TOEFL iBT®の文法学習法は?対策やおすすめの参考書をご紹介!

2023.08.24資格対策
【アイキャッチ用】230824TOEFL文法
Summary あらすじ

これからTOEFL対策をスタートする上で、問題形式が分からない、自分の文法レベルでついていけるのか不安、という方も多いと思います。今回は、TOEFLにおける文法問題の有無や学習法について、詳しく解説していきます。TOEFL初心者さんや文法苦手な方必見です。

 

TOEFL iBT®の文法セクションの概要

【本文用】疑問符を掲げる女性

 

■そもそもTOEFL iBT®ってどんな試験?

TOEFL(Test of English as a Foreign Language)は、英語を母国語としない人々を対象に、「読む」「聞く」「書く」「話す」の4技能を総合的に評価する英語力の検定試験です。主にアカデミックな場面で必要とされる英語コミュニケーション能力の測定を目的とした試験で、大学入試や海外留学などの入学基準として広く採用されています。アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなど、160カ国以上で11,500を超える教育機関に認められており、世界中で3,500万人以上が英語能力を証明する目的としてTOEFLを受験しています。

TOEFL®テストには、TOEFL iBT®テスト(Internet Based Test)  TOEFL ITP®テスト (Intstitional Testing Program) がありますが、個人が一般的に受験するのはTOEFL iBT®テスト の方になります。TOEFL ITP®テストは団体受験のみで試験方式も異なり、スコアを留学などに使う場合、学校が限られます。

 

■TOEFL iBTの文法セクションについて

TOEFL ITPにはStructure and Written Expressionというセクションがあり、高校の定期テストや大学入試と似たような選択式問題と、文法ミスの指摘問題の2種類が出題されます。高校レベルの英語を身に着けていれば難なく解くことができる問題です。

 

一方で、TOEFL iBTには文法セクションは無く、リーディングセクションをはじめとした他セクションで文法知識が必要となります。リーディングセクションはアカデミックな内容の英語長文が2題出題され、それぞれ10問ずつの計20問あります。この2題を35分の試験時間で解くことになり、採点は30点満点で評価されます。

 

■個別の文法問題は出題されない

TOEFL iBTでは、上記の通り文法セクションはありませんので、文法問題は直接出題されません。必要な文法知識は、主に、時制や関係詞、構文理解など長文を正確に読むための知識です。直接問われないからと言って、文法学習をしなくて良いかというとそうではなく、文法が苦手な方はしっかり理解してからTOEFLの問題形式に取り掛からないと、リーディングやリスニングで内容の解釈を誤ってしまったり、ライティングやスピーキングで文法ミスを多発してスコアが伸びなかったりします。苦手な方はまずはじめにクリアしておきましょう。

 

TOEFL iBTにおすすめな文法の勉強法とコツ

【本文用】ノートを広げ頬杖をつきながら勉強している女子大学生

 

■高校までの英文法のおさらい

文法の勉強法としてはまず、高校までで習った文法問題を復習することです。文法ルールであやふやな部分があるとスコアを伸ばすことができません。文法項目ごとの問題を解いてみて、正解率の悪い分野は勉強しなおすようにしましょう。

 

■公式の過去問を繰り返し解く

問題形式に慣れることがテスト対策には重要となります。実際の長さ・難易度のリーディングやリスニングを解いたり、ライティングを書いてみましょう。数をこなすことで、正解率も上がっていきます。特にリーディング問題では、間違えた問題を中心に、構文の読み取りミスが無いかも確認しましょう。ライティング問題では、第三者に添削をしてもらい、文法エラーを注意してもらうことも文法を正しくしていくためには効果的です。

 

TOEFL iBTテストはインターネット上で受験するテストのため、紙のテストに慣れている日本人は、はじめは戸惑ってしまう方も多いでしょう。紙ベースの問題集でテスト形式を把握したら、パソコンで解く練習もしましょう。公式の問題集やテストにはDVD-ROMがついていて、試してみることもできますし、オンライン模試も数多く販売されています。ぜひパソコンで解くのに慣れてから本番に臨みましょう。

 

■メモを取る練習をする

TOEFL iBTテストはパソコンで受験するテストですが、紙にメモを取ることが許可されており、正解率を上げるには、効率的にメモを取る必要があります。特にリスニングセクションやライティングセクション・スピーキングセクションのリスニング部分はメモをうまく取れるかで正解数が変わりますので、重要なポイントに絞ってメモを取る能力が求められます。とはいえ、メモを取るのに必死になると大意を逃してしまう事になります。自分の理解しやすい短縮系で書く、日本語も交えて書くなど、自分なりに分かりやすいメモを取る練習をしましょう。急にできるものではありませんので、過去問などを使って練習しておきましょう。

 

■TOEFL iBT用の英単語を覚える

基本単語として、高校までに学習した単語を覚えていることが前提になりますので、単語が不足している方はまず、基本単語をおさらいしてください。更にTOEFLでは、これまでに学習したことがないような文語的な単語や専門的でアカデミックな単語も多く出題されます。そのような単語はTOEFL用の単語帳で学習しておくと、各セクションで問題を解くときに役立ちます。

 

■音読を継続的に行う

TOEFLのような長く難しい文章を一度に理解するにあたっては、日本語を介さずに英語の語順のまま内容を理解していくことが重要です。頭の中では英語の文法が分かっていて、語順も理解できるのに、実際に読んだり聞いたりしてみると混乱することも多いです。そのため、繰り返し読み直して時間がかかってしまったり、一度では理解できずに設問が解けなかったりします。それを改善するためには、音読を継続的に行うことが必要となります。音読練習を続けることで、英語の処理能力が向上し、速読ができるようになります。音読は発音をよくするための練習と思われがちですが、英語のインプットとアウトプットを一度に練習でき、リスニング力もリーディング力も伸ばすことができます。

 

TOEFL iBT®の文法学習をする際に気を付けること

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■基礎知識がない状態で文法問題を解かない

文法が苦手な方は、文法問題の演習を多くしがちですが、問題を多く解いたところで、知識をインプットすることはできません。特にTOEFL iBTでは文法問題が出題されるわけではありませんので、文法問題が解けても、理屈を理解していないとTOEFL iBTの問題に活用できません。分からない・曖昧な文法事項は先生に教わる、または文法書を読んでしっかり理解するようにしましょう。その内容が分かったかどうかの確認で文法問題を解いたり、その文法事項が含まれる長文読解問題に取り組むと良いです。

 

■参考書や問題集の問題を丸暗記しない

参考書や問題集を使って学習することはとても良いことですが、間違えた問題などを復習する際に、丸暗記するだけで終わってしまうのは避けましょう。同じ文法構文や構造が次に出てきたときにも正しく理解できるよう、根本的な理屈を理解し、なぜ間違えたのかを説明できるくらいまで学習しましょう。過去問などを使った実践練習の復習や、音読練習をする際に、文の意味や構文を考えながらすると、知識のインプットだけにとどまらず、活用できる知識となるはずです。

 

TOEFL iBT®の文法対策におすすめの参考書

【本文用】積みあがった数冊の専門書

 

Grammar in Use|Cambridge

英語で文法を解説している参考書です。日本の文法学習とは異なる視点で、ニュアンスの違いも知ることができます。英語を英語のまま理解していく必要があるTOEFL iBTの問題ですので、文法も英語で理解していきたいという方にはおすすめの参考書です。

 

TOEFL ITP対策文法問題攻略|旺文社

TOEFL iBTには文法問題がありませんので、特化した文法参考書はありません。TOEFL ITPの文法攻略本で基本文法のおさらいができますので、文法が苦手な方はこちらを利用してみるのもおすすめです。

 

Official TOEFL iBT® Tests|ETS

公式の過去問題集で、テスト5回分が収録されています。実際のテスト形式を知ることができます。はじめは時間を計って解いてみることで時間の使い方が体感できます。復習時には精読の練習をすることで、文法知識の確認もできます。

 

TOEFL iBT®テストオンライン模試|ETS

TOEFLの公式サイトで購入できる、オンライン模試です。パソコンで実際のテストと同じように解くことができます。特にライティングやスピーキングにおいて、目安のスコアが出ますので、自分の現在の実力を知り、学習に活かすことができます。既に新形式の模試も販売されています。

 

まとめ

【本文用】日米英語学院のカウンセリングの様子

 

TOEFLの文法問題や学習法について、分かっていただけたでしょうか。特に進学や留学のために受けることが多いTOEFLテストですので、高得点を取得したい方が多いと思います。どう勉強して良いか分からない方や、文法が苦手な方、効率的に学習を進めたい方は、TOEFL専門スクールや英会話スクールに通うこともおすすめです専門のスクールでは、自分のレベルにあったきめ細かな指導を受けられますし、伸び悩んでいるときに相談でき、アドバイスを受けることができます。また、同じ目標に向かって勉強する仲間と出会え、目標達成に向けた勉強を続けるモチベーションになります。通学まで考えていなくてもまずは専門スクールに相談してみると、情報が手に入りますので一度スクールにご相談されてみるのもよいでしょう。

 

■TOEFL対策・文法学習は日米英語学院へ

日米英語学院では、各受講生の現在のレベルから目標スコアを必要な期間で取得するため、個人別カリキュラムをお作りして効率的に学習いただいています。TOEFL対策クラスや文法等の基礎を強化するクラスはプロである日本人講師(スピーキングは外国人講師)がレッスンを担当。レッスン以外にも、コーディネーターとの学習カウンセリングや単語テスト・模擬試験などのサポート体制が充実しています。

短期間で目標達成した受講生も多数!日米英語学院のTOEFL対策コースには、目標スコア別の総合演習クラスのほか、苦手パートだけを対策するクラスなどのスキル別クラスがあり、必要なクラスを組み合わせて作成する個人別カリキュラムのおかげで短期間で目標達成できたという声をいただいています。文法が苦手な方には文法に特化したクラスもございます。

 

現在の英語力はどんなレベルか、いつまでに取得したいか、これまでどんな学習をされてきて、現在学習面でどんな悩みを抱えているか、などそれぞれの状況によって、目標達成へのアプローチ方法は異なります。日米英語学院では、まずは学校説明会(対面・オンライン選択可)にて、カウンセリングやレベルチェックを行い、お一人おひとりにピッタリのカリキュラムでの学習をご案内しています。レッスンは、通学/オンライン、グループ/マンツーマン、日本人講師/外国人講師から最適なチョイスで受講いただけますTOEFLスコアアップを実現したい方は、ぜひ一度、学校説明会にてご相談ください。

 

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