TOEFL®テストは全部で4種類!試験の特徴やどれを受けるべきか徹底解説

2023.08.02資格対策
【アイキャッチ用】220906TOEFLテストの種類
Summary あらすじ

TOEFL®テストを受験したいのにどれを受ければいいのかわからない。このような悩みを解消すべく、本コラムではTOEFL®テストがそもそもどのような試験なのか、種類ごとの説明、留学を目的としている人はどれを受けるべきなのか、詳しく解説しています。ぜひ、ご覧ください。

 

 

そもそもTOEFL®テストってどんな試験?

【本文用】講義を受けている大学生の手元アップ写真

 

TOEFL®テストは「Test Of English as a Foreign Language」の略で、1964年に英語を母語としない人々の英語コミュニケーション能力を測るテストとして、米国非営利教育団体であるEducational Testing Service(ETS)により開発されたテストです。

試験は約3時間で、歴史や科学、文学といったアカデミックな内容をテーマに出題されます。英語を「知っている」ではなく、どれだけ「使える」かも評価のポイントになります。

 

参考:TOEFL®テスト日本事務局

 

TOEFL®テストは全部で4種類

【本文用】ノートにメモを書く人

 

■TOEFL iBT®テスト

Internet-based Testの略で、個人受験の場合はこちらになります。一般的にTOEFL®テストといえばiBTのことを指します。受験会場ではそれぞれコンピューターで受験し、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4セクションがあります。受験する目的としては主には留学のためという方が多いですが、大学入試や就職など幅広く使われています。内容は、海外の大学生活をベースとして、キャンパス内での会話や大学の講義などアカデミックなものが出題されます。スコアは各セクション30点満点の合計120点満点です。

 

■TOEFL ITP®テスト

Institutional test programの略で、大学や企業などの団体向けの試験です。個人で申し込むことはできません。マークシート方式で受験します。リスニング、Structure and Written Expression(文法と文章表現)、リーディングの3セクションからなるテストです。国内外で、英語力の測定、留学の選考の際に用いられます。以前ペーパーテスト(TOEFL PBT®テスト)で使われていた過去問題から出題されています。テストLevel 1Level 2の2種類あり、Level 1677点満点、Level 2500点満点です。Level2の方は簡略版となっており、一般的にTOEFL ITP®テストというと、Level1のことを指します。

 

■TOEFL Junior®テスト

中高生向けのTOEFL®テストで、学校の入試試験の優遇制度に使われています。リーディング、リスニングの2セクションからなるテストで、テスト内容は学校生活、自然科学、人文科学などの少しアカデミックなものが出題されます。TOEFL iBT®テストを受けるには難しい中高生が準備段階として受けるテストです。

 

■TOEFL Primary®テスト

小中学生向けのTOEFL®テストで、難易度によってStep1とStep2に分かれていますStep 1は英語初級者、Step 2は英語で少しコミュニケーションが取れるレベルの方に向けたテストです。テスト内容は、学校で起こり得る状況がテーマになっています。

 

■現在は受験できない2つのTOEFL®テストについて

TOEFL PBT®テストはPaper-based Testの略で、紙をつかったペーパーテストでしたが、インターネットの普及に伴い廃止され、現在はどの国でも受けることができなくなりました。PBTの過去問題を流用しているのが先に説明したTOEFL ITP®テストです。TOEFL CBT®テストはComputer-based Testの略で、パソコンで受ける試験でしたが、iBTが導入され、廃止となりました。

 

TOEFL iBT®テストとITP®テストの違い

【本文用】自習をしている女子大学生

■問題構成

TOEFL iBT®テストはリーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4セクションで構成され、4技能から英語力が測定されます。リーディングは長文が多く出題されるため、精読と速読の力が必要になります。リスニングは会話文、レクチャーと長く音声を聞き取る力が必要です。スピーキングやライティングでは読む・聞くも含めたアウトプットが必要になり、総合力が問われます。専門的な単語も必要となりますし、各セクションとも難易度が高いため、専門的に学習しなければいけません。4セクションすべてをパソコンで受験するため、タイピングスキルも必要になります。

ITPはリスニング、文法(Structure and Written Expression)、リーディングの3セクションで構成され、アウトプットは必要ありません。リーディングやリスニングもiBTと比較すると短めですので、日本人には受けやすいテストです。

 

■試験時間と受験料

試験時間について、TOEFL ITP®テストは一般的なLevel 1で約115分、TOEFL iBT®テストは約2時間です。

受験料は、TOEFL ITP®テストは受験者数や会場によっても異なりますが、30006000円程度です。TOEFL iBT®テストについては、245ドルです。レートに影響されますが3万円前後となります。

 

TOEFL iBT®テストとITP®テストのスコア換算表

【本文用】参考書に書き込みをする男性の手

 

TOEFL iBT®テストとITP®テストのスコア換算について、テスト形式が異なるためスコアを一概に比較することはできませんが、CEFR(外国語の学習、教授、評価のためのヨーロッパ共通参照枠)を利用して、おおよそ換算することができます。CEFRは外国語の熟達度をA1A2B1B2C1C26段階に分け、それぞれについて、その言語を使って「具体的に何ができるか」という形で分かりやすく示されているものです。

 

・CEFR C2レベル(ネイティブレベルで、ほぼ全てのことを英語で理解できる。学術的・専門的なことについても、問題なく流暢にコミュニケーションができる。)

TOEFL iBT®テスト96~114点 TOEFL ITP®テスト 該当スコア無し

 

・CEFR C1レベル(専門的で難しい長文を理解することができ、流暢に自己表現ができる。複雑な話題でもしっかりとした構成の詳細な文章を作ることができる。)

TOEFL iBT®テスト73~95点 TOEFL ITP®テスト 627~677点

 

・CEFR B2レベル(幅広い話題において、複雑な文章の大意を理解できる。コミュニケーションも自然にやり取りができる。幅広い話題についてわかりやすい文章を作ることができる。)

TOEFL iBT®テスト43~72点 TOEFL ITP®テスト 543~626点

 

・CEFR B1レベル(身近な話題について、標準的な話し方であれば、主要な点を理解でき、大抵のことに対処することができる。身近な話題について、筋の通った簡単な文章を作ることができる。)

TOEFL iBT®テスト~42点 TOEFL ITP®テスト 460~542点

 

・CEFR A2レベル(基本的な自分や家族のこと、仕事など、直接的関係がある内容は、文や表現が理解できる。身近で日常のことは、単純なコミュニケーションをとることができる。)

TOEFL iBT®テスト 該当スコア無し TOEFL ITP®テスト 337~459点

 

留学を考えている人はiBT®テストを受験すべき

【本文用】カフェでグループ課題を行う大学生

 

TOEFL®テストには様々な種類がありますので、どれを受けたら良いのか分からない、という方も多いのではないでしょうか。留学のためにTOEFL®テストスコアが必要という方は、TOEFL iBT®テストを受験するようにしましょう。ほとんどのアメリカやカナダの大学・大学院への正規留学の際、入学基準の1つとしてTOEFL iBT®テストスコアが求められることが多く、また奨学金を利用して留学する場合や、大学の交換留学の選考でも必要となることが多いです。また、留学後に現地で授業についていったり、課題提出をするために必要な英語スキルもiBTの対策をすることで身につきます。

 

TOEFL®テストの勉強方法については、下記の記事を参考にしてください。

 

TOEFL®テストのスコアアップに効く勉強法

 

まとめ

【本文用】教材を手に持つ女子大学生3名と男子大学生2名

 

TOEFL®テストの種類について、分かっていただけたでしょうか。自分に必要なTOEFL®テストの種類が分かり、目標スコアが決まったら、早めに対策をはじめましょう。学習方法が合っているか確認したい方や、効率的に学習を進めたい、という方は、TOEFL®テスト専門スクールに通うこともおすすめです専門のスクールでは、自分のレベルにあったきめ細かな指導を受けられますし、伸び悩んでいるときに相談でき、アドバイスを受けることができます。また、同じ目標に向かって勉強する仲間と出会え、目標達成に向けた勉強を続けるモチベーションになります。

 

TOEFL®テスト対策は日米英語学院へ

日米英語学院では、各受講生の現在のレベルから目標スコアを必要な期間で取得するため、個人別カリキュラムをお作りして効率的に学習いただいています。TOEFL®テスト対策のプロである日本人講師、外国人講師がレッスンを担当。レッスン以外にも、コーディネーターとの学習カウンセリングや単語テストや模擬試験などのサポート体制が充実しています。短期間で10点以上スコアが上がった受講生が全体の7割(2018年7月~2019年7月)!日米英語学院のTOEFL®テスト対策コースには、目標スコア別の総合演習クラスのほか、苦手パートだけを対策するクラスなどのスキル別クラスがあり、必要なクラスを組み合わせて作成する個人別カリキュラムのおかげで短期間で目標達成できたという声をいただいています。

 

現在の英語力はどんなレベルか、いつまでに取得したいか、これまでどんな学習をされてきて、現在学習面でどんな悩みを抱えているか、などそれぞれの状況によって、目標達成へのアプローチ方法は異なります。日米英語学院では、まずは学校説明会(対面・オンライン選択可)にて、カウンセリングやレベルチェックを行い、お一人おひとりにピッタリのカリキュラムでの学習をご案内しています。レッスンは、通学/オンライン、グループ/マンツーマン、日本人講師/外国人講師から最適なチョイスで受講いただけますTOEFL®テストスコアアップを実現したい方は、ぜひ一度、学校説明会にてご相談ください。

 

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