IELTS5.0のレベルや難易度はどれくらい?初心者向けの勉強法をご紹介!

2023.10.11資格対策
【アイキャッチ用】231011IELTS5.0
Summary あらすじ

留学のためにIELTS5.0を取得しなければいけないが、受けたことがない、という方も多いのではないでしょうか。5.0がどれくらいのレベルなのか、取得するためにどんな勉強をしたら良いのか、詳しくご紹介します。ぜひ参考にしていただき、効率的にIELTSのスコアアップを目指しましょう。

 

 

IELTS5.0 のレベルはどれくらい?

【本文用】上を向いて悩みながら勉強している女性

 

IELTSはリスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの4技能をそれぞれテストし、個別に点数をつけます。これを個別バンドスコアといい、1.0~9.0の間で採点されます。その後、4つの個別バンドスコアの平均値をとったものが総合スコア(オーバーオールバンドスコア)となり、これが一般的にIELTSのスコアと呼ばれます。平均をとるのでオーバーオールバンドスコアも1.0~9.0の間になりますが、0.25単位で切り上げて0.5刻みの点数となることが特徴的です。

 

IELTS5.0の英語力は「不完全だが英語を使う能力を有しておりほとんどの状況でおおまかな意味を把握することできる。ただし、間違いを犯すことも多い。自身の専門分野では、基本的なコミュニケーションを取ることが可能。」と公式サイトにあります。言語能力を評価する国際指標であるCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)だとB1レベルに相当し、英語力は中級程度ということができます

 

■他の英語試験に換算すると

他の英語資格と比較してみて、IELTS5.0を取得できる人は、どれくらいの成績を残せるのでしょうか。CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠) B1レベルであることから換算した目安となりますが、TOEIC L&R・IELTS・英検と比較してみると、下の表のレベル感となります。ぜひ参考にしてください。

 

IELTS TOEIC TOEFL 英検
5.0 550~600点 45~65点 2級

 

■IELTS5.0獲得に必要な勉強時間

英国ケンブリッジ大学の1部門であるケンブリッジ大学英語検定機構のサイトによると、IELTS5.0をとるために必要な学習時間は英語初心者で340~400時間程度、IELTS4.0前後のレベルからだと170~200時間程度とされています。IELTS4.0レベルの方が5.0を目指す場合、毎日1時間勉強して6か月ほどかかることになります。

IELTS5.0 が役に立つケースとは

 

IELTSは海外移住や留学の際に利用できる英語技能検定試験です。元々はイギリスやオーストラリアへの留学で有名でしたが、近年はカナダやアメリカへの留学でも使える学校が増えてきました。また、国内の大学や大学院、専門学校への進学でも使える機会が増えていますので、まだ海外と国内で進学を迷っている場合でも、IELTS対策をしておくとどちらにも使えるでしょう。求められるスコアは5.5〜6.0と少し高レベルが求められる学校が多いです。しかし中にはIETLS5.0を持っていると優遇される大学もあります。気になる学校があれば、最新情報を確認して目標設定しましょう。

IELTS5.0 を取得する勉強法

【本文用】ノートにメモを書く人

 

IELTS5.0を目指す方は、まだ基本的な文法が確立できていないレベルですので、まずは基礎の強化をしましょう。不安な文法事項や語彙があれば、事前に学習することをお勧めします。単語はIELTS頻出単語を覚えることが必要ですが、満点を目指すわけではないので、難易度の高い単語は不要です。英検2級レベルを目安に単語を覚えておきましょう。基礎力強化は4セクションすべてのスコアアップにつながります。
そしてIELTSはコツでスコアを伸ばすのは難しいですので、英語力をしっかりつける必要があります。問題形式や回答手法は知ったうえで臨むべきですが、それだけでは太刀打ちできません。頑張ってリーディング・リスニング・スピーキング・ライティングそれぞれの英語力UPに努めましょう。

 

■IELTS5.0 のリーディング対策

IELTSのリーディングは長い(単語量が多い)のが特徴です。1パッセージ900語程度の長文を3つ、60分の試験時間で読むことになります。このレベルの方は、英語長文を読むことに慣れていないため、長さに疲弊して読むことを挫折してしまうなどで最後まで解けなかったりします。事前に長い英文に慣れておきましょう。いわゆる多読です。ネットで英文が手に入りやすい時代ですが、ニュースなどのメディア系はネイティブ向けに作られているので多読をするにはレベルが高すぎてしまいます。自分のレベルにあった英語長文をたくさん読むようにしましょう。OxfordやPenguin Booksなどから出ているGraded Readerのような教材をつかうと、英語レベルも内容も自分に合ったものを読むことができます。だんだんレベルを上げていくようにしましょう。

 

■IELTS5.0 のリスニング対策

音をとるのが難しい場合は、リスニング力の強化が必要です。リスニング力を強化する際は、スクリプトを読んだら理解できるレベルのものを選んで使うようにします。聞き取った内容が正しいかを確認する必要があるので、スクリプトもついている教材を選ぶとよいでしょう。教材を決めたら、同じ教材を使って何度も何度も練習しましょう。IETLSの教材が難しければ、英検2級の問題を使って練習するのもよいです。
勉強方法としては、下記がおすすめです。

 

①問題を解いてみる
②解答の確認する(この時点ではまだスクリプトは見ないでください)
③もう一度音源を聞いてみる
④③で聞き取れなかった部分を書き出してみる(ディクテーション)
⑤④で書き取れなかった部分をスクリプトで確認します
⑥スクリプトを見ながら音源を聞いてみる
⑦音源だけで聞いて内容を聞き取れるようにする

 

このように段階を踏みながら何度も同じ問題を聞くことで、一回目は聞き取れていなかった部分の英語の音が自分の中で定着していきます。毎日15分ずつでも、継続して練習するようにします。だんだんレベルを上げていくようにしましょう。

 

■IELTS5.0 のスピーキング対策

まずは英語でのアウトプットに慣れるため、IELTSのトピックについて書くことから始めましょう。書けない文章は急に話すことは難しいです。まずは辞書や回答例などを参考にしてもよいので、自分で回答スクリプトを作り上げてみましょう。

 

それぞれのパートの回答量の目安は下記の通りです。

 

パート1:それぞれの質問に2~3文程度
パート2:150〜200語程度
パート3:それぞれの質問に3~5文程度

 

回答が書けたら、ネイティブや英語ができる人に添削してもらい、完成したスクリプトを繰り返し音読して発音を練習し、回答パターンを覚えましょう。問題にすぐ回答が書けるようになったら、時間を意識して書かずに回答を話せるよう練習していきます。

 

■IELTS5.0 のライティング対策

ライティングでスコアを伸ばすには、文法の正確性も必要になりますので、なかなかスコアが伸びない方は文法に立ち返ることも必要であることを覚えておきましょう。特に文型が理解できていないと、文章が崩れていきますのでしっかりカバーしておきましょう。
基礎ができている方は、あとはたくさん英文を書くことでライティング力は上げることができます。IELTSの問題は、状況(表やグラフなど)を描写する問題と、自分の意見を述べる問題です。今日見聞きしたことでもよいので、何かを説明・描写する文章や、自分が思ったことなど、毎日10センテンス以上書く習慣をつけるなどが効果的です。できれば、ネイティブや英語ができる人に添削してもらい、文法的に正しいか、表現が間違えていないか、文章が筋道立っているかどうか、確認してもらい、改善していきましょう。

IELTS5.0を取る3つのポイント

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■①自分のレベルに合った教材を選ぶ

IELTSは0点から満点の方まで同じ試験を受けることになります。5.0を目指すレベルの方には、難しいと感じる問題が多いでしょう。本番レベルの問題ばかりを使って学習していると、自分のレベルにあっておらず、挫折しやすくなってしまいます。自分のレベルに合わせて、中学レベルの参考書や問題集からはじめて、だんだんレベルアップしていくようにしましょう。5.0を目指す場合、難しい問題は解けなくても目標達成できます!

 

■②基本的な語彙力を強化する

IELTS5.0を取るためには基礎的な語彙力が必要です。語彙力を効率良く身につけたい場合は、市販の単語帳を利用して単語を覚えていくのがおすすめです。IELTSの難しい単語を収録した単語帳よりは、基本的な単語を網羅しているものがおすすめです。IELTSでは、日常会話で使うような一般的な単語と、特定のアカデミックな単語が理解できればよいので、それほど難解な単語を覚える必要はありません。IELTSと英検に出てくる単語は似ている傾向にあるので、英検2級程度の単語を学習するのも効果的です。

 

■③プロに頼ってみる

IELTSはTOEICとは異なり、ライティングやスピーキングなどのアウトプットが入ってきますので、より実践的なスキルが試されます。アウトプットの練習には相手がいたほうが学習しやすく、特にライティングにおいては添削などでフィードバックを得ることで、上達が早くなります。日本に居ながらスコアを伸ばす場合は、英語で話す機会があまりなく、なかなか上達しないこともあるでしょう。英会話教室などでアウトプットの機会を増やしたり、英語講師などに指導してもらう機会を持つこともおすすめです。

まとめ

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今回は、IELTS5.0のレベルや勉強法について解説しました。IELTS5.0がどれくらいのレベルなのか、取得するにはどんな学習が必要なのかなど参考になりましたでしょうか。ぜひIELTS5.0の取得に向けて計画を立てて学習を進めましょう。どう学習を進めて良いか分からない、効率的に進めたい、という方は専門スクールでの学習をお勧めします

 

例えばこんな方におすすめです。
・留学をするためにIELTS5.0の取得が必要だが、具体的にどのように勉強したらいいかわからない方
・今の自分のレベルが分からず、何から手を付けて良いか分からなない方
・留学まで時間が無い方

 

レッスンを組み合わせて受講するタイプのスクールや講師と1対1のプライベートレッスンなら、不得意なパートのレッスンのみを受講できたり、自分のレベルに合わせた授業内容を対策できます。

 

日米英語学院では、各受講生の現在のレベルから目標とするスコアを最短、最速で取得するため、個人別カリキュラムをお作りして効率的に学習いただいています。IELTS対策のプロである日本人講師・外国人講師がレッスンを担当。レッスン以外にも、コーディネーターとの学習カウンセリングや単語テストや模擬試験などのサポート体制が充実しています。

 

日米英語学院のIELTS対策講座・コースには、IELTS初心者の方には基礎から学べるクラスや、目標スコア別の総合演習クラスのほか、一人では解決できない苦手パートだけを対策するクラスなどのスキル別クラスがあります。必要なクラスを組み合わせて作成する個人別カリキュラムのおかげで短期間で目標達成できたという声をいただいています 。

 

現在の英語力はどんなレベルか、いつまでに取得したいか、これまでどんな学習をされてきて、現在学習面でどんな悩みを抱えているか、などそれぞれの状況によって、目標達成へのアプローチ方法は異なります。日米英語学院では、まずは学校説明会(対面・オンライン選択可)にて、専門のカウンセラーがカウンセリングやレベルチェックを無料で行い、お一人おひとりにピッタリのカリキュラムでの学習をご案内しています。レッスンは、通学/オンライン、グループ/マンツーマン、日本人講師/外国人講師から最適なチョイスで受講いただけます

 

通学まで考えていなくても、まずは相談してみると情報が手に入りますので、IELTSスコアアップについて、ぜひ一度相談してみてはいかがでしょうか。

 

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