TOEFL®テストとは?TOEIC®テストとの違いやスコア換算表を用いて詳しく解説
TOEFL®テストってなに?このような疑問の声を解消すべく、本コラムではTOEFL®テストとはどんな試験であるのか、TOEIC®テストとは何が違うのか、おすすめの勉強法や対策について詳しく解説しています。ぜひ、ご覧ください。
合格率約80%の実績!
日米英語学院の人気の英検®対策コース
TOEFL®ってどんなテスト?
■英語を母国語としない人の英語力を測るテストのこと
TOEFL®テストは「Test Of English as a Foreign Language」の略で、英語を母語としない人が英語圏の大学生活で必要な「読む」「聞く」「話す」「書く」の4つの英語コミュニケーション能力を総合的に測定するために、米国で開発されたテストです。
試験は約3時間で、歴史や科学、文学といったアカデミックな内容をテーマに出題されます。英語を「知っている」ではなく、どれだけ「使える」かも評価のポイントになります。
■留学や大学入試で活用できる
TOEFL®テストスコアが必要になるのは、主にアメリカやカナダへの留学の際や、日本の大学・大学院の入試で利用する際です。アメリカやカナダの大学・大学院への正規留学の際、入学基準の1つとしてTOEFL®テストスコアが求められることが多く、また奨学金を利用して留学する場合や、大学の交換留学の選考でも必要となることが多いです。日本国内の大学入試では、英語資格として主に英検が利用されていますが、TOEFL®テストスコアも活用できます。大学院入試では、TOEFL®テストスコアの方が有効な場合が多いです。大学では英語の単位免除に使えることもあります。
■iBTとITPと2つの種類がある
TOEFL®テストには「TOEFL iBT®テスト」と「TOEFL ITP®テスト」の2種類があります。個人受験する場合のTOEFL®テストは全てiBTとなりますので、一般的にTOEFL®テストというと、iBTのことになります。
iBTはinternet Based Tests の略で、試験会場でそれぞれパソコンに向かって受験する試験となります。リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4技能を測定するテストです。
ITPは Institutional Testing Programme の略で、大学や企業などの団体向けの試験です。個人で申し込むことはできません。マークシート方式で受験します。リスニング、Structure and Written Expression(文法と文章表現)、リーディングの3セクションからなるテストです。
TOEFL®テストとTOEIC®テストでは何が違うの?
■受験目的
TOEFL®テストとTOEIC®テストの大きな違いの1つは、内容の違いです。TOEFL®テストは英語で学ぶ力があるかどうかを測るテストであるため、アカデミックな内容が出題されます。TOEIC®テストは実践的な英語コミュニケーション能力を測定するために発案されたテストで、日常生活やビジネスシーンで使われる英語が出題されます。そのため、受験する目的として、TOEFL®テストは海外留学のため、TOEIC®テストは就職やキャリアアップのために使われています。
■試験科目や試験時間などの形式
2つ目の違いは、形式です。TOEFL®テストとTOEIC®テストは内容だけでなく、出題される科目や試験時間などが異なります。
TOEFL iBT®テストは、リスニング、リーディング、スピーキング、ライティングの4セクション受験するテストで、合計200問、試験時間は約3時間です。各セクション30点ずつで、120点満点となります。パソコンを使って解答を選択、入力(スピーキングはふき込み)をするテストです。
TOEIC®公開テストは、リスニングとリーディングの2セクション受験するテストです。スピーキングとライティングを受けたい場合は、TOEIC® S&Wテストというもう一つのテストを受ける必要があります。問題数200問、試験時間は約2時間です。各495点ずつで、990点満点となります。マークシート形式の選択問題です。
■受験費用や手続き、その他
その他の違いについては、下記を参考にしてみてください。
TOEFL®テストとTOEIC®テストのスコア比較換算
内容や試験科目が異なるため、TOEFL®テストとTOEIC®テストのスコアを厳密に比較することはできませんが、国際標準規格のCEFRで比較換算をすることができます。CEFRは「ヨーロッパ言語共通参照枠」と呼ばれるもので、外国語の熟達度をA1、A2、B1、B2、C1、C2の6段階に分け、それぞれについて、その言語を使って「具体的に何ができるか」という形で分かりやすく示されたものです。
比較換算すると、下記のようになります。
・TOEFL®テスト 95~120点=TOEIC®テスト 945~990点(CEFR C1レベル)
・TOEFL®テスト 72~94点=TOEIC®テスト 785~940点(CEFR B2レベル)
・TOEFL®テスト 42~71点=TOEIC®テスト 550~780点(CEFR B1レベル)
・TOEFL®テスト該当スコアなし=TOEIC®テスト545点以下(CEFR A2以下のレベル)
比較してみると、TOEFL®テストのレベルが高いことが分かります。スコア目標としては、高校留学の際は60点以上、大学は80点以上、有名大学の大学院の場合は100点以上を目標にすると良いです。この点数以下で進学できる学校もありますが、スコアが高いと、選べる学校が増えます。
TOEFL®テストの勉強法と対策
■リーディング|語彙力を増やす
リーディングセクションを対策する上で、欠かせないのが単語力です。全セクションで必要にはなるのですが、特にリーディングセクションではスコアに直結します。単語の言い換えを問われる設問もありますし、長文を正確に読むためには多くの単語を知っている必要があります。TOEFL®テストでは、講義や論文などで使われるような幅広い専門的な単語が扱われますので、質より量が必要となります。
TOEFL iBT®テストに特化した市販の単語帳がたくさん販売されています。自分に合った単語帳を利用して、医学分野、経済分野、農業分野、教育分野などローテーションしながらコツコツ覚えていきましょう。
■リスニング|音読を毎日する
リスニングセクションの対策は、音読から始めることがおすすめです。音読練習を繰り返し行うことで、英語脳ができ、英語の語順で意味を理解できるようになっていきます。その効果として、聞く力が伸びることに加えて、速読の基礎にもなります。机に向かって勉強する時間が取れなくても、音読練習なら10分からできます。英語学習は毎日続けることが上達のカギになりますので、まとまって勉強する時間が取れない場合は音読だけでも続けましょう。練習方法としては、英語音声を聞いて、聞こえた言葉をそのままリピートすることです。単語を調べなくても分かるレベルの文章からはじめると良いです。最終的には、TOEFL®テストの問題を使ってできるようにしましょう。
■ライティング|タイピングの練習から行う
ライティングセクションは、解答のパターンを覚え、それにあてはめて書けるようになると、スコアを安定して取得できるようになります。「結論→根拠→主張」というパターンでエッセイを書く練習をしておくと良いでしょう。繰り返し、様々なトピックで練習をすることで、短い時間でまとめられるようになりますし、意見を思いつきやすくなります。本番は、限られた時間内で多くの英文をパソコンに打ち込むことになりますので、文章をキーボードで素早くタイピングする練習もしておく必要があります。せっかくライティングの対策をしていても、時間内にタイプできないとスコアにはつながりませんので、パソコンを利用した実践練習を繰り返しておくようにしましょう。
■スピーキング|物事を英語で考える習慣をつける
スピーキングセクションは短い制限時間内に答えを吹き込まなければいけません。読む・聞く力を含めた総合力が問われます。限られた時間でスコアにつながる回答をするためには、日頃から英語で物事を考えたり、要約する癖をつけておくのが効果的です。英語で日記をつけたり、時事ニュースについてノートやPCに意見をまとめるなどもおすすめです。SNSで意見や気持ちを英語で投稿するのも良いでしょう。英語を使うことを習慣にすることが大切です。
TOEFL®テストの勉強法については、下記も参考にしてみてください。
まとめ
今回はTOEFL®テストについて、解説しました。TOEFL®テストはどんなテストなのか、TOEIC®テストとの違いやTOEFL®テストの勉強法について、分かっていただけたでしょうか。TOEFL®テスト受験を決めたら、セクションごとに対策をすすめていきましょう。自分のアウトプットや学習方法が合っているか確認したい方や、効率的に学習を進めたい、という方は、TOEFL®テスト専門スクールに通うこともおすすめです。専門のスクールでは、自分のレベルにあったきめ細かな指導を受けられますし、伸び悩んでいるときに相談でき、アドバイスを受けることができます。また、同じ目標に向かって勉強する仲間と出会え、目標達成に向けた勉強を続けるモチベーションになります。
■TOEFL®テスト対策は日米英語学院へ
日米英語学院では、各受講生の現在のレベルから目標スコアを必要な期間で取得するため、個人別カリキュラムをお作りして効率的に学習いただいています。TOEFL®テスト対策のプロである日本人講師、外国人講師がレッスンを担当。レッスン以外にも、コーディネーターとの学習カウンセリングや単語テストや模擬試験などのサポート体制が充実しています。短期間で10点以上スコアが上がった受講生が全体の7割(2018年7月~2019年7月)!日米英語学院のTOEFL®テスト対策コースには、目標スコア別の総合演習クラスのほか、苦手パートだけを対策するクラスなどのスキル別クラスがあり、必要なクラスを組み合わせて作成する個人別カリキュラムのおかげで短期間で目標達成できたという声をいただいています。
現在の英語力はどんなレベルか、いつまでに取得したいか、これまでどんな学習をされてきて、現在学習面でどんな悩みを抱えているか、などそれぞれの状況によって、目標達成へのアプローチ方法は異なります。日米英語学院では、まずは学校説明会(対面・オンライン選択可)にて、カウンセリングやレベルチェックを行い、お一人おひとりにピッタリのカリキュラムでの学習をご案内しています。レッスンは、通学/オンライン、グループ/マンツーマン、日本人講師/外国人講師から最適なチョイスで受講いただけます。TOEFL®テストスコアアップを実現したい方は、ぜひ一度、学校説明会にてご相談ください。
合格率約80%の実績!
日米英語学院の人気の英検®対策コース