イギリスの初夏を彩る「チェルシー・フラワー・ショー」が素敵!
毎年5月、世界最古にして最も権威のあるガーデニング&フラワーショーが、5日間にわたってイギリスで開催されます。その名も「チェルシー・フラワー・ショー」。今回は、その魅力をご紹介します。
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ガーデニングを愛するイギリス系の人々の国民的行事
チェルシー・フラワー・ショーは、英国王立園芸協会(RHS)主催の世界最大のガーデニング&フラワーショーです。その総裁を務めるのは、なんとエリザベス女王。1862年から開催されていて、毎年あっという間に前売りチケットが売り切れてしまうほど人気のあるガーデニングの祭典です。
最大の見所は、有名な園芸家たちがデザインを競うコンペティション。日本人の園芸家も過去に金賞を取っているんですよ。日本庭園の良さを生かした、やさしくシックなガーデンデザインは高く評価されていて、中でも、庭園デザイナー・石原和幸氏の創り出すガーデンは何度も金賞に輝いています。
このチェルシー・フラワー・ショーは、イギリスの国営放送「BBC」で中継されますが、そもそも園芸協会が王立であることに驚かれるかもしれませんね。しかし、イギリス系の人たちは「自分の庭を作り上げることに、人生のすべてをかけている」と言っても過言ではないという国民性を持っているのです。実際、そのような人たちがイギリスには少なくありません。
そのことは「3時間を楽しむなら、お酒を飲みなさい。3年間を楽しむなら結婚しなさい。一生楽しみたいならGardenを持ちなさい」というイギリスの諺にも表れています。
英国王立園芸協会の会員になれば、英語の勉強もできて一石二鳥!
昨年までは英国王立園芸協会の支部が日本にもありましたが、残念ながら解散してしまっています。しかし、日本人も本国の会員になることはできます。協会が発行する会報誌「ザ・ガーデン」を読めば、イギリスのガーデンカルチャーを知る上でとても有益な情報を得ることができるでしょう。「ザ・ガーデン」は英語で発行されているので、英語の勉強もできて一石二鳥ですね。また、会員には、チェルシー・フラワー・ショーの最初の2日間に入場できるといった特典も。
20年以上前になりますが、実は私も趣味が高じて、ガーデンデザインや園芸の講師として本業のかたわら活動していた時期がありました。英国王立園芸協会や米国園芸協会の会員になり、足しげく海外のガーデンめぐりをしたり、園芸仲間と交流しては珍しい種を入手したり、植物を求めてニュージーランドに移住したり……。そうしてガーデニングを通して、多くの英語を話す友人たちとも出会うことができました。
英語圏のガーデニング仲間を作って、英語を上達させよう!
もしも、あなたがガーデニングに興味があって、英語も上達したいと思っていたら、ぜひ英語圏のガーデニング仲間を作ってください。
今は、Instagram(インスタグラム)やPinterest(ピンタレスト)のおかげで、気軽に世界中の人との交流を楽しめるはずです。「ガーデニング」という共通の趣味があれば異国の人ともコミュニケーションを取りやすいですし、「もっとガーデニングのことを知りたい!」「もっと英語圏の人と話したい!」という好奇心が生まれることによって、英語を学ぶ意欲も高まっていくことでしょう。
イギリスの素敵な文化、チェルシー・フラワー・ショー。このショーやガーデニングが、英語学習のきっかけになると良いですね。
筆者:岡本きよみ/PRディレクター
株式会社Harris PR & Consulting Office代表取締役。PRディレクターとして主にライフスタイルブランドの広報活動に関わる。米国の高校を卒業後、日本の大学に進学。専攻は英米語、言語学。JTB、日航のアウトバウンド・インバウンド業務に従事した後、出産を機に、P&Gファーイーストインク(当時)に転職。広報渉外部および研究開発部に10年間勤務の後、家族とともにニュージーランドに滞在。帰国後、外資系ホテルの広報、外資系PR会社のヴァイスプレジデントなどを経て、現職。
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