国際的スポーツ!テニスを海外で楽しむための英会話フレーズ

2019.04.02英会話
Summary あらすじ

錦織圭選手や大坂なおみ選手の活躍により注目度がアップしているテニス。テニスの盛んなアメリカでは、初対面の人とプレイしたり対戦相手を褒め称えたり、テニスを楽しむ文化が根付いています。使われる用語やカウント方法が日本とは異なる場合もあるので注意が必要ですが、テニスのような国際的な趣味は言語を超えて仲間を作る際の「武器」となるのでおすすめです。

 

Introduction

「日本に、こんな時代がくるなんて!」

 

元テニスプレーヤーの解説者が思わずそう呟いていました。それは今年の全豪オープンでのこと。3回戦進出を決めた錦織圭選手がロッカールームに戻る途中、廊下で出番を待つ大坂なおみ選手とすれ違うVTRが流れたのです。

その全豪オープンで大坂選手は優勝を果たし、世界ランキング1位となりました。彼らの活躍を見て改めてテニスに興味を持った人も多いことでしょう。

 

今大注目のスポーツ、テニスを海外で楽しむための英会話フレーズをご紹介します。

初対面の人同士でプレイも。大らかな気持ちで楽しめるアメリカのテニス文化

 

今回は、アメリカを例に挙げてご案内。アメリカは世界で最もテニスが盛んな国のひとつです。トップ選手を輩出し続けるIMGアカデミーなどの一流施設がある一方、誰でも無料で使えるパブリックコートが公園の横に併設されていることもあり多くの人がテニスに親しめる環境が整っています。

 

プレイする相手がいない場合は、1人でラケットを持ってテニスコートへ行ってみましょう。

 

Hi! Are you three? May I join you? I am Toyoko. Nice to meet you.

(こんにちは、そちらは3人ですか?私も入れてもらっていいでしょうか?[握手をしながら]私はトヨコです、よろしくお願いします)

 

こう言えば、テニスの国際交流が始まります。アメリカでは初対面の人同士でテニスをプレイすることが珍しくはありません。

 

なお、日本人は迷惑をかけてはいけないという気持ちから何かと「すみません!」と言ってしまいがちですが、アメリカには日本ほどすぐに謝る習慣はありません。むしろ相手のプレイを褒めることに重点を置きます。時には相手にエースを取られたというのに拍手で称えることもあるほどです。

 

初対面の人とプレイをしたり相手を褒め称えたり。大らかな気持ちで楽しめるアメリカのテニス文化は素敵です。

テニスは相手あってのスポーツ!正しい言葉でコミュニケーションを!

 

テニス用語は英語であるため、海外でプレイをしてもさほど言葉の問題はないでしょう。しかし、例えば日本とアメリカでは使われる単語が違うケースがあります。いくつかの注意点や使えるフレーズをまとめてみました。

 

【日本とアメリカで異なるテニス用語】

 

on the line

コートのライン上でボールがバウンドしてインとなった状態。日本では「オン・ライン」と言いますが、英語では「オン・ザ・ライン」と定冠詞付きで言います。

 

Close!

惜しくもアウトになったショット。日本では「ジャスト」と言いますが、英語では「クロース」と言います。

 

string

ラケットに張られている紐。日本では「ガット」と言いますが、英語では「ストリング」と言います。ちなみに「gut」は動物の腸から作られた「ナチュラル・ストリング」のことを指し、「ラケットにガットを張っている」と言うと「お金持ちなんだなあ」と感心されてしまうかもしれません。「ストリングを張る」は「get my racket restrung」と言います。

 

wide , deep

横方向もしくは縦方向でそれぞれアウトになったもの。日本語では「サイド」「ロング」と言いますが、英語では「ワイド」「ディープ」と言います。

 

bagel

1セットのスコアが「6-0」となること。日本ではゼロの形から「団子」と言いますが、海外では「ベーグル」と表現するそうです。そんな違いも面白いですね。

 

【スコアカウント】

 

友だち同士の試合ではスコアを省略してコールすることが多いので、覚えておきましょう。15-15 fifteen all」ではなく「15-0 five zero」「15-15 five all」「15-30 five three」「15-40 five four」と言います。

 

【ゲーム中の声かけ】

 

テニスは相手あってのスポーツなので、コミュニケーションはとても大切です。ゲーム中は以下のような声かけを心がけましょう。

 

Nice serve!

(いいサーブ!)

Nice ball!

(いいボール!)

That’s a difficult one!

(今のは取れないよ!)

Was it in?

(今の入った?)

I like your back hand.

(君のバックハンドいいね)

My bad!

(私のミス!)

It’s mine!

(僕が取るよ!)

Watch!

([アウトになりそうだから]よく見て!)

Good eye!

([アウトボールを取らなかったことに対して]よく見ていたね!)

Switch the side!

([前衛と後衛の間で]サイド交代だよ!)

テニスのような国際的な趣味は言語を超える「武器」になることも

 

以前、ドイツのテニスチームに所属していた先輩が「ドイツ人はウォーミングアップを軽めにしてすぐにプレイを始め、終わったらさっさと帰る。コートが空いていたら日本人は長くやりたがるけど、ドイツ人は違うの。個人の時間を大切する国民性なのね」と、話してくれたことがあります。

 

「スポーツは国境を越える」と言いますが、テニスは学校や職場以外の幅広い友だち作りに役立つだけではなく、上記のエピソードからもわかるように相手の国民性を理解する一助にもなりえます。

 

テニスのような世界中で楽しめる国際的な趣味を持てば、時として言語を超える「武器」として役立ってくれるでしょう。

 

筆者:洲巻三恵子/ライター

大手家電メーカーにて秘書業務を5年間経験した後、スペインで1年間のインターンシッププログラムに参加。帰国後、リクルートが発行する情報誌の編集業務に4年間、ベンチャー企業の立ち上げに1年間携わり、家族の仕事の都合でドイツへ移住。5年半の滞在中、2回の海外出産を経験し、現在は4児の母。趣味は旅行で、南米やアフリカも含め、訪れた国は約30か国に上る。

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