TOEIC®スピーキングテストとは?試験内容やスコア目安、対策方法を徹底解説!

     
最終更新日:2023.12.22記事作成日:2022.03.11資格対策
【アイキャッチ用】220204TOEICスピーキング
Summary あらすじ

TOEIC®テストというと思い浮かぶのはTOEIC® L&Rテスト(リスニング+リーディング)ですが、TOEIC® S&Wテスト(スピーキング+ライティング)やTOEIC® SPEAKINGテストのようにスピーキング力を測るテストもあります。英語のスピーキング力を試したりアピールする方法として利用できます。今回は、TOEIC® SPEAKINGテストがどんな試験なのか、対策はどうしたら良いかを解説していきます。

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TOEIC®スピーキングテストとは?

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TOEIC® Speakingテストはスピーキング力を測定するテストです。テスト時間は約20分、問題数が11問です。スピーキング力のチェックや、客観的な英語力の証明として利用できます。話すトレーニングの効果を見るために定期的に受けられている方も多いです

 

日常生活や、ビジネスの場面で実際に英語でコミュニケーションを取れるかがチェックされます。測定される能力は主に以下の3つです。

1.英語のネイティブスピーカーや英語に堪能なノンネイティブスピーカーに理解しやすい言葉で話すことができる
2.日常生活において、また仕事上必要なやりとりをするために適切に言葉を選択し、使うことができる
3.一般的な職場において、筋道の通った継続的なやりとりができる

 

TOEIC®テストは、職場での昇進・昇格・海外転勤の判断基準として利用されたり、採用時に評価対象になったり、大学でも入試免除や単位認定などに使われるなど、社会的に認められているテストです。TOEIC®テストのスコアでおおよその英語力が判断されるので、進学時や就職時、または勤め先に英語力をアピールするため、また実践で使える英語力を身につけることもできますので、ぜひ受験して高いスコアを取得してみましょう。

 

TOEIC® スピーキングテストの試験内容

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TOEIC® Speakingテストは、パソコンにヘッドホンとマイクを使って行われます。問題は画面に表示される、また音声で流れて来て、解答します。問題構成は大きく5つに分かれており、問題が進むにつれて段々難しくなります。

1.音読問題:2問
2.写真描写問題:2問
3.応答問題:3問
4.提示された情報に基づく応答問題:3問
5.意見を述べる問題:1問

 

参照:国際ビジネスコミュニケーション協会|テストの形式と構成

 

TOEIC®スピーキングテストの点数の目安

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スコアのレベルや評価の詳細について、解説していきます。自分のスコアレベルや目標スコアの内容を確認し、対策につなげましょう。

 

参考:国際ビジネスコミュニケーション協会|能力レベル別評価の一覧表

 

■スピーキングスコア

5つの問題形式のうち、はじめの4つの問題形式(問題 1~10)の採点はそれぞれ0~3のスケールで、最後の問題形式(問題 11)の採点は0~5のスケールが与えられます。各項目のスケール合計に統計的処理が施され、0点~200点のスコアとして評価されます。スコアをもとにした評価が8段階で表示されます

それぞれの能力レベルの評価内容は下記のように示されています。

 

[能力レベル8]スコア190~200

一般の職場にふさわしい継続的な会話ができる。意見を述べたり、複雑な要求に応えたりする際の話の内容は大変わかりやすい。基本的な文法も複雑な文法もうまく使いこなし、正確で的確な語彙・語句を使用している。

 

[能力レベル7]スコア160~180

一般の職場にふさわしい継続的な会話ができる。的確に意見を述べたり、複雑な要求に応えることができる。長い応答では、以下の弱点が一部現れることがあるが、意思の伝達を妨げるものではない。

 

[能力レベル6]スコア130~150

意見を述べたり、複雑な要求に対して適切に応えることができるが、部分的に意見の根拠や説明が聞き手にとって不明瞭なことがある。文法に誤りがあったり、使用できる語彙・語句の範囲が限られている。

 

[能力レベル5]スコア110~120

ある程度、意見を述べたり、複雑な要求に応えることができるが、応答の際は言葉が不正確であったり、聞き手の立場や状況を意識していないなどの問題が残る。

 

[能力レベル4]スコア80~100

意見を述べる、または複雑な要求に応えようとするが、うまくいかない。1つの文のみ、または文の一部分のみで応答することがある。

 

[能力レベル3]スコア60~70

若干の支障はあるものの簡単なことは言える。その意見の裏付けを述べることはできない。複雑な要求に対する応答は、非常に限られている。

 

[能力レベル2]スコア40~50

意見を述べることも、意見の裏付けを述べることもできない。複雑な要求に応えることもできない。質問に答える、基本的な情報を提供するなど、社会生活や職業上の日常的な会話も理解しにくい。

 

[能力レベル1]スコア0~30

スピーキングのかなりの部分に回答していない。テストのディレクションや設問の内容を理解するのに必要な英語のリスニング、またはリーディング能力に欠ける。

 

 

■発音とイントネーション、アクセント

上記スコアや能力レベルとは別に、発音、イントネーションとアクセントがそれぞれ3段階で評価されます。

・発音

[3]HIGH 英文を音読する際、発音はとてもわかりやすい。

[2]MEDIUM 英文を音読する際、発音は全体的にわかりやすいが、些細なミスがある。

[1]LOW 英文を音読する際、発音は全体的にわかりにくい。

 

・イントネーションとアクセント

[3]HIGH 英文を音読する際、イントネーションとアクセントが、とても効果的である。

[2]MEDIUM 英文を音読する際、イントネーションとアクセントが、ほとんどの場合効果的である。

[1]LOW 英文を音読する際、イントネーションとアクセントが、ほとんどの場合効果的ではない。

 

TOEIC® スピーキングテストの対策方法①

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5つの問題形式のそれぞれの対策方法について、詳しくご紹介します。

 

 

■問題1~2の対策方法

1.音読問題 問題数:2問 準備時間:各45秒 回答時間:各45秒

最初の2問は音読問題です。アナウンスや広告など、短い文章が画面に表示されて音読する問題です。45秒の準備時間の間に文章を見て、どの部分を強調し、リンキング(音のつながり)を行うかをチェックしておきます。「Begin reading aloud now(声に出して読み始めてください)」と言われたら、45秒で実際に音読します。

 

発音やイントネーションが評価されます。対策としては、単語の正しい発音・イントネーションを覚えることが必要です。まずは音ごとの違い、発音の仕方を覚えます。そして、英単語を覚えるときに、意味と一緒に正しい発音も発音できるように覚えておきましょう。覚えた音を、自分が正しく発音(アウトプット)できているか、アクセントや文の区切り、強弱は正しいかについては、第三者に確認してもらうと良いでしょう。

 

 

■問題3~4の対策方法

2.写真描写問題 問題数:2問 準備時間:各45秒 回答時間:各30秒

日常生活を表すカラー写真を見て、その内容を英語で説明する問題です。45秒の準備時間のあと、「Begin speaking now(話し始めてください)」と言われますので、回答します。準備時間で構成や流れを考えておくとスムーズに回答できます。

 

語彙や語句を適切に使いながら、相手に伝わるように概要から詳細まで一貫性を持って説明できているかが評価されます。対策として、日々の生活で接する風景や、日常を写した写真に対して、どう説明できるかを日頃から考え、発してみるトレーニングをしましょう。その際、知らない表現や単語などがあれば調べて覚えておき、表現できる範囲を広げておきましょう。

 

 

■問題5~7の対策方法

3.応答問題 問題数:3問 準備時間:3秒 回答時間:問題5、6は15秒、問題7は30秒

身近な問題についてインタビューに答えるなどの設定で、質問に答える問題です。準備時間はありません。質問を投げかけられ、3秒のビープ音が鳴ったらすぐに答えなくてはいけません。質問自体はあまり難しくなく、以下のような質問が投げかけられます。すぐに回答を始めるように心がけましょう。
How often do you watch television? (どれくらいの頻度でテレビをみますか?)
What kind of programs do you usually watch?(いつもどのような種類のテレビ番組をみますか?)
Describe your favorite television program. (お気に入りのテレビ番組について描写してください。)

 

発音やイントネーション、語彙力や文法力に加えて、内容の妥当性や完成度が評価されます。対策としては、日常的に英語で話すことに慣れておく必要があります。身近なこと、自分のことを英語で描写できるようにしておくと、応答問題でスムーズに答えられるようになります。様々なトピックに対して、質問に即座に答えるトレーニングを日々実践していきましょう

 

 

■問題8~10の対策方法

4.提示された情報に基づく応答問題 問題数:3問 準備時間:45秒 回答時間:問題8、9は15秒、問題10は30秒

画面に表示された資料や文書について、3問の質問が出題され、それに答える問題です。最初に、資料・文書を確認する時間が45秒与えられ、そのあと出題されます。「場所はどこか」「時間はどれくらいかかるか」などの質問に対し、3秒のビープ音が鳴ったらすぐに答えなくてはいけません。

 

評価基準や基本的な対策は問題5~7の応答問題と同じです。継続的な会話のやりとりを練習し、英語での会話に慣れておくことが最も重要となります。必ず声に出して練習しておきましょう。加えて、画面に表示された資料を45秒で読む速読も必要となります。インターネットなどで、会議やセミナーの予定表などを探し、即座に意味を取る練習もしてみましょう。

 

 

■問題11の対策方法

5.意見を述べる問題 問題数:1問 準備時間:30秒 回答時間:60秒

与えられたテーマに対して自分の意見と、その理由を述べる問題です。スピーキングテストのなかで、一番難しい問題です。
あるテーマに関するトピックが読み上げられ、意見を問われます。たとえば、「給料は高くないが自分の時間がたくさん持てる職業をどう思うか」などの身近な話題です。それに対して、準備時間30秒の後、60秒で意見と理由を答えなければいけません。

 

評価基準は応答問題と同じで、発音やイントネーション、語彙力や文法力に加えて、内容の妥当性や完成度が評価されます。大切なのは、意見が明確に示しているか、理由付けがきちっとできているか、話している内容に一貫性があるかどうかです。主張を述べたあと、その根拠や具体例を挙げ、結論をまとめましょう。準備時間では、どの主張にしたら理由が説明しやすいかを元に意見を決め、理由を2~3つメモをしておきましょう。

 

対策としては、回答に使えるテンプレートを作り、表現を覚えておきます

① 自分の意見を主張する(I agree to ~. / I disagree to ~.)
② 理由や具体例を述べる(I have three reasons. First, ~. Second, ~. Finally ~. / For example, ~.)
③ 結論としてまとめる(In conclusion ~. / So, I agree to ~.)

すぐには回答を組み立てるのが難しいと感じる場合は、答えを書いてみる練習からはじめて、徐々に書かずに言ってみるようにしていきましょう。外国人や英語の得意な友人と話せる機会があれば、ディスカッションを積み重ねると、意見や理由、具体例をスムーズに言えるようになります

 

 

TOEIC® スピーキングテストの対策方法②

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全体として対策できることで、スコアアップを狙いましょう。

 

■TOEIC®公式問題集を解く

問題形式を知ること、解答例を覚えて得点につながる回答を組み立てられるようになるために、公式の問題に触れることをおすすめします。問題形式を知っていると、問題文を集中して聞かなくても良い分、本番中に余裕が出てきますので、落ち着いて回答することができます。公式ページにあるサンプル問題を見ることから始めてみましょう。解答例をはっきり分かりやすく音読する練習をしてみて、時間内に回答できるようにしておきます。

 

語彙力強化や、英文法、英語表現の知識を増やすことも必要です。的確な表現で答えられればスコアアップにつながります。日々、コツコツと勉強を積み重ねましょう。公式の問題や解答例に出てきた単語やフレーズは必ず押さえておくことも大切です。

 

 

■単語の発音を見直す

発音やイントネーションは全ての問題で評価基準に含まれますので、力をつけておくとスコアアップにつながります。自信がない間は、自分のレベルに合ったTOEIC®テストの単語帳(音声付)を利用して、単語や文のリピーティング、シャドーイングで発音トレーニングを行いましょう。単語の正しい発音が分かってきたら、自分の回答や解答例を音読・録音して自分で聞くことで改善することができます。正しく発音できているか、改善点はないか、外国人の友人や英会話スクールで第三者に聞いてもらい、指摘してことも効果的です。

 

 

よくある質問

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■試験中にメモを取ってもいいの?

TOEIC® S&W/Speaking 公開テストでは、試験中にメモを取ることができます。試験修了後に回収されてしまいますが、受験同意書の裏面をメモ用紙として利用できます。特に問題11では、質問や、自分で考えた意見や理由をメモをとることで、スムーズに回答できます。練習段階からメモを活用しましょう。

 

 

■TOEIC® スピーキングテストの採点方法とは?

TOEIC®スピーキングテストは、回答がテジタル録音され、音声をチェック・評価されています。音声は、ETSが開発したインターネット上のシステム、ONE(Online Network of Evaluation)に送信され、ETSの認定者によって採点されます。

 

 

■TOEIC® スピーキングテストの結果はいつわかるの?

TOEIC®スピーキングテストを受験すると、試験日から30日以内に公式認定証が届きます。また、17日後にインターネット上でもスコアが発表されます。

 

 

■受験料や申し込み方法とは?

申し込み:インターネット申込のみ
受験料:6,930円(税込)

※申し込み締め切り後に空席が出た場合、追加募集が行われ、その際の受験料は8,745円(税込)
試験日変更、時刻/会場変更の変更手数料:1,815円(税込)
受験料の支払いは、クレジットカードかコンビニエンスストアで行うのが基本です。
申し込みの際は会員登録が必要になります。

 

 

塾やスクールを活用してTOEIC®スピーキングテストに挑むメリット

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発音やイントネーション、説明力のようなアプトプットを上達させるためには、正しくできているか、改善点がないかを第三者に指摘してもらうことが必要です。英会話スクールなどで講師とアウトプット練習を行うことで、効率的にスピーキング力を伸ばすことができます。発音やイントネーションの修正、スピーキングの内容が分かりやすく充実しているかどうか、確認してフィードバックしてもらえます。また、弱点があればそのトレーニング方法も教えてもらうことができます。繰り返しレッスンを受けることで、英語で話すことに対する抵抗が無くなり、瞬時に反応できるようになります。

 

例えばこんな方におすすめです。

・正しく発音できているか、第三者に確認してもらいたい方
・独学で勉強しているがモチベーションが下がってきてしまった方

 

レッスンを組み合わせて受講するタイプのスクールや講師と1対1のプライベートレッスンなら、スピーキングレッスンのみ受講できたり、自分のレベルに合わせた授業内容をお願いできます

余分な勉強までしている余裕がない、そんな方はスクールでの対策がおすすめです。
独学で一度受験してみたが合格せず、次は確実に合格したいからスクールを利用する、という方も多くいらっしゃいます。

 

■一人ではモチベーションがもたない

グループで学習することで、お互いが刺激しあいモチベーションが上がります。
一人ではついつい先延ばしになってしまう方は、独学よりスクールへの通学がおすすめです。

TOEIC® スピーキングテストで高スコアを狙うなら日米英語学院へ

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日米英語学院は、各受講生の現在のレベルから目標級・スコアを必要な期間で取得するため、個人別カリキュラムをお作りして効率的に学習いただいています。TOEIC®テスト対策のプロである日本人講師・外国人講師がレッスンを担当。レッスン以外にも、コーディネーターとの学習カウンセリングや単語テストや模擬試験などのサポート体制が充実しています。短期間で100点以上スコアが上がった受講生が全体の55%(2018年7月~2019年7月)!日米英語学院のTOEIC®テスト対策コースには、目標級別の総合演習クラスのほか、苦手パートだけを対策するクラスなどのスキル別クラスがあり、必要なクラスを組み合わせて作成する個人別カリキュラムのおかげで短期間で目標達成できたという声をいただいています。

 

現在の英語力はどんなレベルか、いつまでに何点取得したいか、これまでどんな学習をされてきて、現在学習面でどんな悩みを抱えているか、などそれぞれの状況によって、目標達成へのアプローチ方法は異なります。日米英語学院では、まずは学校説明会(対面・オンライン選択可)にて、カウンセリングやレベルチェックを行い、お一人おひとりにピッタリのカリキュラムでの学習をご案内しています。レッスンは、通学/オンライン、グループ/マンツーマン、日本人講師/外国人講師から最適なチョイスで受講いただけます。TOEIC®テストスコアアップを実現したい方は、ぜひ一度、学校説明会にてご相談ください。

 

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