日となるのは世界でもオーストラリアだけ。他にも南オーストラリア州で行われる「アデレードカップ」、タスマニア州で行われる「ローンセストンカップ」などもそれぞれの町で祝日となっています。

 

レース前日には、メルボルンの目抜き通りである「スワンストン・ストリート」で、過去の優勝馬と、その年の出走馬によるパレードが大々的に行われ、お祭り騒ぎに。会場となる競馬場には毎年30万人以上もの人が訪れるため、レース日には、メルボルンのシティにあるサザンクロス駅からフレミントン競馬場まで直通電車が運行されます。

参加者はおしゃれな正装!来場者数の半分が女性で競馬とファッションを楽しむ

競馬場に来て一番驚くのは、参加者が正装していること。派手な帽子を被った貴婦人が集うイギリスの競馬場のシーンは映画などでも見たことがあるかもしれませんが、オーストラリアも同じく、伝統的な大レースにおいては、おしゃれな正装に身を包み入場します。

 

まるで盛大なパーティか結婚式のようですが、場内では、馬券を買ったり、お酒を飲んだり、併催されているファッションショーやローズガーデンのバラ観賞を楽しんだりと、それぞれが思い思いに過ごします。また、正装していても地面に座ってピクニックを始めたりするのはオージー独特です。

 

今年の春先まで長男がメルボルンに滞在していましたが、私がメルボルンカップを訪れたのは2年前。その年は、なんと女性騎手が優勝しました。メルボルンカップでも女性騎手が優勝するのは史上初ということで大きなニュースとなりましたが、女性の騎手が存在することに驚いたものです。

 

そして、来場者数の半分が女性というのも日本と違った点ではないでしょうか。元々欧州では、競馬は上流の遊びと認識されており、来場する女性は華やかなドレスやアクセサリーを身にまとい、競馬同様にファションのイベントを目当てに訪れます。

気軽に参加できるメルボルンカップは、日本と違った伝統や文化を知る良い機会

フレミントン競馬場の駅を出るとすぐ競馬場の入口があり、チケットを見せて入場します。メルボルンカップのチケットは事前にオンラインで購入しておくと良いでしょう。「General Stand」の入場券は、75ドルほど。馬券は場内でも購入可能です。

 

毎年、日本からも日本馬が出場しますが、2017年は一頭登録されているそうです。気軽に参加できるメルボルンカップは、日本と違った伝統や文化を知る良い機会。ぜひ、おしゃれをして出かけてみてはいかがでしょうか?

 

筆者:岡本きよみ/PRディレクター
株式会社Harris PR & Consulting Office代表取締役。PRディレクターとして主に食、旅、美容、ウェルネス、カルチャーなどの広報活動に関わる。米国の高校を卒業後、日本の大学に進学。専攻は英米語、言語学。JTB、日航のアウトバウンド・インバウンド業務に従事した後、出産を機に、P&Gファーイーストインク(当時)に転職。広報渉外部および研究開発部に10年間勤務の後、家族とともにニュージーランドに滞在。帰国後、外資系ホテルの広報、外資系PR会社のヴァイスプレジデント、アメリカ政府観光機関のPRディレクタ―などを経て、現職。

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