英語が話せたら、タイの秘境・パーイの大自然を最高に楽しめた

特別企画「旅ブロガーがおすすめする世界のおもしろスポット」の第3弾。40か国以上をバックパッカーした旅人で、現在も旅を続けながら音楽活動を通して世界を舞台に活躍する雨宮あゆみさんが今回ナビゲートしてくれるのは、タイの秘境「パーイ」です!
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目次
Introduction
海外旅行が大好きな私は、時に日本人がほとんどいない地域に行くことがあります。今回、ご紹介するのは、タイの北部にある大自然あふれる「パーイ」。パーイは、タイのチェンマイからさらに北西に3時間ほど、ミニバンでクネクネと険しい山道を上がったところにある小さな町です。車に酔いやすい人は、酔い止めを持参してくださいね。
ただ、それでも行く価値がパーイにはあります!
豊かな大自然を眺めながら、オシャレなカフェでほっと一息

「秘境」なんて聞くと、山ごもりのような生活をイメージするかもしれませんが、このパーイにはとてもオシャレなお店がいっぱい!ここは観光名所の「Coffee in Love」というカフェ。さまざまな映画やドラマの撮影場所として使用されています。
パーイは、タイの人をはじめ、欧米人や中国の人にも人気で長期滞在する人も多く、カフェ文化が発達。ブランコに乗りながら景色を見渡せるカフェもあります。
そして、夕暮れ時の大自然はピンク色に染まり、それはもう美しい。
ゆったりと時間が流れるパーイは、いろんなものをデトックスしてくれます。
1dayツアーでアドベンチャー体験!異国の友だちができるのも魅力!

一人旅に出かける私は、現地発のツアーによく申し込みます。今回も「タイ・パーイの魅力をもっと知りたい!」と思い、町で見かけたツアー会社で、パーイの名所を巡る約1600円の1dayツアーに申し込みました。これもすべて英語でのやり取りなので、英語が少し話せるだけで現地滞在でのチョイスが広がります。タイでは、ツアー当日、ホテルの名前を伝えておけば指定の時間にピックアップしてもらえるのが一般的です。
トラックに乗り込み、ゆらゆら揺られながら風にあたるのは心地良かったですが……車内はぎゅうぎゅう!(笑)
ちなみに、ツアーのメンバーはアメリカ出身の女の子グループ3人と、ドイツ出身の男の子1人、イギリス出身のカップル2人に日本人の私でした。他にも数台のトラックが一緒だったものの、日本人は誰もいません。
世界各地に一人旅をしていると、自ずと一日中、英語漬けになります。ネイティブではないため、思うように伝わらず、逃げ出したくなるときもありますが……。ただ、英語でコミュニケーションが取れることでメンバーとも仲良くなり、その旅がさらに彩られるんです!今回も、トラックの中に大音量で音楽を流して踊りながら移動し、時間を追うごとに絆が深まりました。
そんな賑やかなメンバーで訪れた1dayツアーの最初のスポットは、映画『インディ・ジョーンズ』のような世界を体験できる洞窟です。
船に乗って洞窟を探検!懐中電灯を持って大きな穴の中を散策すると、自然に象(かたど)られた突起物や模様があり、ダイナミックな姿は目を見張るものでした。
続いて訪れたのは、滝。しかし、乾期のためほとんど水が流れていなかったので、みんなで笑いながら手を取り助け合い、上の方までよじ登ってみました。本来なら「水がない!迫力がない!」とガッカリしてしまうような状況も、チームでわいわいと違ったおもしろさを発見できますね。シェアするって大切!
そして、温泉へ。大自然の中で温泉に浸かれるとは!最高でした。
いよいよツアーも終盤。最後は、パーイキャニオンへ夕日を見に行きました。道中、ちょっとスリリングでしたが、冒険好きにはたまりません。
目の前に現れた夕日は、心が穏やかになるほどの絶景でした。
ツアーを終えると「夜もみんなで集まろう!」という話になり、町にあるBarで飲むことになりました。
ツアー終了後にメンバーと過ごした夜も素敵な宝物

みんなで集まったのは「Spirit」というBar。音楽好きな私は毎晩通いました。パーイは北部にあるため、私が訪れた冬の時期の夜はとても冷え込みます。そのため焚き火もあり、暖を取れるようになっているんです。まさか、タイで焚き火にあたるとは思わなかった!
そんなSpiritでは毎晩、世界中のアーティストによるギターの生演奏や、それに合わせた生歌が披露されます。
1dayツアーの日の夜は、共に巡ったメンバーと一緒に過ごしました。素敵なツアーメンバーに恵まれ、素晴らしい思い出を作ることができたように思います。私にとって、この旅の思い出は宝物になりました。
一人旅では、一期一会の出会いを楽しめる

今回の旅で、私はパーイが大好きになりました。それは、豊かな大自然だけではなく、ツアーメンバーとの出会いが大きかったと思います。一人旅には時に寂しさが付きまといますが、一人旅だからこそ、一期一会の出会いを楽しめる魅力があります。
ただ、一期一会の出会いを楽しめるかどうかは、その人の心次第。コミュニケーションツールである言語は、そんな心に自信を与えてくれるのではないのでしょうか。英語を習得し、現地や異国の人たちとコミュニケーションを取ることができれば、旅の喜びが2倍にも3倍にも膨らむのは間違いありません。それに伴い、自分の世界も必ずや広がります。
パーイ、またゆっくりと訪れたい町です。忙しい日常を忘れ、デトックス。豊かな大自然を満喫しに、あなたも訪れてみてはいかがでしょうか?
筆者:雨宮あゆみ/Writer・Singer Song Writer・DJ
旅・音・食・オシャレを愛するTraveler。 世界を40か国、1人でバックパッカーするなど、様々な旅スタイルの経験をもとにラグジュアリーな旅やローカルな旅、自分の旅のレポートを「ヒト・モノ」も交えたWorld wideな情報として提供している。■Blog:http://ameblo.jp/kotoa/
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