TOEFL®テストのリスニング対策!おすすめの勉強法やコツ、教材まで紹介

2023.08.09資格対策
TOEFL(R)テストのリスニング対策!
Summary あらすじ

TOEFL®テストのリスニングってどんな試験なの?どう対策したら良い?と疑問に思われている方も多いのではないでしょうか。本コラムではこのような疑問の声を解消すべく、TOEFL®テストリスニングの試験概要、対策方法、正しいメモの取り方、おすすめの勉強法と教材まで詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

 

TOEFL®テストリスニングの概要

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■試験全体の概要

TOEFL iBT®テストのリスニングセクションは、簡単な講義や教室での議論を聞いて、質問に解答する形式です。問題数は28問、試験時間は35分、満点は30点です。通常は1問につき1点、中には2点以上の問題があります。

講義を聞くリスニング問題は5分と長いものもありますし、音声は一度しか流れないので、長時間のリスニングに慣れていないと、途中で集中力が切れてしまいます。パソコンで受験するため、メモは取れますが、設問や選択肢の先読みができず、リスニング力と集中力が頼りです。

 

■問題形式ごとの概要

▼会話問題

TOEFL iBT®テストのリスニングセクションにおける会話問題は、大学の研究室での会話、職員への相談や、学生同士の会話が主な場面です。日常会話や大学で使う単語・表現が出題されます。

会話問題は2題出題されます。それぞれ設問は5問ずつあります。

 

▼講義問題

TOEFL iBT®テストのリスニングセクションにおける講義問題は、海外の実際の大学の講義から出題されます。教授が学生に講義をする形式や、教授と学生が議論する形式があります。自然科学や歴史、経済などのアカデミックな内容となりますので、単語も専門的なものがでてきます。

講義問題は、3題出題されます。1つの講義の長さは3~5分で、それぞれ設問は6問ずつです。

 

▼ダミー問題

これまでのTOEFL iBT®リスニング問題にはダミー問題があり、受験者によって試験時間や問題数に差がありましたが、2023年7月26日からの新形式では、ダミー問題が撤廃され、受験者全員同じ問題数・試験時間で受験できるようになりました。

 

なぜTOEFL®リスニングテストは難しすぎると感じるのか

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英検®やTOEIC®テストと比較して、TOEFL®テストのリスニングは難しいと言われる方が多いです。その理由としては、次が挙げられています。

 

・TOEFL®は大学での講義を意識した専門的な内容が多い
・パソコンでの受験なので設問を先に見ることができない
・一つのリスニング問題が長い

 

何が問われるか分からないまま、長めの専門的な内容の英語を聞き取る必要があるため、難しすぎると感じる方が多いようです。ぜひ、事前にしっかりと対策して試験に臨みましょう。

TOEFL®テストリスニング対策法・点数を上げるコツ

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■メモするときのコツを知る

設問の先読みもできないまま、一度しか聞けない3~5分の講義を聞き取っていくことになりますので、メモを活用することが正解へ繋がることとなります。テストセンターでは紙と鉛筆が置かれており、メモに使うことができます。足りなくなったら追加をもらうこともできます。メモを取るコツを3つご紹介します。

 

▼一言一句メモを取らない

一言一句メモを取ることは不可能ですし、メモに気を取られて大意がつかめないと意味がありませんので、聞き取りをしながら重要な部分のみを書き取るようにします。

講義の文章構成を理解しておくと、どの部分が重要か分かってきます。TOEFL iBT®テストに出題される講義の構成は大体「導入→本題→結論」となっています。一番キーになるのは導入部分です。メインとなるテーマが説明されますので、注意して聞き取り、意味は理解した上で、テーマや覚えられなさそうな固有名詞や数字を中心にメモを取るようにしましょう。結論部分も同様です。本題は、各パラグラフの1文目がそのパラグラフのキーセンテンス(大事な文)ですので、重要ポイントとなります。内容が次に移る際に使われる語彙やフレーズを覚えて、そのあとの部分に注力すると良いでしょう。

 

▼要点と具体例を分けて書く

設問は、話のメイン要素を理解しているのかを問うものが多いです。自分がメモした内容の中で、どれがメインポイントなのか、どれが具体例なのか、設問を解く場面で分かりやすいようにメモを取りましょう。とはいえ、自分が読めれば良いです。丁寧に書く必要はありません。メモを取って設問を解く練習もしておきましょう。

 

▼知らない単語はカタカナでOK

専門性の高い講義が出題されることもありますので、聞いたことのない単語が出てくることもあるでしょう。難しい専門用語は、あとでその単語の説明が入ります。単語が分からなくても聞こえた通りカタカナでメモを取っておくと良いです。その単語が設問でポイントになることが多いですが、スペルを考えこんでしまい、メモが取れないと正解率を落としてしまうので要注意です。

 

■出題されやすいポイントを押さえておく

TOEFL iBT®テストリスニング問題で出題されやすいポイントは以下の通りです。

 

講義の要旨:教授は何について話しているか

話者の意図:なぜこのような発言をしたのか、教授の態度はどのようなものか

会話や講義からの推測:次に何が話されると思うか

講義の詳しい内容:○○について何と説明しているか

 

主題や大意が問われることが多いですので、要点を理解しながら聞きとれるようにしましょう。

 

TOEFL®テストリスニングのおすすめ勉強法

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■シャドーイングを行う

リスニング力を伸ばすには、英語学習の筋トレともいえるシャドーイング練習がベストです。シャドーイングとは、きこえた英語を自分で発音するトレーニングです。スクリプトを見ずに、聞こえた音の2~3語遅れて復唱していきます。英語を英語のまま、理解する力が伸びるので、英語を処理する速度が上がり、リスニング問題だけでなく、読解問題の正確性UPにも効果があります。しっかり音が聞き取れていないと、詰まってしまいますので、実は聞こえていない部分やあやふやな部分が分かり、苦手箇所が浮き出てきます。何度も繰り返しトレーニングして、弱点を克服しましょう。シャドーイングが難しい方は、スクリプトを見ながらの音読練習から始めることをおすすめします。

 

■ディクテーションを行う

ディクテーションとは、聞こえた内容をそのまま紙に書き取っていくことです。聞こえた英語と実際に話していた英語の違いを見比べて、自分が聞き取れていない単語を把握することで、曖昧な部分をつぶしていくことができます。
ディクテーションが大切な背景は、英語にはスペル通りに発音されないことがあるからです。例えば「I want to」を「I wanna」(アイワナ)と発音する例があります。ただ、英語を聞いているだけでは、この英語特有の音に慣れることができません。ディクテーションを通して特徴的な発音を覚えましょう。

 

■過去問音声を何度も解いてパターンに慣れる

TOEFL iBT®テストのリスニングは、一度しか音声を聞けず、設問も聞き取り後でしか確認できません。ただし、出題傾向は毎回ほとんど変わりません。何度も過去問を解いて、TOEFL iBT®リスニングの出題パターンに慣れましょう。
出題されやすいポイントは以下の通りです。

 

・講義の主題/教授の主張
・会話の目的
・特定の話題を持ち出してきた意図
・特定のトピックに対する話者の態度
・会話や講義の内容から推測できること
(「話者は次に何をすると考えられるか」など)
・講義や会話の詳しい内容

 

ポイントを押さえて聞けると、聞き逃しがありません。

TOEFL®テストリスニングの点数が伸びない人におすすめの勉強法

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TOEFL®に挑戦しているが、思うように点数が伸びない方も多くいらっしゃるかと思います。そんな方に優先的に実施してほしい、おすすめ勉強法を紹介します。

 

■語彙力を上げる

リスニングの点数が伸びない根本的な原因として、語彙力が足りず英単語が理解できていない可能性があります。

単語量が増えると、聞こえてくる内容を理解するのが楽になってきます。TOEFL®テスト頻出単語を集めた市販の単語帳を使うと、効率的に学習できます。必ず、音声もついている教材を利用し、単語の発音も一緒に覚えるようにしましょう

 

基本単語が身に付いた方は、頻出の専門用語もぜひ覚えておきましょう。すぐに何のテーマの講義なのか分かり、内容が頭に入ってきやすくなります。専門用語の解説部分のリスニングに集中力を使わなくてよくなります。

単語の覚え方については、こちらの記事も参考にしてみてください。

スコアが伸びる!苦手な暗記を克服する効率的な英単語の覚え方

 

■文法力

リスニングでも、文法力は大切です。文法が理解できていると、会話の流れから次に話す単語が予測できたり、単語を聞き間違えても文法的に間違っているからと聞き間違えに気が付くことができ、頭の中で修正しながら内容を把握していくことができます。基礎的な英文法から再度学習してみましょう。

TOEFL®テストリスニング対策におすすめの教材

【本文用】積みあがった数冊の専門書

 

TOEFLⓇテスト リスニング問題190|旺文社

TOEFL®テストリスニングの対策をはじめるときは、まずこの教材がおすすめです。4章構成で、TOEFL®テストリスニングの基礎から実践問題まで揃っています。初心者の方は1章、2章で問題概要や基礎学習が行えます。3章、4章では実戦形式で練習できます。もちろん、音声もスクリプトもついていますので、音読練習やシャドーイングトレーニングでリスニング力を上げていきましょう。

 

BestMyTest|Zebra Education Inc.

TOEFL®テストリスニングを学習するためのオンライン教材も数多く出回っています。その中でもおすすめはこちらのサイトです。練習問題や模擬テストが用意されており、パソコンで(本番に近いイメージで)練習できます。

他のセクション(リーディング、ライティング、スピーキング)の教材も揃っています。

 

まとめ

【本文用】教材を手に持つ女子大学生3名と男子大学生2名

 

TOEFL®テストリスニングの概要や対策方法について、分かっていただけたでしょうか。リスニング対策を行い、リスニング力を上げることで、ライティングやスピーキングセクションのスコアアップにもつながりますので、TOEFL®テスト対策を進めるにあたっては、まず取り組んでおきたいセクションです。自分のアウトプットや学習方法が合っているか確認したい方や、効率的に学習を進めたい、という方は、TOEFL®テスト専門スクールに通うこともおすすめです専門のスクールでは、自分のレベルにあったきめ細かな指導を受けられますし、伸び悩んでいるときに相談でき、アドバイスを受けることができます。また、同じ目標に向かって勉強する仲間と出会え、目標達成に向けた勉強を続けるモチベーションになりますし、レッスンを組み合わせて受講するタイプのスクールや講師と1対1のプライベートレッスンなら、不得意なパートのレッスンのみ受講できたり、自分のレベルに合わせた授業内容をお願いできます。

 

英語は元々苦手、文法があいまいでどこから手を付けてよいかわからない方や、余分な勉強までしている余裕がない、そんな方はスクールでの対策がおすすめです。
独学で一度受験してみたが上達せず、次は確実にスコアアップしたいからスクールを利用する、という方も多くいらっしゃいます。

 

日米英語学院では、専門のカウンセラーがカウンセリングやレベルチェックを無料で行ってくれます。通学まで考えていなくてもまずは相談してみると、情報が手に入ります。

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TOEFL®テスト対策は日米英語学院へ

日米英語学院では、各受講生の現在のレベルから目標スコアを必要な期間で取得するため、個人別カリキュラムをお作りして効率的に学習いただいています。TOEFL®テスト対策のプロである日本人講師、外国人講師がレッスンを担当。レッスン以外にも、コーディネーターとの学習カウンセリングや単語テストや模擬試験などのサポート体制が充実しています。短期間で10点以上スコアが上がった受講生が全体の7割(2018年7月~2019年7月)!日米英語学院のTOEFL®テスト対策コースには、目標スコア別の総合演習クラスのほか、苦手パートだけを対策するクラスなどのスキル別クラスがあり、必要なクラスを組み合わせて作成する個人別カリキュラムのおかげで短期間で目標達成できたという声をいただいています。

 

現在の英語力はどんなレベルか、いつまでに取得したいか、これまでどんな学習をされてきて、現在学習面でどんな悩みを抱えているか、などそれぞれの状況によって、目標達成へのアプローチ方法は異なります。日米英語学院では、まずは学校説明会(対面・オンライン選択可)にて、カウンセリングやレベルチェックを行い、お一人おひとりにピッタリのカリキュラムでの学習をご案内しています。レッスンは、通学/オンライン、グループ/マンツーマン、日本人講師/外国人講師から最適なチョイスで受講いただけますTOEFL®テストスコアアップを実現したい方は、ぜひ一度、学校説明会にてご相談ください。

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