英語スクール教務課スタッフの英検®1級 合格体験記

受験のためや自己啓発で、一生使える資格として受験者が年々増加している英検®。英語ネイティブでも合格が難しい超難関とされる英検®1級合格のため、長年学習されている方は多いのではないでしょうか?ここでは、日米英語学院の教務課で働くスタッフの英検®1級合格体験記をご紹介。4回目の受験で一次試験に合格、二次試験は2回で合格、その試行錯誤を教えてくれました。
45年の実績!
英会話・資格対策・留学準備の日米英語学院
目次
Introduction
英語ネイティブでも合格が難しい超難関とされる英検®1級。実際にどのような過程を経て、合格できるものなのでしょうか?
日米英語学院のスタッフが実際にトライした英検®1級合格までの体験記をご紹介します。
とにかく単語との出会いを増やしました

一番苦労したのは単語力強化でした。合格した時も正答率は半分程度に終わったくらいです。地道な努力が不可欠と思い、とにかく単語との出会いを多くするよう努めました。
毎日1~2ページでも必ず単語集に目を通して暗記、移動中も音声で単語と例文のシャワーを浴びるようにしました!同時に文章やリスニングの中でその単語と出会って定着に繋げるよう、英字新聞やBBC等のサイト、NHKラジオなどで、日々英語に触れることを心がけました。
最終的に単語集は2冊使ったことで、幅広い分野の単語を網羅できたように思います。日常で多くの単語に触れることには限界があるので、日米英語学院の生徒さんには、難易度の高い単語を使った例文を読み、練習問題を積むことで単語力アップを強制できる「1100words」クラスを受講してもらえると、効率的に力を伸ばしてもらえます。
読解問題の鍵は文章構成の理解

読解(大問2、3)は、内容の流れを意識して読むことに注力しました。また、TOEIC®テストほど時間配分はシビアなテストではありませんが、解答時間の目安はある程度設定して解く練習をしました。ライティングに十分時間をかけたかったからです。練習の成果もあり、長文全体の文脈や文の関係を正しく把握する力が問われる大問2では、100%の正解率を実現できました。
日米英語学院のリーディングクラスでは、講師がいつもトピックセンテンスを意識するように指導しています。長文読解の時間短縮にはこれが必須スキルであることを体感しました。
(※トピックセンテンス:段落の主張となる1文のこと)
エッセイは構成と論点出しで高得点を目指せる!

ライティング(大問4)も、単語同様に力を入れたエリアです。私は準1級を旧問題形式で合格しており、エッセイ・ライティングの経験がなかったので、「Essay Writing」クラスを受講しました。ここで第三者(先生)からの添削を受けたことで、ライティングへの抵抗感が全く無くなりました。
書くことに慣れてきたら、今度は様々なトピックで書けるように実践練習を積みました。書く練習自体も必要ですが、一番に心がけたのは書き出す前に問題に対してスタンスを決め、論点とその事例を書き出すブレインストーミングの訓練です。
試験前は、書き溜めたエッセイやブレインストーミングのメモを何度も読み返して、試験当日にどんな問題が出されても短時間でアイデア出しをし、時間内に書き上げられることを目指しました。その甲斐あって、合格した時は85%という評価をいただき、弱い単語力や読解力をカバーすることができました。
役立ったのはノートテイクのスキル

リスニングは元々得意な方だったのですが、Part 2の正答率の低さが課題でした。取り組んだのはメモ取りの練習です。やみくもにメモを取るのではなく、読解同様に内容の流れを意識して聞きメモを取るようトレーニングすることで、メモしなかったところが出題されても、不思議と内容が頭に残り正答率が上がりました。英検®はTOEIC®テストと違ってメモ取りが可能なので、これは強くお勧めします。
合格した時は全体で80%の正答率を実現できました。
日米英語学院には、このようなメモ取りの訓練ができる「Note Taking」クラスがあります。英検®対策だけでなく、TOEFL®テストやIELTS対策、仕事で議事録作成をされる方にも役立つスキルです。
1度目の二次面接 失敗体験

最後の関門・二次試験もすんなり合格とはいきませんでした。スピーキングは元々得意で、普段仕事で英語を話していますが、きちんと準備をしないといけないと痛感しました。
1度目の受験前はライティング訓練の延長で様々な分野のスピーチ原稿を書き、音読と録音をして時間を測りました。本番前に少し、1分以内にトピックを選んで内容を考える練習をしましたが、ここの準備不足が反省点となりました。本番でも、試験形式は分かっていたけれど、かなりの緊張で失敗しました。
スピーチの論点を3つ出せずに焦ってしまい、Q&Aで積極性を見せて挽回しようと一生懸命に話したら、早口になりかえって空回り。面接官の印象を悪くしてしまったようでした。そのせいか、失敗したと思ったスピーチよりも、文法や発音の点数が低かったことがショックでした。「Q&Aのアティテュードで挽回作戦」は大失敗に終わったのです。
二次試験合格!準備が合否を左右する

2度目の受験前は今までの訓練に加えて、1分以内にトピックを選び内容を考える練習を同時に実施しました。時間を測って、自分がトピックを選ぶのに何秒かかっているのか、トピック選びに迷う観点などを自己分析して、トピック選びの決断タイミングなどの作戦を立てました。
本番では予想した分野のトピックがほとんどなくて焦りましたが、準備した作戦を決行して肚をくくってスピーチを始めることができました。2分以内に終わらず、また失敗だ… と一瞬落胆しましたが、前回の反省を活かして「落ち着こう」と自分に言い聞かせ、「続けさせていただいてもよろしいですか?」と面接官に聞いたうえで続け、「ご清聴ありがとうございました。」と笑顔で締めたら、面接官の反応が良かったのを覚えています。それで少し安心して、Q&Aでも落ち着いてゆっくり話すことができました。
その場の対応が試される面接ですので、日米英語学院の生徒さんには、ディスカッションクラスで、日頃から様々なトピックについて英語で意見を言う練習しておくことと、本番を想定したプライベートレッスンでの実践練習をお勧めしたいです。
こんな山あり谷ありの合格までの道のりでしたが、とても自信が付いたと同時に、ここからがまたスタートだな、と実感しています。今回の経験を活かして、次はTOEFL®テストやIELTSに挑戦していきます。
筆者:本田/日米英語学院:教務部スタッフ
英会話・英語資格対策スクールの日米英語学院に、スクールスタッフを経て現在は教務スタッフとして勤務。
習得した英語力を活かして業務に従事している。自らの英語学習も継続的に行い、英語資格試験取得に向けて前向きに取り組んでいる。
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