渡すときはスマートに。チップにまつわるマナーと英会話フレーズ

2018.12.04英会話
Summary あらすじ

日本にはないチップの習慣ですが、アメリカやヨーロッパでは当たり前のマナーです。チップとは、受けたサービスに対して支払うお金のことで、金額が少なかったりうっかり渡し忘れたりすると、日本人(アジア人)に対する印象が悪くなることも。マナーやチップを渡すときに役立つ英会話フレーズを習得し、スマートに感謝の気持ちを伝えましょう。

欧米では、最低限のマナーとして定着しているチップ。ところが、チップを渡す習慣がない私たち日本人にとっては謎が多いものです。そして、チップを渡すという概念がないため、うっかり渡し忘れてしまったり気付かないうちにマナー違反をしていたりすることも……。

そこで今回は、チップにまつわるマナーと渡す際に知っておけば恥をかかない英会話フレーズを紹介します。

チップとは、受けたサービスに対して支払うお金のこと

 

「食事代や宿泊代を払っているのに、なぜチップを渡すの?」と疑問に思われるかもしれません。チップとは、受けたサービスに対して支払うお金のことを指します。レストランのウェイターやホテルのスタッフ、タクシードライバーなどがその対象です。ちなみにチップは給料の一部とみなされ、その分、彼らの給料は最初から低めに設定されています。

 

チップの相場は地域によって少し異なります。一般的にアメリカやオーストラリアでは料金の15~20%、ヨーロッパでは10~15% が相場といわれています (ファーストフード店やカフェなど、レジで料金を支払う飲食店は除外)。主な渡し方は2パターンあり、お釣りをチップとして渡すか、去り際にテーブルに置いておきます。なお、会計時にサービス料を含めた料金を提示されるケースもありますが、この場合は別途チップを渡す必要はありません。

 

また、ホテルのスタッフに関しては12ドル程度が基本。ただ、相場より少額はマナー違反となりますが、上限はありません。「大量の荷物を運んでくれた」「トラブルに丁寧に対応してくれた」といったように親切にしてもらったなら、相場以上の金額を渡して感謝を伝えましょう。

 

チップの金額が少なかったりうっかり渡し忘れたりすると、日本人(アジア人)に対する印象が悪くなりますその結果、「日本人(アジア人)に対して質の良いサービスを提供してくれなくなった」ということも有り得ますので、気をつけてください。在米中、大勢で食事をしてチップをテーブルに置き忘れたところ「You didn’t give me tip. (チップをいただいてないのですが)」と店員が追いかけてきたことがありました。みんな「誰かが置いているだろう」と思っていたのです。

チップを渡すときに役立つ英会話フレーズ

 

チップを渡す相手はさまざまです。また、お釣りをそのままチップとして渡したり、別途チップをテーブルに置いたり、渡し方によってもフレーズが違ってきます。

 

Keep the change.

(お釣りはとっておいて)

 

これはお釣りをチップとして渡す際に使う定番のフレーズです。例えば、35ドルのお会計に40ドルを支払い、お釣りの5ドルをチップとして渡します。同じ意味で「You can keep the change.」と言うこともできます。

 

It’s all set.

(お釣りはいりません)

 

高級レストランや、ある程度の金額を超えて支払った場合、上記の「Keep the change.」を使うのは少し失礼だと感じるネイティブもいます。なぜなら、changeには「お釣り」だけでなく、「小銭」という意味もあるからです。そんなシチュエーションでは「It’s all set. (すべて完了した、お釣りのやりとりは必要ない)を使いましょう。

 

Will you give me the change with $1 bills?

1ドル札でお釣りをいただけますか?)

 

チップを渡したいけれど1ドル札や5ドル札がないときは、お釣りを崩してもらいましょう。チップに慣れていないと、このようなやりとりが追加されます。海外では、小さい金額の紙幣を常備しておくことをお忘れなく。

 

Thank you for your help.

(手伝ってくれてありがとう)

 

何かをリクエストしたときやトラブルに対応してくれたときなどは、感謝を述べながらそれに見合ったチップを渡します。ホテルに宿泊した際は枕元にチップを置きますが、「Thank you for cleaning the room. (部屋を掃除してくれてありがとう)」といったメッセージを添えるのも素敵です。

チップを渡すときは感謝の気持ちを伝えよう!

 

今回ご紹介したのは定番のフレーズばかりですが、最初はチップを渡すタイミングやかける言葉に戸惑うかもしれません。慣れるまでは難しく考え過ぎず、笑顔で「Thank you.」と言うだけでも十分です。

 

お互いに心地良い時間を過ごせるように、思いやりを持ってチップを渡すようにしましょう。

 

筆者:清水真美/ライター

高1で単身留学、大学卒業までの7年間をカリフォルニアで過ごす。帰国し大手IT企業に就職するも生きた英語が使える環境を求めて国際交流業務を行うNPOに転職。姉妹都市交流や保育園での英語レッスンの普及、在住外国人支援などに携わる。現在はwebライターや通訳・翻訳、家庭教師も務める複業ワーカー。プライベートでは子育てに奮闘する1児の母。

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