英語力はどれぐらい必要?海外の名門大学の入学条件

2019.11.12資格対策
外国の大学生
Summary あらすじ

世界中に名が知れ渡るマサチューセッツ工科大学やハーバード大学。そんな世界の名門大学に入学するには一定以上の英語力が必要不可欠です。しかし、TOEFL®テストやIELTSなどの特徴を踏まえて効果的に試験対策すれば、英語の入学条件を突破することは決して夢ではありません。大学留学でグローバルに活躍できるチャンスが広がります。

 

 

Introduction

小学校から英語が必須となり、中学・高校の学習でも実践的な英語力が養われている今、海外への大学留学に注目が集まっています。

 

世界の名門大学に留学するには、いったいどれぐらいの英語力が必要なのでしょうか?試験突破のヒントと合わせてご紹介します。

 

大学留学は現実的な進路。世界の名門大学入学も夢じゃない!

MIT

 

世界の選りすぐりの名門大学1,000校に6項目で点数をつけ、毎年ランキングを発表するクアクアレリ・シモンズ社(イギリス)の「世界大学ランキング」。最新ランキング(2020年版)で1位に輝いたのはアメリカのマサチューセッツ工科大学(MIT)でした。2位はスタンフォード大学、3位はハーバード大学と、そうそうたる顔ぶれが上位を占めています。なお、日本の東京大学は22位、京都大学が33位でした。

 

「海外の名門大学なんて自分には関係ない」と考えてしまっては、もったいない!もちろん、語学留学と異なり、海外の大学に進学するには入学時に相応の英語力が問われます。ちなみに、1位のマサチューセッツ工科大学ではTOEFL iBT 90以上が英語の最低条件です。

 

しかし、海外への留学生が年間10万人を超え、高校卒業後の進路に海外の大学を選ぶことは珍しくなくなっているのも事実です。海外の大学に入学するには「TOEFL iBT 80~」「IELTS 6.0~」程度の英語力を求められるケースが多く、大学や学部によってはもっと条件の緩やかなところもあります。また、日本の最終学歴の成績証明書やSAT(アメリカの標準学力テスト)受験結果の提出など入学の条件も大学や学部によってさまざまなので、大学のホームページや留学エージェントなどで入学条件を確認してみましょう。

大学留学につながる英語力判断テストの傾向と効果的な試験対策

【アイキャッチ用】191101英検2級

 

大学留学では、主にTOEFL®テスト、IELTS、ケンブリッジ英語検定のスコアを見られます。アメリカやカナダではTOEFL®テスト、イギリスやオーストラリアではIELTSのスコアが条件となる印象が強いですが、ケンブリッジ英語検定やTOEFL®テストとIELTSの両方を採用する大学も多数あります。

 

試験の種類によって受験スタイルや問題の傾向が異なるため、受験予定の英語力判断テストを早めに決定し、的を絞って対策を練るのが得策です。

 

TOEFL®テスト

【テストの特徴】

インターネットを使用したiBTテストが主流。リスニング、ライティング、スピーキング、リーディングの4つのセクションがあります。リスニングとスピーキングではマイク付きのヘッドセットを利用し、リーディングとライティングではマウス操作やタイピングを行います。

 

【おすすめ学習法】

iBTの試験スタイルに慣れるため、コンピュータを利用して過去問題に取り組んでみてください。「iBTテスト対策のコースがある」「iBTテスト受験者の実績がある」といった実績と経験が豊富な英語学校で効率的に学ぶのが良いでしょう。また、試験では4つのセクションがすべて同じ点数配分となるため、英語の総合力を高める学習を心がけてください。

 

■IELTS

【テストの特徴】

アカデミック・モジュールとジェネラル・トレーニング・モジュールがあり、留学にはアカデミック・モジュールを受験します。リスニング、ライティング、スピーキング、リーディングの個別のスコアと、すべてのスコアの平均点となるオーバーオール・バンド・スコアが算出されますが、大学入学時は主にオーバーオール・バンド・スコアで判断されます。なお、スピーキングは試験官との対人テストです。

 

【おすすめ学習法】

IELTSのアカデミック・モジュールはその名の通り、学術的な内容が特徴。特にリーディングやライティングはその傾向が強く、論文的なレポートの書き方や統計の読み方などに慣れておきましょう。IELTS専門の試験問題集や試験対策コースでの学習を。

 

ケンブリッジ英語検定

【テストの特徴】

ケンブリッジ英語検定は、日本の英検と同様に受験するレベルにより試験内容が異なります。大学留学に必要な試験はFCECAECPEのいずれか。スピーキングは対面方式で、受験者二人と試験官二人で行われます。受験者二人のディスカッションなどもあり、多方面からコミュニケーション力が審査されます。

 

【おすすめ学習法】

英語の試験の40%はリーディングが占め、読み取る力が必須の試験。日本ではあまり試験対策が普及していませんが、テキストなどを入手して問題の傾向をしっかりとつかんでおきましょう。文法、イディオム、慣用句も高度な知識が求められます。

 

国際的な企業や海外の国で働けるチャンスがぐんと広がる!

【アイキャッチ用】191101

 

大学留学をすれば、国際的な企業や海外の国で働けるチャンスがぐんと広がります。将来、グローバルに活躍したい人は、高校卒業後の進路として海外の大学を前向きに検討してみてください。

 

世界中から留学生が集まる海外の大学で学ぶためには、コミュニケーションツールとしての英語が不可欠です。大学での学習や海外生活をスムーズに送るためにも留学前にできるだけ英語力を伸ばしておきましょう。

 

筆者:林カオリ/ライター・エディター

関西を拠点に活躍するライター・エディター(合同会社パブリスプラス代表、クリエイティブオフィスこゆうじん代表)。知的財産管理技能士。日本にてコピーライター、編集者、ライターを経験した後、15年間オーストラリアに在住。シドニーでは日豪両国の各種媒体に執筆を行う傍ら、2児の海外出産と子育てを経験する。海外の実体験に基づくライフスタイル、旅行、教育、留学関連記事が得意。

 

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