就職や留学に役立つ「ケンブリッジ英語検定」とは?

2019.08.13資格対策
Summary あらすじ

100年以上の歴史を持つ権威ある英語検定として、留学や就職・移住などのさまざまなシーンで活用できるケンブリッジ英語検定。新制度の大学受験にも認定され、日本でもにわかに注目度が高まっています。英語の検定試験の受験を考えている人は、ケンブリッジ英語検定を有力候補として検討してみてください。

 

英検® TOEIC® L&Rテスト、TOEFL®テストと比べると日本ではあまり知名度は高くない「ケンブリッジ英語検定試験」。しかし、その受験者数は年間約550万人と、世界で最も利用されている英語試験のひとつなのです。留学や就職の際に大きな力を発揮する必須資格として、特にヨーロッパでは絶大な人気を誇っています。

 

今回は、そんなケンブリッジ英語検定の概要や対策方法についてご紹介します。

信頼性も汎用性も抜群!ケンブリッジ大学の英語検定とは?

 

ケンブリッジ大学の英語検定機構が提供するケンブリッジ英語検定は1858年にイギリスで始まり、今や約130ヶ国で毎年550万人以上の人が受験しています。20,000以上の教育機関や企業、政府などの認定試験に採用されているため、留学や就職・移住など多くのシーンで活用できる汎用性の高い英語試験として人気が高いことが特徴です。例えば、大学に正規留学をする際の英語力証明として活用したり、海外就職や外資系企業への就職の際に英語力をアピールしたりと、検定結果を国際的に活用できます。

 

日本では2021年の大学受験改革により「CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)」に準拠した外部英語検定試験が一部導入されますが、その英語力のモノサシともいえるCEFRの開発・発展に貢献したのが他ならぬケンブリッジ英検なのです。もちろん、日本の大学受験にも英検やTOEFL®テストと同様にケンブリッジ英語検定が使用できます。

 

CEFRについて

http://4skills.jp/qualification/comparison_cefr.html

 

なお、ケンブリッジ英語検定は日本の英検® と同様に受験レベルが細かく分かれています。高校生以上の受験者によく利用されているのはPETFCECAE3つのレベル。それぞれの試験の難易度レベルと特徴は以下の通りです。

 

PET

■難易度:簡単な日常会話などができる初級~中級レベルの英語力。英検® 22級程度に相当。

■試験内容・特徴

  • リーディング&ライティング(1時間30分)試験の50%を占める

⇒リーディングは短文・長文の選択式問題や正誤問題、読解など。ライティングは短文・長文・文章変形など3つのパートで構成。

  • リスニング(30分)試験の25%を占める

⇒短文・穴埋め・正誤問題・選択肢問題など4つのパートからなる。試験の25%を占める

  • スピーキング(1012分)試験の25%を占める

⇒受験者2名のペアと試験官により試験を実施。自己紹介や基礎的なトピックスでのディスカッションなど

 

FCE

■難易度:中級~上級レベルの英語力。仕事や留学に効力を発揮するのはFCEレベルから。英検® 1級程度に相当。

■試験内容・特徴

  • リーディング・文法(1時間15分)試験の40%を占める

⇒穴埋め・書き換え・読解など7パートに分かれる。中高生にもわかりやすいトピックスが中心。

  • ライティング(1時間20分)※試験の20%を占める

⇒必須課題のエッセイと、選択課題の2つのパートからなる。それぞれ140190ワードでまとめる。

  • リスニング(40分)試験の20%を占める

⇒選択問題、正誤問題や必要な単語などを補充して文章を完成させる問題など全4パート。

  • スピーキング(14分)試験の20%を占める

⇒受験者2名のペアと試験官により試験を実施。自己紹介や英文での説明力、ディスカッションなど4つのパートがある。

 

CAE

難易度:仕事や大学正規留学で十分に英語が活用できる上級レベル。英検® 1級程度に相当。

■試験内容・特徴

  • リーディング・文法(1時間30分)※試験の40%を占める

⇒穴埋め・補充・選択・読解など8パートからなる。アカデミックな内容の出題が多い傾向。

  • ライティング(1時間30分)※試験の20%を占める

⇒必須課題と選択課題の2つを出題。それぞれ220260ワードでまとめる。

  • リスニング(40分)※試験の20%を占める

⇒選択問題、補充問題、マッチング問題など全30問。実生活で使える聞く力をテスト。

  • スピーキング(15分)※試験の20%を占める

2名の受験者で会話力を試す。語彙力・表現力・議論を維持する力など、より高度なコミュニケーション力を図る。

 

※参照:PET

https://www.cambridgeenglish.org/jp/exams-and-tests/preliminary/

※参照:FCE

https://www.cambridgeenglish.org/jp/exams-and-tests/first/

※参照:CAE

https://www.cambridgeenglish.org/jp/exams-and-tests/advanced/

 

上記の他、転職や昇進に役立つケンブリッジのビジネス英語検定のBECや、PETより少し易しい内容のKETCAEを越える超難関のCPEなど、豊富な試験を実施しています。ケンブリッジ英語検定は各地の認定テストセンターに直接申し込めば受験可能。試験センターによって実施の試験が異なるので、下記のケンブリッジ大学英語検定機構のホームページで会場と実施試験を確認しましょう。

https://www.cambridgeenglish.org/jp/find-a-centre/find-an-exam-centre/

ケンブリッジ英語検定の情報は少ない?試験対策は英語学校や学校の先生に相談を

 

世界的に通用する英語検定のケンブリッジ英語検定ですが、TOEIC® L&RテストやTOEFL®テスト、日本の英検®と比べると、試験対策や受験方法の情報が少ない印象です。世界に約2,800ヶ所ある試験センターも日本には11ヶ所のみで、対策コースや試験対策のための教材も豊富とはいえません。ケンブリッジ英語検定機構から検定対策のテキストを購入して独学で試験対策を行うこともできますが、一人だとどうしても試験勉強が滞りがちです。そんなときは、近くの英語学校や学校の先生に効率の良い学習方法を相談しながら試験勉強のサポートをしてもらうと良いでしょう。

 

また、短期間で効果的にケンブリッジ英検合格を目指したい場合は思い切って海外の語学学校に短期留学するのもひとつの手。私もオーストラリアの語学学校が実施するケンブリッジ英検対策コースに通った経験があります。海外のケンブリッジ英語検定コースは8~12週間の短期集中コースが多く、ドイツやスイス、イタリアなどからの留学生が中心。試験合格を目的として留学する学生がほとんどのため、生徒も先生も真剣そのものです。コースの最後には試験が行われ、一度の留学で試験対策から受験までがすべて終了します。

 

ただし、検定コースで学ぶにはレベルに見合った英語力が必要。初日の英語テストで受講レベルに達していないと判断されると、希望と異なるコースに配属されることもあります。留学前に日本で十分に英語力を高めてから短期留学に臨むのが得策です。

 

「留学してまで試験対策するのは難しい」という人も少なくかもしれません。そのときは、近くの英語学校や信頼できる英語の先生にケンブリッジ英語検定に挑戦してみたい旨を相談してみましょう。学習法やディスカッションの取り組み方など、適切な指導をしてもらえるはずです。

ケンブリッジ英語検定は将来きっと役立つ!

 

留学、海外関連の就職、海外移住など、国際社会に飛び込みたい人にとって、ケンブリッジ英語検定は取得しておきたい資格です。

 

今すぐに活用しなくても、将来、国際的なシーンで活動する際はきっとケンブリッジ英語検定が役立ちます。その昔に私が取得したケンブリッジ英語検定は、数十年を経た今も活きています。今から英語の検定試験準備を始める人は、ケンブリッジ英語検定も有力候補として検討してみてください。

 

【参考】河合塾 ケンブリッジ英語検定サイト

下記サイトから試験日程の確認や受験の申し込みも出来ます。

https://www.kawai-juku.ac.jp/cambridge-english/

 

 

筆者:林カオリ/ライター・エディター

関西を拠点に活躍するライター・エディター(合同会社パブリスプラス代表、クリエイティブオフィスこゆうじん代表)。知的財産管理技能士。日本にてコピーライター、編集者、ライターを経験した後、15年間オーストラリアに在住。シドニーでは日豪両国の各種媒体に執筆を行う傍ら、2児の海外出産と子育てを経験する。海外の実体験に基づくライフスタイル、旅行、教育、留学関連記事が得意。

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