英検®準1級の勉強法!レベルや取得メリット・独学で合格する方法まで解説
英検®準1級と言えば大学生や社会人が取る資格と思われがちですが、実は青山学院大学など難関大学を志望する高校生の方にとってメリットの多い資格でもあります。「高校生で準1級を持つメリットは?」「高校生でも合格できるの?」高校生の方が英検®準1級を持つメリット、試験内容と対策法をご紹介します。
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目次
高校生が英検®を取得するメリット
■準1級に合格すると大学入試に有利
高校生の方にとっての英検準1級を取る一番のメリットは大学入試が有利になることです。
大学入試の優遇措置は英検2級から受けられます。
どの級でどのようなメリットが受けられるのかは大学によって異なります。
●英検準1級取得の優遇措置の例
青山学院大学、法政大学…出願要件
中央大学…出願要件、また大学独自の英語の試験は免除
立命館大学…共通テストの英語の得点を満点換算
※2021年現在 ※措置は学部による
このように人気の高い難関私立大学では、実はメリットというより準1級が出願資格になるケースが多いです。
上記の例以外に、英検準1級を持っていると入試テストの点数に加点があるケースもあります。
他の大学や私立と同様に国公立も優遇措置を多く設けていますので、目指す大学を決めている人は下記ページをチェックしてみてください。
全国の大学・学部で英検®︎が利用できる入試|英検・TEAP・IELTS利用入試検索|大学受験パスナビ:旺文社
■就職や転職活動にも活用できる
英検準1級は、一度取得をすると一生ものの資格として履歴書に記載することができます。
就職や転職活動で英語力をアピールすることができるので、将来英語を使った仕事につきたい人はもっておいた方がいいでしょう。
高校生の英検®受験者数
■高校生の英検®の取得割合
2016年に日本英語検定協会は、高校生の英検上位級の受験者が大幅に増えていることを発表しました。
●2016年 第1回の一次試験と前年同回の一次試験の高校生受験者数を比較
[1級] 受験者数:1,160人(+324人) 増加率:39%増
[準1級] 受験者数:12,285人(+3,787人) 増加率:45%増
[2級] 受験者数:84,741人(+9,659人) 増加率:13%増
出典:日本英語検定協会WEBサイトより
2016年から2020年まで英検の受験者数は右肩上がりに増加しており、
中高生の受験者数も増加しています。
●2017~2019年 中高生の英検受験者数推移
2019年 3,049,342人
2018年 2,964,666人
2017年 2,803,213人
出典:日本英語検定協会WEBサイトより
■特に英検®1級・準1級が人気に!
上記の表でも、英検1級が増加率39%、準1級に至っては45%となっており人気です。
高校3年生で英検の上位級を受験する動機の8割が入試/留学となっており、入試だけでなく大学入学後の留学も視野に入れて受験している方も少なくありません。
近年は学校の授業も4技能を伸ばすものになっているので、合格率の大幅増加も報告されています。
●2016年 第1回の一次試験と前年同回の一次試験の高校生合格率を比較
[1級] 2016年:44.0% 2015年:23.0%
[準1級] 2016年:18.0% 2015年:15.0%
[2級] 2016年:34.0% 2015年:27.0%
出典:日本英語検定協会WEBサイトより
参考:日本英語検定協会 速報 高校生の1級/準1級/2級の受験者数、および合格率が大幅アップ
参考:日本英語検定協会 受験の状況
英検®準1級の合格率と難易度
英検準1級の合格率は約18%、内訳をみると約半数を社会人が占めています。
■英検®準1級合格者の構成比
社会人…44%
大学生…24%
高校生…20%
英検準1級の難易度は大学中級程度。
高校の勉強では出てこない単語も出題範囲です。
しかし、難関大の入学試験と同等の難易度でもあるのでこれらの大学を志望される方にとっては入試勉強にもなります。
取得できれば優遇措置も受けられるため効率よく入試対策が出来ます。
高校生の方が特に難しいと感じられるのは単語とリスニングです。
●単語
英検準1級で出題範囲となる単語の数は7,500から9,000語。
2級と比較して数が大幅に増加。半分近くが高校では習わない単語になります。
日常では使わない難しい言い回しの単語もたくさん出るので、難しく感じるのではないでしょうか。
●リスニング
英検準1級のリスニングパートで放送される英語の速さは、 1分間に135〜145語。
一般的な高校生の英語の聞き取りスピードは1分間に70語程度と言われていますからそれと比較すると速く感じます。
ただ、大学入学共通テストでは1分間に 145〜165語が流れるため、大学入試のためには速い英語の音声に慣れることは必要です。
また、放送回数が一度しかないことも難しく感じる要因ですが、こちらは英検のリスニング試験の解答のコツを押さえることで正答率がグッとあがります。
次章のリスニング対策の段落で詳しくお伝えします。
英検®準1級の試験内容と対策・勉強法
■単語
2級では出題範囲となる単語数は5000語でしたが、準1級では9000語にもなります。
論文で使用されるような堅い表現もあるため高校生の方には日本語の意味も難しく感じるかもしれません。
・英検準1級の出題単語の一例
compression 圧縮する
scheme 計画
imply 暗に示すほのめかす
pose(問題など)を提起する
一次試験の最初の25問が単語の穴埋め問題です。
ただ、単語の意味が分からなければリーディング/ライティング/ライティング/スピーキング全ての問題の解答ができないため、一番時間をかけて対策をすべき部分です。
6割程度は覚えてから苦手分野の対策や問題演習に入りましょう。
また、使わないと忘れてしまうので時々復習すると良いでしょう。
|おすすめ問題集|『英検準1級 でる順パス単』 |旺文社 編
出題頻度の高い順に掲載されているため、効率的な単語学習が可能です。
音声アプリもついているので、リスニングの対策もできます。シャドーイングやディクテーションをしながら聞くのもおすすめです。
■リーディング
準1級のリーディングは2級と比較して問題文も選択肢も長くなっています。
準1級…問題文4つのうち最初の2題は250語ほど、その後400語、500語と長い文章が続く
2級……問題文4つのうち最後の1つ以外は200~300語ほど、最後の1問は350~400程度
文章が長いことに加えて2級同様、専門的なトピックが出題されます。
トピックに対して馴染みが薄いので単語の難易度もあがりますが、歴史のトピックは学校で勉強している高校生の方が有利な場合もあります。
英語の新聞や洋書など英語で幅広いトピックに触れておくと、理解できる語彙の幅が増えます。
文のヴァリエーションも勉強できてライティング対策にもなるのでおすすめです。
また、スピード感を持って長文を読むには、文章の大意を掴んで読む能力が重要になります。
文中にあるトピックセンテンス(主題が要約された分)を探しながら読むといいでしょう。
ディスコースマーカーの意味が分かれば、そのあとに続く文が例えなのか要約なのかなどの流れが推測できるので便利です。
また、ディスコースマーカー自体が穴埋めになることもよくあるので代表的なものは覚えましょう。
■ライティング
準1級のライティングも2級同様、与えられたTOPICに対して自分の意見を作文する内容になります。
▼英検準1級と2級の共通点
・英文要約と意見論述の2問で、一次試験の1/3の配点(準1級は750点/2250点が満点)が割り当てられている
・内容/構成/語彙/文法の4つの観点で評価される
大枠は2級と同じです。
2級から変わるのは細かな部分です。
▼英検準1級と2級で異なるところ
【意見論述問題:4つの観点】
準1級…四つのうち、二つを必ず選んでその観点に沿って記述する
2級…自由選択。使用しても良いししなくてもよい
【一文当たりの目安となる語数】
準1級…要約問題:60から70語 意見論述問題:120から150語
2級…要約問題:45から55語 意見論述問題:80から100語
▼型を決めて書く
それぞれのセンテンスの書き始めを決めておき、トピックに合わせて文章を埋めると短時間で論理的な文章が書けます。
・意見の表明
賛成意見の場合: I agree with the idea that ~ / I think that ~
反対意見の場合: I disagree with the idea that ~ / I don’t think that ~
・理由
1つ目の理由: First, ~
2つ目の理由: Second, ~
・結論を述べる
In conclusion, ~
スペルミスは減点対象になるため、書き終わったら見直しをする習慣をつけましょう。
▼こちらの記事もオススメ
合格率80%!英検®準1級はライティングの3つ対策で合格が目指せる
■ライティングの添削はプロにお願いするのが上達への近道
自分では採点がしにくいライティングは、正しいエッセイになっているかを正しい知識を持つ第三者に確認・改善してもらうことで確実に実力がつきます。
独学での対策に限界を感じる方は、費用は多少かかりますが英語スクールへ通うこともお勧めです。
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■リスニング
音声のスピードは、2級と同じです。
問題数も29問とほぼ同数ですが、最後にReal-Lifeと呼ばれる公共施設のアナウンスなど実際の生活を想定した音声を聞いて解答する問題が出題されます。
対策自体は他の問題と変わりません。
どの問題も基本的には、問題文の先読みをすることと音声を和訳しないで理解できる英語脳を育てることで高得点を取ることができます。
▼問題文の先読み
テスト本番はリスニングテスト前に問題用紙に印刷された選択肢を先に目を通し、その内容と照らし合わせながら英文を聞くことで正答率があがります。
リスニングテスト開始前とそれぞれの問題文の間の10秒間の2回、選択肢に目を通すとスムーズです。
▼英語脳を育てる
和訳をしないで、英語のまま意味を理解できるようになるとリスニング力は飛躍的に上がります。
学習者の年齢が低いほど英語に耳が慣れるのも早いため、高校生の方は有利です。
また、大学での留学を考えている人や英語を将来使いたいと考えている人は、聞き取りができると英語でのコミュニケーションに対して不安が少なくなりますからぜひ取り組んでください。
▼シャドーイングやディクテーションがお勧め
シャドーイング…放送される音声に対して影(シャドウ)のように1から2秒遅れで復唱する練習法。真似て発音することを繰り返すことで細かな音の違いが聞き取れるようになります。
ディクテーション…放送された音声を書きとる練習法。単語や文章を覚えられるのでリーディングやライティングの対策もできます。
■スピーキング
スピーキングの力を試す二次試験(試験)は、8分ほどの面接形式の試験です。
一次試験を通過した人が対象となるため合格率は8割と高いです。
流れは2級とほぼ変わりません。
入室後、カードを音読して質問に答える、イラストの説明、面接官の質問に答える内容です。
2級と異なるのはイラストが3コマから4コマになっている点です。
面接対策は実践練習をこなすことでしか上達しません。
高校生の受験者の方なら英語の先生に面接官になってもらったり、英検を受験する友達がいれば交互に練習台になったりすることもできます。
評価項目には、積極的な姿勢や態度を評価するアティチュードという項目もあります。
緊張して声が小さくなったり固まってしまうと評価にも響きます。
一次試験に合格できたということは、準1級相当の英語力があるということですので、自信をもって臨みましょう。
参考:日本英語検定協会
英検®準1級の学習時間別の勉強法
英検準1級の受験に必要な能力には、短期で対策できるものと、そうでないものがあります。受験までにどれくらいの期間があるかによって、勉強法が異なってきます。
■2~3カ月で対策を行う場合
どのレベルから英検準1級を目指すかにもよりますが、準1級を目指す上で、2~3か月という期間は短いです。できればもっと早い段階から、単語を覚え始めておくと良いでしょう。単語力が高いほど、読む・聞く正確性がUPし、書きたい・言いたいことを妥協せずに述べることができます。3ヶ月あるから余裕という考え方はせず、危機感を持って対策を行う必要があります。
▼対策ポイント
・英検準1級の必須単語を覚える
市販の英検準1級単語本を利用して単語数を増やしましょう。何度も繰り返して覚えることで、着実に身につけましょう。
・過去問題を利用して問題に慣れる
過去問題を利用して、問題形式を理解しながら、読む・聞く力を伸ばしましょう。リーディングが苦手な方はスラッシュリーディング、リスニングが苦手な方はリピーティングやオーバーラッピングなども効果的です。
・ライティング・意見論述問題対策
解答パターンの通りに書く練習や、どんなトピックが来ても意見を出せる練習を行いましょう。時間を測って書く練習も行いましょう。
■1カ月で対策を行う場合
対策期間が1ヶ月の場合、3ヶ月で対策できることの分量を減らすことにはなりますが、それでもバランスよく対策をすることがおすすめです。それぞれの力を強化するのは難しいので、少し高いレベルに感じるかと思いますが、過去問題を中心に問題に慣れることで合格に近づけます。
▼対策ポイント
・準1級の必須単語を覚える
多く覚えることはできなくとも、過去に出題された単語を中心に、自分で確実に覚えられる単語数を決めて、繰り返し学習しましょう。
・ライティング対策
確実にスコアを狙えるセクションです。解答パターンの通りに書く、どんなトピックが来ても意見を出せる、この二つの力をつけることを意識して過去問や問題集で練習すると良いです。
・リーディングとリスニングの形式・解き方を知る
過去問題を利用します。苦手だと自覚する分野を見つけて強化すると良いです。
■1週間で対策を行う場合
対策期間が1週間の場合、時間が限られますので、単語力や英語力をここから身に付けるのは難しいです。
これまで何度か英検準1級を受けたことがある方や、しっかり対策を行ってきた方にとっての残り1週間は、それまでに学習した知識を定着させることが合格へ繋がります。新たなことをインプットせず、これまでの見直しや間違えた問題を再度解くなどに時間を充てることをお勧めします。
直前まで全く対策してこなかった方、まだ学習が不十分と感じている方には、テクニックや最低限の単語に焦点をあてた対策がおすすめです。短期間で伸ばしやすいのはライティングです。特に、元々基礎力がある方は、下記のポイントに気を付けて合格を目指すことができます。
▼対策ポイント
・これまで覚えた単語を見直す
これまで学習した単語を見直し、なんとなく覚えている単語の意味・使い方を確実に覚えましょう。新しい単語を覚えても、知識がおぼろげだと本番で余計に混乱してしまうので気を付けましょう。
・ライティングの解答パターンを覚える
型を使うことと、知っている単語を使って英作文をすることを意識して練習します。知っている単語を使う理由は、スペルや文法ミスが減るからです。確実に得点できるように練習しましょう。これまでライティング練習をしてこなかった方は、多くの解答例を見て覚えると良いです
・過去問題で出題傾向を知る
時間がなくなり解けない問題が出てくるのはとてももったいないことです。自分の解ける問題は、最大限に活かせるよう時間配分を決めて、問題演習で体感として身に付けておくと良いです。
・リスニング問題を繰り返し聞き、耳を慣らす
毎日リスニング問題を繰り返し聞くことで、英語が聞きやすい耳にして本番に臨みましょう。
英検®準1級に独学で合格するための勉強法
独学で英検準1級に合格するための主な対策は、過去問と予想問題集をこなすことです。これにより、
・語彙力を養うことができる
・扱われるテーマに慣れて、感覚をやしなうことができる
・時間配分の感覚を養うことができる
というメリットがあります。
では、どのように学習していけばよいのでしょうか。単語/リーディング/ライティング/リスニング/スピーキング、それぞれについて見ていきましょう。
■単語
・過去問を解きながら分からない単語のメモをする
英検準1級に出てくる単語は、日常ではなかなか見かけないような言葉が多いです。専門性の高い言葉も多いので、過去問などで分からない単語があればすぐに調べましょう。可能であれば類義語などもチェックしておき、具体的な単語の場合は抽象的な表現に言い換えた時の単語も覚えておくといいでしょう。
・時間を決めて単語帳を暗記する
単語帳を開く場所や時間を固定化してしまいましょう。例えば通勤電車の中で、とか、お風呂に入る30分前に、などです。心理学者のヘルマン・エビングハウスによる忘却曲線によると、暗記した内容は1日経過すると3割まで減ってしまうそうです。しかし1日後に10分間復習を行うと、暗記した内容の減少量を抑えることができると言われています。これを踏まえて毎日同じ時間に単語帳を開くと、記憶の定着を促し単語学習の習慣化も狙えます。習慣化してしまえばルーティンワークのように苦なく単語学習をすることができます。一般的に習慣化するまでは2週間~1か月強かかる、と言われていますので、まずは毎日単語帳を開くことから固定化していきましょう。
●おススメの単語帳
■リーディング
・まずはざっと解答する→精読をして確実に正答率80%を目指す
準1級の長文は単語自体もそこまで難しくなく、文章としての難易度はそこまで高くありません。しかし、長いです。量が多いため、速読力が重要になります。知らない単語は無視しつつ、とりあえず一旦さっと解答してしまいましょう。すべて読み終えたら再び戻ってきて精読します。
・1つの長文に時間をかけすぎない
リーディングは試験の最初に解答する人が多いと思いますが、最初から時間をかけすぎてしまうと、あとの問題を解く時間があるか、間に合うかなど焦りが出てきてしまいます。そのため、「一度軽く読んでおいて解けるところだけ解き、またあとで戻ってこよう」くらいの心持ちでいましょう。はじめからじっくりと精読してしまった場合、苦手な話題や難しい単語が出てくると焦ってしまいます。しっかり時計を確認し、大問ごとに目安時間を決めておくことも大切です。
●おすすめの参考書
■ライティング
・要約問題では語彙力を鍛える
例えば「Orange, Apple, Banana」と出てくれば「friuts」と言い換えられるように、具体的な単語を抽象的な単語に置き換える力が大切になってきます。リーディング問題や単語の勉強をしているときでも、「この単語は別の言い方にするとどうなるだろう」と言い換えを意識するようすると良いでしょう。
・意見要約では型どおりに作文する
意見表明の書き始めや理由文の書き始めのフレーズ、結論の書き始めのフレーズなどでいくつかパターンを準備しておきましょう。よく使う型が何語で構成されているかまで覚えておくと、必要語数のチェックの際にも役立ちます。
・基本的かつ簡単な文法を使用する
同じ表現ばかりを用いると減点の対象になりかねませんが、かといって難しい文法を使用して間違えてしまってもやはり減点の対象になります。また、普段使い慣れない文法を用いたら違う意味になってしまった、ということもあり得ますので、なるべく凝った表現にせず素直な文法を使用するようにしましょう。
また、書き終えた文を自分でチェックするのは難しいので、生成AIを利用してネイティブチェックを行いましょう。「以下の文章をネイティブチェックしてください。解説は日本語で行ってください」といったプロンプトを使用すると効果的です。複数のAIにチェックしてもらうのも良いでしょう。
●おすすめの参考書
・英語で話す力。141のサンプル・スピーチで鍛える!|三修社
■リスニング
・リスニングの問題が読まれ始める前に設問に目を通す
リスニングの問題は試験の最後に行われます。そのため、リーディングやライティングが早く終わると、リスニングの問題文を読む時間が生まれます。設問は先読みをしても問題ありませんので、可能な限り全文目を通しておきたいところです。設問を通して何の話をしているのかを推察することができます。
・苦手な人ほどたくさん聞こう
過去問ばかりがリスニング問題の対策集ではありません。BBC NEWSやTED Talks、YouTubeなど、英語の音源は様々なところにあります。特にニュース系のアカウントでは時事問題に沿った単語を学ぶことができますので、情報収集も兼ねることができおすすめです。旺文社より出版されている「英検準1級過去問題集」やYouTubeを利用してシャドーイングを行うのも良いでしょう。
●おすすめの参考書
■スピーキング
・多彩なグローバルトピックの知見を身につけ、意見を持つ
スピーキングの試験ではトピックの難易度が上がります。日頃から世界中のニュースに触れて、いま世界で何が起きているのか、何が話題になっているのかにアンテナを伸ばしておきましょう。また、それに対してどのような意見があるのか、対立問題であればなぜ対立しているのか、どのような原因があるのかなど、深掘りして知識を蓄えておきましょう。
・スピーチ力を身につける
相手と英語で意思の疎通を積極的に行おうとしているところや、不自然な沈黙が無く、相手の目を見て答えることなどがスピーキングで問われる「アティチュード」になります。言いたいことにぴったり当てはまる一言が思いつかなくて黙ってしまうよりも、近しい意味の語句をつなげて伝えようとする態度や熱意を示すことが大切です。実際に自分の話している様子をスマホなどで撮影してみると、新しい視点からの気づきがあるかもしれません。
●おすすめの参考書
元々は単語帳なのですが、ネイティブ話者がよく使う表現や言い回しを560本の英文にまとめた本です。この単語はこのタイミングで使うのか!という表現が凝縮されているので、自然な言い回しを身につけることができます。例文をまるっと暗記できるようになるまで、繰り返し音読をして言い回しを身につけましょう。
塾やスクールを活用して英検®準1級に挑むメリット
英検®準1級に挑戦するにあたり、塾やスクールに通うか悩まれる方も多いかと思います。短期間で効率的に達成したい、何を勉強してよいか分からない、という方は通学がおすすめです。英検®準1級合格に必要な学習時間を短縮するには、自分のレベルを見極め、目標達成のために欠けているスキルを明確にし適切なカリキュラムに沿って学習することが大切です。
■英語は元々苦手、どこから手を付けてよいかわからない
英語に苦手意識のある方や長く英語から離れていた方にもスクールへの通学がお勧めです。現状の英語力から足りないものを分析してゴールまでの計画を立てるのは、専門知識も必要になります。
■一人ではモチベーションがもたない
絶対合格、と思って学習を続けていても、独学だと、この勉強方法で良いのか不安に感じたり、毎日忙しくてなかなか学習を計画通りに進められないことも多くなってきます。塾やスクールは定期的に通うことで、講師やスタッフから学習についてアドバイスがもらえ、効率的に学習できます。また、ほかの生徒との交流でモチベーションを維持し、情報を共有することができます。
塾やスクールによっては、準1級コースで全分野まんべんなく学ぶスクールもあれば、学びたい分野に特化したスクールもあり、様々です。苦手分野のある方は、そのスキルを強化することは必須です。自分の上達につながる、ニーズにあったカリキュラムを提供しているスクール選びをしましょう。
日米英語学院では、専門のカウンセラーがカウンセリングやレベルチェックを無料で行ってくれます。通学まで考えていなくてもまずは相談してみると、情報が手に入ります。
まとめ
高校生の特に難関大を志望する方にとっては、準1級はぜひ取っておいた方が良い資格であることをお伝えしました。
入試直前は他の教科の勉強もありますから、余裕をもって受けておくのが無難です。そのためには、対策も計画的に進める必要があります。
2級取得済みの人でもそこから準1級に合格するためには300時間の学習時間が必要と言われています。
9000語の単語を覚えるだけでもかなり時間がかかるため、独学でも対策は可能ですが、部活や塾に通いながら計画的に対策を進めることは容易ではありません。
また、ライティングやスピーキングは独学では上達が感じにくいパートです。
英語スクールで経験のある講師にレベルに合わせた指導をしてもらうことで、効率的かつ確実に上達が実感できて自信にもつながります
短期集中で英検®準1級を取るなら日米英語学院へ
■オーダーメイドの個別カリキュラムで効率的な学習
短期集中で英検準1級に合格したい方は英語スクールがおすすめです。
特に、自分に必要な授業だけを組み合わせて受けられるタイプのカリキュラムを組める学校であれば効率よく対策できます。
日米英語学院は、70以上の組み合わせるオーダーメイドカリキュラム。
40年以上、資格対策に強い学校としての積み重ねた実績があります。
■英検®準1級の高い合格率
日米英語学院の受講生の英検準1級合格率は一般的な平均の2倍以上の39%(2023年度第2回)!
日米英語学院の英検®対策講座・コースには、目標級別の総合演習クラスのほか、リスニングや長文読解、単語・熟語対策クラスなどのスキル別クラスがあり、これらを組み合わせて作成する個人別カリキュラムのおかげで、短期間で目標達成できたという声をいただいています。
日米の受講生の声:高校生で英検準1級に合格したRyomaさん
中学生の時に英検2級を取った後、独学で勉強して準1級を目指していましたがなかなか合格できず、合格に必要なノウハウをきちんと勉強したいと思い、日米なら、多くの合格者をだしている実績があり少人数制でしっかり教えてもらえると入学しました。
実際検定対策のクラスに入り最初は英文を和訳するのにも一苦労でしたが、レッスンをするにつれ力がついてくるのを感じました。
将来留学もしたいと思っているので、今後は英検の他にTOEFLテスト等にも挑戦したいと思います。
■学習の徹底サポート
レッスン以外にも、コーディネーターとの学習カウンセリングや単語テスト、模擬試験などのサポート体制が充実しています。
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