英検®準2級リスニングの対策法は?合格するための勉強法やコツを紹介!

2023.04.04資格対策
【アイキャッチ用】230404英検準2級リスニング
Summary あらすじ

英検®準2級の勉強をしているのに、リスニングが苦手でなかなか合格できない方はいませんか?英検®準2級のリスニング対策にはいくつかポイントがあります。簡単な単語なのに聞き取れない、どう勉強したらいいかわからないという方に向けて、英検®準2級のリスニングの問題の分析、そしてどのような学習方法がよいのかご紹介します。

 

 

英検®準2級リスニングの試験問題

【本文用】右斜め上を向き考えている女子学生

 

■試験概要

リスニングでは、日常生活に関する内容を理解できるか判断されるための内容となっております。リスニングは一次試験の中で行われ、筆記(リーディングとライティング合わせて75分間)の後に行われます。試験時間は約25分間で、第1部から第3部の3部構成になっています。部ごとの設問数は10問でトータル30問となります。放送回数はいずれも1回ずつですので25分間集中し続けられることが求められます。

 

準2級リスニングの試験問題概要の表です。問題数は30問で3部に分かれています。

 

■合格点

英検®2級リスニングのCSEスコアは、全30問で600点の配点となっており、一次試験のトータルCSEスコアの満点は1800点なので全体の31を占める配分ということになります。なお合格点は1800点中1322点となっていますので、全体としては65%の正答率で合格ラインとされています。リーディング、ライティングが得意な方はそのまま全体の65%の正答率を目指すとよいですが、リーディング、ライティングが不得意な方はリスニングの正答率の目標を65%より高く設定されたほうがよいでしょう。

 

■第1部

リスニング第1部では男女2人の短い会話が放送されます。最後の発話に対する応答として適切な答えを3つの選択肢から選択する形式です。なお問題冊子に選択肢の内容は記載されていないので、選択肢もしっかりと聞き取る必要があります。英文と質問は一度だけ読まれます。問題はNo. 1からNo.10までの10題で、解答時間はそれぞれ10秒です。

 

<会話文>

男性A:  June, have you finished writing your sales presentation yet?

女性B:  No, I haven’t, Mr.Begley.

A:  Well, please finish it today. I want to check it before the meeting tomorrow.

 

<選択肢>(問題冊子に記載はなく音声が流れる)

B:1 OK. I’ll finish it this afternoon.

2 Hmmm, I don’t like presentations.

3 Well, I showed it to you yesterday.

 

解答・・・1

 

■第2部

2部では対話を聞き、その質問に対して最も適切な答えを選択する形式です。

男女2人の会話とその会話に関する質問に対した回答を問題冊子に記載されている4つの選択肢から選びます。会話をしている人物は職場の同僚・友人同士・店員と客・家族同士などがよく出てくる傾向にあります。

英文と質問は一度だけ読まれます。問題はNo.11からNo.20までの10題で、解答時間はそれぞれ10秒です。

 

<会話文>

女性B:  Dad, can we go to the zoo next week?

男性A:  Sure, Lisa, I love the zoo. What animals do you want to see?

B:  Well, there’s going to be a special show at the dolphin exhibit. That’s what I want to see the most.

A:  Oh, great. That sounds like fun.

 

Question:What is one think the girl says about the zoo?

 

<選択肢>(問題冊子に記載され音声は流れない)

  1. It has a new dolphin.
  2. It has few animals.
  3. It will have a special show.
  4. It will be closing next week.

 

解答・・・3

 

■第3部

3部では、50語程度のパッセージに対して、問題冊子に記載されている4つの選択肢から適切な答えを選びます。パッセージでは架空の人物のエピソードや公共の場でのアナウンスについて出題されることが多いです。

英文と質問は一度だけ読まれます。問題はNo.21からNo.30まで10題で、解答時間はそれぞれ10秒です。

 

Mary’s favorite subject at school is art.Recently, one of her paintings won a prize in a contest.

Mary wants to study art at college and become a professional artist. She also hopes to have her own art store where she can sell paper, brushes, and paints.

 

Question:What is one thing that Mary wants to do in the future?

 

<選択肢>(問題冊子に記載され音声は流れない)

  1. Study to be a teacher.
  2. Become an artist.
  3. Make her own brushes.
  4. Win a prize in a contest.

 

解答・・・2

 

(第1部~第3部の問題:2022年度第3回検定一次試験過去問より)

 

英検®準2級リスニングの解き方のコツ

【本文用】英語学習テキストと赤いマーカ―

 

■第1部:瞬時に適切な答えを判断する

英検®3級では2回放送される場合もありましたが英検®2級では音源は1回しか放送されません。そのため、素早く答えを決める必要があります。各問題は10秒で次の問題に進んでしまうので、1つの問題に時間をかけてしまうと後ろの問題に影響が生じてしまいます。もしわからなかった場合はさっと気持ちを切り替えて、次の問題に集中して取り組みましょう。

 

■第2部:要点を頭の中で整理する

2部ではリスニングで流れるパッセージの内容に対して「なぜ」「なにが」「どうやって」などの情報を問う問題が多いです。音声を聞きながら「なぜ」「なにが」「どうやって」といったポイントを頭で整理して内容を理解する能力が求められます。音声が流れている間に少しでも気を抜いてしまうと答えることが難しくなりますので、集中し続けられる力も必要です。

 

■第3部:内容全体の把握と重要ポイントを抑える

2部と第3部は一見似ていますが、大きな違いは第2部では会話文形式、第3部は物語形式となります。具体的には、架空の人物のエピソードや公共の場でのアナウンスについてであることが多いです。複数の出来事がパッセージ内に詰まっているので、長いリスニングを頭の中で要約し、重要ポイントを抑えることができるかが重要となります。数字や人物名、名称、色、時間などが問われることもあるので、話の流れだけでなく重要なポイントも聞き取って記憶しておく必要があります。

 

■筆記試験の余った時間に選択肢を先読みしておく

試験中に使える技として、選択肢の先読みがあります。英検®準2級の試験はリーディングとライティングが先に行われ、その後にリスニング試験が始まります。問題冊子は共通であるため、筆記試験中でもリスニングの問題を見ることが可能になっている。筆記試験を早めに終わらせ、リスニング試験の問題を先読みしておくことで、どういった問題が出題されるのか予想しやすくなり、落ち着いてリスニングに挑めるでしょう。

 

 

英検®準2級リスニングで合格点を取るための対策と勉強法

【本文用】イヤホン・PC・ノート

 

■単語力を上げる

リスニングの点数を上げるためにはリスニング力が重要だと考えておられませんか?もちろんリスニング力は必要ですが、それよりも、ベースとなるフレーズや単語などの知識がリスニングには非常に大事です。知らない単語はいくらリスニング力があっても聞こえませんし、フレーズの意味を知らないと内容は理解できません。まず英検®準2級で必要とされる単語とフレーズの知識をつけましょう。単語を覚える際に、どう発音されるのか一緒に覚えておくと、リスニング問題で使えますのでお勧めです。

 

以前kotsukotsuで「スコアが伸びる!苦手な暗記を克服する効率的な英単語の覚え方

という内容の記事をご紹介しておりますので、そちらもご参考にしていただき単語力を上げていきましょう。

 

■シャドーイングを繰り返す

単語力をつけた後は、リスニング力を伸ばしましょう。そのために英語学習の筋トレともいえるシャドーイングをおすすめします。シャドーイングとは、きこえた英語を自分で発音するトレーニングです。スクリプトを見ずに、聞こえた音の2~3語遅れて復唱していきます。影のように音声の後をついて発声するのでシャドーイングと呼ばれています。シャドーイングをすることで正しい発音やイントネーションを体で覚えることができます。発音できない音は聞き取れないと言われているので、正しい発音を身に着けることでリスニング力が上がりますし、さらに英語を英語のまま理解する力が伸びるので英語を処理する速度が上がります。

 

また、聞こえてきた音を記憶してから声に出すトレーニングになりますので、リスニング試験で問われるパッセージ内容を記憶する力もつきます。シャドーイングを何度も繰り返しトレーニングして、弱点を克服しましょう。いきなりシャドーイングをするのは難しい場合が多いので、スクリプトを見ながらの音読練習から始め、徐々にシャドーイングができるようにしていきましょう。

 

■過去問を解く

英検®の一番の学習教材は「過去問」であると言えます。過去問をたくさん解いてリスニング問題に慣れましょう。慣れることでリスニングテストのパターンもわかってきますので、大きく緊張することなく本番に挑めるでしょう。過去問を問いてみて、聞き取れなかった箇所は後ほどスクリプトをしっかりと見て確認しておくことも大切です。聞き取りが苦手な方は、耳を英語に慣らすことが必要ですので、過去問は必ず本番前までに解いて耳を慣らしておきましょう。

 

■英語を聴くことに慣れる

英検®の問題ばかり使って勉強していてもつまらない、継続的に勉強できない、という方は、自分の興味のあるリスニングを行うのも効果的です。洋楽を聞いてマネする、映画やドラマを英語でみるなども、毎日続けられれば効果があります。英語学習用のラジオやポッドキャストも短くて聞きやすいのでおすすめです。

 

 

まとめ

【アイキャッチ用】220108英検2級時間配分

 

英検®2級は基礎的な語彙力や文法力のある人なら独学でも対策は可能です。一方で、試験までに時間が無い方、いつまでに取得しないといけないという期限がある方はスクールに通うことをおすすめします。教えてくれる人がいることで、短期間で効率よく英語力を合格ラインに引き上げることができますし、独学では難しいライティングの添削や二次面接の練習もすることが可能です。

 

■日米英語学院受講生の英検®2級合格率は70%!

日米英語学院で受講されている方の英検®準2級の合格率はなんと7020187月~20197月)。日米英語学院の英検®対策講座・コースには、目標級別の総合演習クラスのほか、リスニングや長文読解、基礎文法クラスなどのスキル別クラスがあり、これらを組み合わせて作成する個人別カリキュラムのおかげで、短期間で目標達成できたという声をいただいています。リスニングを克服するためのクラスもたくさんあります。

 

■受講生の声

Takutoさん、Kentoさん(高校生)|英検®準2級に合格

半年の受講で、ご兄弟2人揃って英検®2級に合格されました!

定期テストも点数アップ!「定期テストの英語の点数が50点だったのが、80点を取れました。」という嬉しいご報告をいただきました。

 

C.S.さん(中学生)|英検®準2級に合格

2ヶ月間週4回のプライベートレッスンで対策!みごと英検®2級に合格されました!

「限られた時間の中で、英検®に合格できたのでうれしかったです。」というコメントが届いています。

 

現在の英語力はどんなレベルか、いつまでに何級、何点を取得したいか、これまでどんな学習をされてきて、現在学習面でどんな悩みを抱えているか、などそれぞれの状況によって、目標達成へのアプローチ方法は異なります。日米英語学院では、まずは学校説明会(対面・オンライン選択可)にて、カウンセリングやレベルチェックを行い、お一人おひとりにピッタリのカリキュラムでの学習を無料でご案内しています。

レッスンも、通学/オンライン、グループ/マンツーマン、日本人講師/外国人講師から最適なチョイスで受講いただけます。通学まで考えていなくても、まずは相談してみると、情報が手に入ります。英検®準2級合格を実現したい方は、ぜひ一度、無料のレベルチェック・カウンセリングにてご相談ください。

 

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