英検®準2級ライティングの対策法は?使える表現や過去問の解き方を解説!

2024.04.23資格対策
【アイキャッチ用】230329英検準2級ライティング
Summary あらすじ

英検®準2級の合格を目指すために、ライティングの力をつけることは必要不可欠です。なかなか点数が伸びないとお悩みの方やどう勉強したらいいかわからない方に向けて、英検®準2級のライティングの問題はどんな問題か、どう書けば良いのか、さらに学習方法も合わせてご紹介します。

 

 

英検®準2級ライティングの試験問題

【本文用】右斜め上を向き考えている女子学生

■試験概要

英検準2級では2024年度から問題形式がリニューアルとなり、一次試験内の「大問5」「大問6」がライティングとして出題されます。リーディング、リスニング、ライティングの各項目でCSEスコアが600点分ずつありますので、ライティングの2問だけで1/3のスコアを占めることになります。

ライティングの内容は、Eメールの問題と英作文の問題が出題されます。Eメールの問題では提示された英文(Eメール)を読んで、要件を満たす返信を書きます問題文は80語程度で、友人など身近な人からの日常的な連絡が書かれています。およそ4050語で解答するように求められます。英作文の問題では与えられた質問に対する自分の意見とその理由をおおよそ5060語で記述するというものです。質問文は10~15語程度のものが多く、「部活に参加すべきか」など身近な話題について出題されます。一次試験は全体で80分間ですので、ライティングは大問515分、大問620分の、合わせて35分ほどで解答することが望ましいでしょう。

 

■Eメール問題の勉強法

Eメールの問題では、相手からどんな内容が来ているのか、どんな返信をする必要があるのかをしっかり読み取りましょう。質問に答えることと、相手への質問を2つ書くことが大切です。この際質問の内容が似てしまわないように注意しましょう。似た質問になってしまうと、1つしか質問していないと受け取られ、減点されてしまうことがあります。

 

英作文問題と解答例

例題:

●あなたは,外国人の知り合いから以下のQUESTIONをされました。

●QUESTIONについて、あなたの意見とその理由を2つ英文で書きなさい。

●語数の目安は50語~60語です。

●解答がQUESTIONに対応していないと判断された場合は、0点と採点されることがあります。QUESTIONをよく読んでから答えてください。

 

QUESTION

Do you think children should be allowed to use smartphones at school?

 

解答例 I think children should be allowed to use smartphones at school. (I have two reasons). First, children can do research on the internet. For example, when they have questions during the class, they can solve the problem by themselves. Second, they can call someone in an emergency. If there is an accident, they can immediately contact an ambulance. (Therefore, I think children can use smartphones at school.)

 

 

採点基準と合格点

Eメール問題・英作文問題ともに、解答は以下の4つの観点で採点されます。観点ごとに04点の5段階で評価され、得点の満点は16点(CSEスコアの満点は600)となります。16点中9点が合格点の目安とされています。Eメール問題では構成の観点では採点されません。

 

採点時の観点

①内容:課題で求められている内容(意見とそれに沿った理由2つ)が含まれているかどうか

自分の意見とその理由を明確に書きます。その際に、単純に「安いから」や「便利だから」だけでなく、安くなることがどういうことにつながるのか、また便利になることの具体的な例など多様な側面から理由を述べましょう。また、自分の意見は1つに絞り、逆の意見を支持する理由などは書かないようにしましょう。

 

②構成:英文の構成や流れがわかりやすく論理的であるか

自分の意見とその理由をわかりやすく論理的に書けているかがポイントになります。伝えたい情報の流れや展開を示す表現(firstsecondthereforebecauseなど)を効果的に使って、自分の意見とその理由や英文全体の構成をより分かりやすくするようにしましょう。

 

③語彙:課題に相応しい語彙を正しく使えているか

単語一つ一つを正しいスペルで書いているか、内容に合わせて複数形や大文字に変更しているか、などを意識しながら、自分の意見とその理由を十分伝えられるようにしましょう。同じ語彙の繰り返しも避けると良いです。

 

④文法:文構造のバリエーションやそれらを正しく使えているか

文法的に正しい文が書けているか、特に動詞は、主語や時制に対応した形に対応させているか気をつけて書きましょう。

 

さらに詳しい説明はこちらの英検®公式サイトからご確認いただけます。

 

英検®準2級ライティングの合格点を取るためのコツ

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英作文のテンプレートを覚える

英作文の問題ではまず自分の主張から書くなど、文章構成がある程度ルール化されています。

そのルールに沿って書いていくと時間も短縮でき、かつスッキリとした誰もが読みやすい文章にすることができますのでぜひ覚えましょう。

以下は英作文の問題で使われる文章構成です。

 

主張  自分の意見を主張する。
理由  1つ目の理由を挙げ、それに対する具体例や事例を述べる。
理由②   2つ目の理由を挙げ、それに対する具体例や事例を述べる。
結論  冒頭で述べた主張を再度繰り返す。

 

 

日本語で両方の立場の理由をメモ書きしてから英文を書く

まずは質問の内容を正確に理解し、両方の立場の理由を日本語で考えてみましょう。試験問題にメモができるページがあるのでそこに自分の考えを書いてみて、その後、主張しやすい立場が決まったら具体例とあわせて書く順番を日本語で決めましょう。

その考えに至った理由が2つ書けるのであれば、YESNOどちらの意見で書いても問題はありませんが、理由が思い浮かばなければ英語にしたときに書きやすいほうの立場を選択しましょう。それにはまずそれぞれの立場での具体例を日本語で考えて書きやすいほうの意見を見極め、書きたい内容を英語日本語どちらでも構わないのでメモ書きをしてから回答用紙に記述していきましょう。

 

■使える表現や決まり文句を覚える

上記で述べた文章構成(英作文のテンプレートを覚えるへリンク)によって英語の決まり文句を合わせると以下のようになります。

 

主張  I think(私は…だと思います)/

 I don’t think(私は…ではないと思います)/

 In my opinion, (私の意見では、…)

(補強)  I have two reasons. (理由は2つあります)
理由  First,
理由  Second, (第二に)
再主張  That is why I think …. (こういう訳で私はと思います)/

 For these reasons, …. (これらの理由で、…)/

 Therefore, …. (ですから、

 

 

▼理由を述べる時に使える表現

理由を述べる際にはFirst,と書き始める方法が一般的です。First, を理由①に使ったら、理由②にSecond, を使いましょう。

その他にも

The first reason is that  …. (1つの理由は…です。)

First of all, …. (何よりもまず、…。)

To begin with, …. (まず初めに、…。)

という表現も使えます。

 

具体例を書く時に使える表現

具体例を書くためには「例えば」と始めると書きやすいです。

そのためにはFor example, For instance,などを使うとよいでしょう。

また具体例の部分では文字数をかせぐチャンスですので、下記のような表現を使って文章を広げましょう。

 

It is (形容詞) for (人 or 物) to V.(人か物)にとってVすることは、(形容詞)です。」

It is not (形容詞) for (人 or 物) to V.(人か物)にとってVすることは、(形容詞)ではありません。」

If SV, sv. (もしSVなら、svです。)

When SV, sv. (SVの時、svです。)

S make O C. (Sによって、OCになる。)

S make O V(原形). (Sは、OVさせる。)

S help O V(原形). (Sは、OVするのを、助ける。)

S have(need) to V. (SはVしなければならない。)

S do not have(need) to V. (SはVしなくてもいい。)

S want to V. (SはVしたい。)

S do not want to V. (SはVしたくない。)

 

英検®準2級ライティングの対策と勉強法

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■過去問を解く際には必ず時間を測る

ライティングの勉強は過去問を解いてみることをお勧めします。

過去問を解く時間はおおよそEメールの問題が15分、英作文問題が20分間です。この記事を読んで「ライティングの試験は35分で解けばいいんだな。」と理解するだけで終わりにするのではなく、実際に時間を測って解いてみることが重要です。試験までに何度も実際に時間を図って、ライティングの練習をしてみましょう。

 

解答文を誰かに添削してもらう

ライティングで、自分が納得いく英作文が作れたとしても、実際には文法のミスやスペルミスがあることが少なくありません。自分のミスを見つけるためには自分自身でチェックをしても難しいので、第三者に添削してもらうことがポイントとなってきます。

第三者に添削してもらうためには3つの方法があります。

 

1)自動チェックツールサイトを使う

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自動チェックツールですので、100%正確かどうかの保証はありませんが、無料にしては、かなり精度の高いツールです。

 

2)生成AIを利用する

AIに教師になってもらって、英作文を添削してもらいましょう。その際、自分で書いた文章をそのまま貼り付けてもAIは何をしたらいいのか判断できませんので、「あなたは日本で英語を教える講師です。以下の文章で英語の間違いがないか添削をしてください。また、修正の内容は日本語で解説してください」など、命令文と合わせて聞いてみましょう。生成AIは発展途上のものが多く、正しい解答を出力するとは限りませんので、複数のAIに同じように問いかけて確認しましょう。

 

3)専門スクールを利用する

英会話スクールや英語塾など数多くあります。スクールによって、ネイティブの先生の場合と日本人の先生の場合があります。

スピーキングの力も伸ばしたい、英語で学びたいという方はネイティブの先生に添削してもらうのがおすすめです。説明は英語でしてもらいたい、英検に詳しい先生に添削してもらいたいという方は日本人の先生がよいでしょう。

1)や2)の例と異なり、実在の先生に質問をすると、解答以上の情報をもらえることがあります。例えば、あなたに合った学習方法や、英検ならではのテクニックなどです。

日米英語学院は一人ひとりに合ったクラスや学習スタイルで学べますので、英検のライティングにフォーカスしたレッスンも可能です。

 

 

塾やスクールを活用して英検®準2級に挑むメリット

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ライティングは第三者に添削してもらうことがポイントです。自分の書いた文が正しいかどうかわからない、ちゃんと書けているつもりなのにスコアが伸びない、という方は、専門スクールで学習することもおすすめです。

例えばこんな方におすすめです。

・英語は元々苦手、文法があいまいでどこから手を付けてよいかわからない方
・余分な勉強までしている余裕がない方

 

レッスンを組み合わせて受講するタイプのスクールや講師と1対1のプライベートレッスンなら、不得意なパートのレッスンのみ受講できたり、自分のレベルに合わせた授業内容をお願いできたりします。

独学で一度受験してみたが合格せず、次は確実に合格したいからスクールを利用する、という方も多くいらっしゃいます。

 

まとめ

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今回は、英検®準2級のライティングについて、詳しく解説しました。何を対策したら良いのか、イメージできましたでしょうか。

 

日米英語学院では、専門のカウンセラーがカウンセリングやレベルチェックを無料で行ってくれます。通学まで考えていなくてもまずは相談してみると、情報が手に入ります。

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日米英語学院では、各受講生の現在のレベルから目標とするスコアやレベルを最短、最速で取得するため、個人別カリキュラムをお作りして効率的に学習いただいています。資格取得対策のプロである日本人講師が主に英検®対策レッスンを担当。授業以外でも、コーディネーターとの学習カウンセリングや、自主学習として単語テストや模擬試験などのサポート体制が充実しています。また実際のスクールへの通学する方法だけでなくオンラインレッスンも可能です。

 

日米英語学院の英検®対策講座・コースでは、初心者の方には基礎から学べるクラスや、英検®取得を目指す方には級ごとのレベル別総合演習クラスのほか、ライティングに特化したクラスなどのスキル別クラスがあります。必要なクラスを組み合わせて作成する個人別カリキュラムのおかげで、短期間で目標達成できたというお声をいただいています。

 

日米英語学院に通われているC.S.さんは2か月という短期間で英検準2級に合格されました。プライベートレッスンを受講され「限られた時間の中で、英検に合格できたのでうれしかった。」というご感想をいただいております。将来外国の人と会話がしたいという思いで当校に通われ英検準2級に合格された小学生のしずきさんは、週1回のレッスンで力をつけられ、合格を勝ち取られました。

 

現在の英語力はどんなレベルか、いつまでに取得したいか、これまでどんな学習をされてきて、現在学習面でどんな悩みを抱えているか。それぞれの状況によって、目標達成へのアプローチ方法は異なります。日米英語学院では、まずは学校説明会(対面・オンライン選択可)にて、カウンセリングやレベルチェックを行い、お一人おひとりにピッタリのカリキュラムでの学習をご案内しています。レッスンは、通学/オンライン、グループ/マンツーマン、日本人講師/外国人講師から最適なチョイスで受講いただけます。英検合格やライティングの学習方法について、ぜひ一度相談してみてはいかがでしょうか。

 

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