実は英語じゃない!旅行で使いがちだけど伝わらない和製英単語

2016.07.20英会話
悩む人

日本国内で英語を使用するばかりではなく、今回は海外に出てみましょう。海外旅行を楽しむためには現地の人とのコミュニケーションが欠かせません。

 

しかし、例えば、道を尋ねたいときや何かをお願いしたいとき、意気揚々と周りの人に話かけても全く伝わらないことがあります。それは、なぜか。あなたの使った英語が、英語ではないかもしれないのです。

 

今回は、日本人が旅先で使いがちだけど、実は伝わらない英単語をご紹介します。

トマトソースを買って作ったミートソースが異常に甘かったワケ

トマト

みなさんは、海外出張以外のプライベートな旅行はどんな形でされますか?ツアー旅行?バックパック?個人でレンタカーを借りて気ままに回る旅も楽しいですよね。

 

私は高校生の頃から、海外へひとり旅によく出かけていました。学生時代はお金がなかったので、いつもYMCAやドミトリーのような、世界中の若者が集まるゲストハウスに泊まったり、知り合いに泊めてもらったりしていましたが、今でも「トマトソース」を見ると顔がほころぶ思い出があります。

 

みんなで共同のキッチンを使うゲストハウスでは、それぞれが自分で調理をして食事をするのですが、長く滞在しているうちに知り合いがたくさん増えて、時々お互いにご馳走しあったりシェアしたりといった交流が生まれます。

 

オーストラリアを旅していたときのこと、私は得意のミートソースを大量に作り、同じ宿の人たちにふるまいました。みんなは口々に「すごーい甘くておいしい!」「こんな甘いミートソースはじめて!美味しいよ!」というのです。私は「いつも通り、お肉と野菜、トマトソースしか入れていないのに、なぜこんなに甘いのだろう?」と不思議だったのですが、あまりの甘さにどうしても腑に落ちません。友だちも「これなにを入れて作ったの?」と興味津々。

 

そこで、私が見せたのがスーパーで買った「トマトソース」。大きなボトルに入ったものを確か2~3本入れたのです。日本でいうホールトマトを煮詰めたペーストのようなもの……のはずでした。

 

すると、みんな一斉に大笑い。実はそれは、パスタ用の「トマトソース」ではなく、まぎれもない「ケチャップ」だったのです。「トマトソース」と書いてあるのに……。

 

アメリカの高校に通っていた私は、イギリス圏の英語に疎かったのですが、イギリス英語では「ケチャップ」のことを「トマトソース」ということを初めて知ったのでした。あれからかなりの年月が流れた今も「トマトソース」という文字を見たり聞いたりすると必ず思い出すエピソードです。

「ガソリンスタンド」「コンセント」はアメリカやイギリスで通じない!

ガソリン

さて、次は私のまわりの友人や知人から「旅行中に通じなかったけど、英語ではなんて言えばいいの?」と聞かれたことのある言葉をご紹介しましょう。

 

今ではレンタカーも、簡単にネットを使って日本語で事前予約ができるので、昔よりハードルは低くなり、初めての海外旅行でも友人や仲間たちと利用する人たちもいます。

 

レンタカーを利用する際、必要なのはガソリンです。ガソリンの給油はガソリンスタンドで行うわけですが、この「ガソリンスタンド」という言葉は和製英語。アメリカでもイギリスでも通じません。アメリカ英語では「gas station」、イギリス英語圏で「petrol station」と言います。

 

また、レンタカーでの旅ではグーグルマップなども必需品なので、スマホやタブレット、Wi-Fiなどを充電することも大切。どこかのカフェで「ちょっとコンセントを借りたいな」と思ったとき、「コンセント」で通じるでしょうか。

 

残念ながら通じません。正確には、「outlet」(アメリカ英語)や「socket」「electric point」などの英単語を使います。

海外では通じない和製英単語はたくさんある!

人形

私は出張で行く先々の海外の街で、息子にお土産として「キーホルダー」を買います。べたなお土産ですが、小さい頃からとても喜んでいたため、いまだに買って帰るのですが、この「キーホルダー」も実は和製英語。英語では「key chain」あるいは「key ring」と言います。

 

海外では通じない和製英単語は、他にもまだまだはたくさんありますので、いろいろ調べてみるのもおもしろいかもしれませんね。英語の勉強も、現地でさまざまな体験をすれば、より意欲が湧くのではないでしょうか。

 

筆者:岡本きよみ/PRディレクター
株式会社Harris PR & Consulting Office代表取締役。PRディレクターとして主にライフスタイルブランドの広報活動に関わる。米国の高校を卒業後、日本の大学に進学。専攻は英米語、言語学。JTB、日航のアウトバウンド・インバウンド業務に従事した後、出産を機に、P&Gファーイーストインク(当時)に転職。広報渉外部および研究開発部に10年間勤務の後、家族とともにニュージーランドに滞在。帰国後、外資系ホテルの広報、外資系PR会社のヴァイスプレジデントなどを経て、現職。

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