名詞の区別は2種類のみ。可算名詞と不可算名詞の見分け方

2017.02.16資格対策

普通名詞、集合名詞、物質名詞、抽象名詞、ペア名詞など、英語では細かく分類・説明されている名詞。しかし、日常会話はもちろん、TOEICなどで名詞に関する問題では、ここまで細かく名詞を分類して理解する必要はありません。

 

ずばり意識すべきは「可算名詞(数えられる名詞)」か「不可算名詞(数えられない名詞)」の2種類に分けること。ただ、日本語にはない概念であるため、いざ直面すると悩む人も多いようです。どうすれば「可算名詞」と「不可算名詞」に区別ができるのでしょうか?

名詞を見分けるポイントは、その名詞の絵が描けるかどうか

「可算名詞」と「不可算名詞」を見分けるポイントは、その名詞の絵が描けるかどうか。カップや本などのように具体的にひとつの形を描けるなら可算名詞。描けないなら不可算名詞です。

 

特に日本人が苦手とするのが「不可算名詞」。それらは下記の3パターンに分かれます。waterやairのように日本人でも比較的に理解しやすいものもありますが、information、baggage / luggage、furnitureなどのように間違えやすい単語もあるので、しっかりと確認しておきましょう。

 

1.見ることができないため、絵に描けない(抽象名詞)
・概念:news、information、money、sound、love、homework、work、idea、software、evidence(証拠)、weather(天候)
・感情・性質・状態:fun、kindness、happiness (幸せ)、honesty(正直)、peace、health(健康)、space / room(場所・すき間)、progress(進歩・発展)
・動作・行動・手段:advice 、training 、research(調査)、mail、flight、bus / train /car(手段で使う場合)
・学問:science、sociology(社会学)
・スポーツ:tennis、baseball

 

2.形が変わるため、具体的なひとつの形では描けない(物質名詞)
・液体:water、coffee、beer、stew(シチュー)
・気体:air、gas、light
・素材:gold、wood、silk、paper、soap
・食材:sugar、rice、garlic(ニンニク)、beef、cheese、bread、cake、pizza
・天然現象(気象・自然など):rain、cloud(雲)、forest(森)、time、space

 

3.同種のものをひとつのまとまりとしてとらえており、その種類や形もさまざまであるため、具体的なひとつの形では描けない(集合名詞)
・人:family、police(警察)、class、audience(聴衆)、party(団体)、committee(委員会)、nation(国民)
・物事:baggage / luggage(荷物)、furniture(家具)、clothing(服)、jewelry(宝石)、fruit、food、machinery(機械類)、garbage(ゴミ)、equipment(備品・設備)、hair

「数えられない名詞」は「数えられる名詞」にもなることも!?

不可算名詞の3つのパターンと単語例を見て「数えられない名詞」のイメージをつかめたでしょうか?

 

でも、「不可算名詞の例の中に、可算名詞もあるのでは?」と疑問に思った人もいるかもしれません。実は正解です。不可算名詞が具体性を持つ場合には、可算名詞になることがあります。

 

【例】
・News is necessary to live.(生活するためにニュースは必要だ)
→この場合の「News(ニュース)」は抽象的に使われているので不可算名詞。

 

・I have a good news for you.(私はあなたに[ひとつの]良いニュースがあります)
→ニュースが具体的なので可算名詞。

 

また、不可算名詞は状態や意味によっても可算名詞になります。この場合は、日本語訳にも気をつけましょう。

 

【例】
・I go to school by train.(私は学校へ列車で行きます)
→列車は手段(具体的に絵に描けない)なので、不可算名詞。

 

・A train came at the station.(駅に[1台の]列車が来た)
→「(具体的に絵に描ける)列車が1台来た」という意味なので、可算名詞。

 

「This is fish.」「This is a fish」は、どちらも日本語訳は「これは魚です」になります。しかし、魚の状態は、前者は「食材」で、後者は「1匹の生き物」を意味しています。前者では切り身などを思い浮かべると良いでしょう。例えば、「I ate dear.(私はシカ肉を食べた)」「I ate cake.(私はケーキを食べた)」の「dear」と「cake」に「a」をつけると、「私はシカをまるまる1匹食べた」「私はケーキをホールごと1つ食べた」という意味になるのでご注意を。

“具体的にひとつの形を描けるか”をシンプルに考えよう!

「可算名詞(数えられる名詞)」と「不可算名詞(数えられない名詞)」を区別するには、まずはその名詞をイメージしたときに“具体的にひとつの形を描けるか”をシンプルに考えればわかりやすくなるでしょう。

 

TOEICなどのテストで悩んだときには、ぜひ思い出してみてください。

 

筆者:児島奈美/トラベルライター
旅行雑誌やWEB等で、国内外問わず現地へ足を運び取材・撮影を行う。得意分野は、旅のルポ、グルメ取材、人物インタビューで、渡航した海外はプライベートを含め約40か国。雑誌立ち上げのために約3か月、ベトナムに滞在したほか、プライベートで欧州周遊(約3か月)、米国横断(約1か月)、東南アジア周遊(約3週間)、米国滞在(約1年)の経験も持つ。実践の場で英語を使うことが多く、「英語はツール」をモットーに、わかりやすく使える英語を心掛けている。

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