中学生は英検®を受けるべき?メリットやおすすめの勉強法を詳しく解説

2022.08.02資格対策
【アイキャッチ用】220729中学生英検
Summary あらすじ

中学生は英検®を受けるべき?結論、受けるべきです。本コラムでは英検®の試験概要や合格基準、中学生が英検®を受けるメリット、何級を目標にすればいいのか、おすすめの勉強法を詳しく解説しています。ぜひ、ご覧ください。

 

 

英検®とは?

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■試験概要

英検®は公益財団法人日本英語検定協会が文部科学省公認で実施している、英語の学習レベルを測るテストです。紙の問題・解答用紙を使用する従来型と言われる形式の英検®は、年に3回実施されています。2級までであれば、通っている中学校でも団体受験があることが多いです。レベルは5級から1級まで7段階あり、読む・聞く・書く・話すの4技能の測定が行われます。3級以上は二次試験があり、個人面接としてスピーキングテストが行われます。

 

■出題形式と合格基準

筆記テスト(リーディング、ライティング)とリスニングテストを行う一次試験と、スピーキングテストを行う二次試験の2種類あります。

 

試験内容や試験時間は級によって変わってきます。

【英検®5級】一次:筆記テスト(25分)、リスニングテスト(約20分)/ 任意:スピーキングテスト(約3分)

日本英語検定協会 5級の試験内容

 

【英検®4級】一次:筆記テスト(35分)、リスニングテスト(約30分)/ 任意:スピーキングテスト(約4分)

日本英語検定協会 4級の試験内容

 

【英検®3級】一次:筆記テスト(50分)、リスニングテスト(約25分)/ 二次:スピーキングテスト(約5分)

日本英語検定協会 3級の試験内容

 

【英検®準2級】一次:筆記テスト(75分)、リスニングテスト(約25分)/ 二次:スピーキングテスト(約6分)

日本英語検定協会 準2級の試験内容

 

問題ごとの配点は公表されていないですが、級によって合格基準となる点数が決まっています。2級以下については、各技能60%程度の正解が、合格の目安となっています。

 

中学生が英検®を受けるメリット

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■高校入試で有利になる

多くの私立高校では、入試の際に英検®を持っていると、内申点が加算されます。高校によっては、英語の点数に加算されたり、英語試験自体免除になる場合もあります。中学生の高校入試で優遇の対象になるレベルは、英検®3級~準2級程度です。公立高校への入試では、点数加算はありませんが、推薦入試の際には、自己PRとなります。

将来、大学受験の時にも同様に、点数加算や受験免除など優遇を受けられることが多いですので、志望している高校の入試では必要ないという方も、中学生の内から英検®受験を積み重ねておくことで、大学受験で有利になります。

 

■英語学習の習慣化につながる

英語を身につけるためには、継続学習が必要となります。短期間で身に付くものではありませんので、時間をかけてじっくり学習を進めていかなくてはいけません。中学生の場合、学校の英語学習と並行して、英検®対策を進める必要になりますので、計画的に学習するようにしましょう。いつ、何級を受けるかの目標を決めて、無理なく習慣的に学習できるペースで学習していきます。どう勉強するかを考えるのも自分でやると、自分に合った英語の勉強方法が段々分かってきます。合格できたら次の級を目指す、と繰り返すことで、英語学習を習慣化することができます。

 

■外部試験の雰囲気に慣れることができる

本会場に申し込むと、自分の中学校ではなく、外部の試験会場で受験することが多いです。いつもの雰囲気とは異なる環境で受験することになるので、緊張するかもしれませんが、英検®を何度も受験していくと、外部試験の雰囲気に慣れることができます。周囲の雰囲気に左右されずに実力を発揮できるようになっていきますので、将来の入試など外部での試験の際に役立つことになります。

 

 

中学生が目標にすべき英検®は何級?

【本文用】英語学習テキストと赤いマーカ―

 

■中学卒業までに英検®3級は取っておきたい

英検®は級によってレベルが設定されています。英検®5級は中学初級程度、4級は中学中級程度とされており、3級が中学卒業程度となります。3級からは二次試験でスピーキングテストもありますし、中学生で英検®3級を持っていれば高校入試で優遇される高校も増えてきます。ぜひ中学卒業までに、英検®3級を取得しておきましょう。そうすることで、中学英語の基礎も身についていることになりますので、高校での英語授業にも落ちこぼれずについていけることになります。

 

■英検®3級を早期に取得できたら準2級を目指そう

英検®準2級は高校中級程度のレベルとなり、難易度はぐんと上がります。とはいえ、中学英語をマスターしていれば、高得点は取れなくても合格点に達することはできます。中学生の間に英検®準2級を取得していれば高校入試にも更に自信をもって望むことができますので、早めに3級に合格できたら、準2級も目指しましょう。

 

■英検®2級は必要ない?

英検®2級は高校卒業程度のレベルですので、普通の中学生にとっては、そこまで目指す必要のない級となります。ただし、自分の志望校の条件に、英検®2級以上で大きな優遇措置が受けられる場合は、目指すことも可能です。入試は1度きりの試験ですので、失敗したら終わりですが、英検®は中学生の間に何度も受験することができますので、他の教科の受験勉強を始める前に、チャレンジして高い級を取得しておくと良いです。受験勉強を本格的にはじめた時に、英語学習の時間を他の教科に充てられるなどのメリットもあります。

 

英検®2級の詳細については、こちらも参考にしてみてください。

英検®2級はどれくらいのレベル?知っておきたい合格点と勉強方法

高校生の英検®2級合格率は?準2級との違いから対策方法まで紹介

 

 

英検®におすすめの勉強法を紹介

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■学校での勉強を軸にして取り組む

英検®に必要な英語の基礎力については、中学校の授業で学ぶ内容で身につけることができます。学校の英語授業に真剣に取り組んで理解し、宿題などで課題数をこなし、定期テスト対策で習得すると良いです。公立の中学校であれば1年間で習得する内容はどこも同じです。必要な単語・文法が省略されることはありませんので、英検®を受けるにあたって、自分だけ習っていない、ということは起こりません。

スピーキングテストについても、教科書の音読を発音に注意しながら授業に参加しておけば大丈夫です。自分の発音やイントネーションで癖や改善点があれば、学校や塾で先生に聞いてもらい、修正しましょう。

 

■問題集を解く

市販で、英検®の過去問題や練習問題などを収録した問題集はたくさん販売されています。基礎力を学ぶのは中学校の英語勉強で問題ありませんが、問題形式を知ることで、合格率を上げることができますので、ぜひ問題集を利用しましょう。どんな問題がどのような形式で出題されているかを事前に確認しておくことで、試験当日は安心して問題を解くことができます。問題集を選ぶときには、試験の全体がわかるものや、リスニング対策用の音声がついているものを選ぶと、勉強しやすくなります。

 

■スピーキングテスト対策にはラジオ英語を

従来型試験の英検®3級以上は、スピーキングテストは面接会場で、個人面接のような形で行われます。S-CBTというパソコンで受験する試験であればパソコン画面に向かってマイクでふき込む形式です。4級や5級のスピーキングテストはご自宅のパソコンでマイクにふき込む形式です。全ての試験において、スタートから終了まですべての指示は英語で行われます。

対策としては、英語を普段から聞き、口から発する練習が必要になります。学校の教科書の音読でも対策になりますが、更に英語に触れる簡単な方法として、NHKのラジオ英語の活用がおすすめです。レベルごとにいくつかの番組がありますので、自分の聞きやすいレベルのものを聞いてみましょう。英語を聞いてリピートすることでスピーキング力を大きく伸ばすことができます

 

 

まとめ

【本文用】黒板の前に笑顔で立つ中学生と教師

 

中学生が英検®を受けるメリットや勉強法、何級を目指せばよいか、お分かりいただけましたでしょうか。中学生の間に、目標級を定めて継続的に英語学習を行っておくことで、将来英語が得意になり、人生の選択肢が増えます。ぜひ目指してみましょう。自分では勉強を進めるのが難しい、効率的に学習を進めたい、という方は、英検®専門スクールや英会話スクールに通うこともおすすめです専門のスクールでは、自分のレベルにあったきめ細かな指導を受けられますし、伸び悩んでいるときに相談でき、アドバイスを受けることができます。また、同じ目標に向かって勉強する仲間と出会え、目標達成に向けた勉強を続けるモチベーションになります。

 

■英検®対策は日米英語学院へ

日米英語学院では、各受講生の現在のレベルから目標スコアを必要な期間で取得するため、個人別カリキュラムをお作りして効率的に学習いただいています。英検®対策のプロである日本人講師が主にレッスンを担当。スピーキング対策は外国人講師のレッスンで実践力を付けるなどの組み合わせも可能です。日米英語学院の受講生の英検®合格率は一般的な平均の2倍以上!英検®対策講座・コースには、目標級別の総合演習クラスのほか、リスニングや長文読解、単語・熟語対策クラスなどのスキル別クラスがあり、これらを組み合わせて作成する個人別カリキュラムのおかげで短期間で目標達成できたという声をいただいています。

レッスンは、通学/オンライン、グループ/マンツーマン、日本人講師/外国人講師から最適なチョイスで受講いただけます。英検®合格を実現したい方は、ぜひ一度、学校説明会にてご相談ください。

 

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